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いま、そのとき、かんがえつつあること。

自分のカラをぶっこわす

2005-07-10 | ほん
高校生のころ、よく仲よしの友だちと禅問答のような議論をよくしていた。相手は、学校一の優等生さん。わたしゃ、英語だけは得意だった、やる気のない いねむり小僧だった。アメリカ先住民の文化を尊敬していた わたしは、哲学なるものが だいきらいだった。一方、その友だちは、エヴァンゲリオンをみて哲学にめざめたのこと。

そんなこんなで、いままで哲学系の本をまともに よんだことはなかった。だけども、ようやく最近 興味をもつようになってきた。まずは、ラッセルね。なかなか おもしろそうだと おもったですよ。そこで◆ラッセル『哲学入門』ちくま学芸文庫をだいぶ前に かってきた。あとは、むかしから科学論が わりと すきだったので◆戸田山 和久(とだやま・かずひさ)の『科学哲学の冒険』をちょっと前に。わりと名著だと おもう。科学的実在論の立場をはっきりと うちだしているのが いい。あとは、わりと本屋でも目についていた◆オンフレ『<反>哲学教科書』。さらには、なにを血まよったのか、◆ソーカル/ブリクモンの『「知」の欺瞞』まで かってしまう。ついでとばかり、つい先日、◆金森 修(かなもり・おさむ)の『サイエンス・ウォーズ』も。

とある人に、メルロ・ポンティをすすめられてるのですが、まだ そこまで余裕はない。みすず書房の本は、あんまり よむ気にはならないのよ(笑)。そんな読書家じゃないしね。

科学論でいえば、グールドが すごい すきなんですが、◆マークス『98%チンパンジー』は、けっこう お気にいり。まだ途中だけども。おもわず かってしまったのが、◆ワート『温暖化の<発見>とは何か』。これは、全部よまねばと。前、チャットで温暖化について議論したときに、温暖化論は原発推進派による政治的な主張だという話を紹介して、温暖化なんか してないのではないか?などと ゆうてた。けれども、いろいろ検索してみると、まぁ そこまで断言もできないようだと感じるようになった。この本をよめば、だいぶ頭が すっきりしそうだ。

ちなみに、温暖化論の政治性を指摘した本は、手もとにあるのでいえば、◆池田清彦(いけだ・きよひこ)『やぶにらみ科学論』ちくま新書と◆槌田 敦(つちだ・あつし)『<増補・改訂新版>環境保護運動はどこが間違っているのか?』宝島社文庫。まだ入手してないが、本格的なものとして、◆薬師院 仁志(やくしいん・ひとし)『地球温暖化論への挑戦』がある。あ、この人って◆『英語を学べばバカになる-グローバル思考という妄想』光文社新書の人なのね。

参考になるウェブページとしては、「地球温暖化の科学論」「『地球温暖化論への挑戦』への挑戦」など。

で、まぁ、自分のカラをちっちゃく つくってしまわないで、なんでも とりこんでいくのが いんじゃないかと、最近おもうわけです。

おまけの紹介。◆カプラン『死体の晩餐-動物の権利と菜食の理由』。この題は、あてつけだなぁ(笑)。◆山内 昶(やまうち・ひさし)『ヒトはなぜペットを食べないのか』文春新書と いっしょに よみたいところ。

グーグル:「哲学学」