湯めぐり四方山話 & 和の音

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「鹿の湯」  那須湯本温泉 元湯  (栃木県)

2013-10-31 | 栃木の温泉
那須湯本温泉の元湯「鹿の湯」

昨年度、那須温泉に来た時、
「鹿の湯」に入るのを楽しみに来ているご夫婦に出会った。
なんと わざわざ前日の夜に来て、道の駅「友愛の森」で一泊車中泊し
次の日の 朝一番の「鹿の湯」を狙っていた。
ふ~ん 「鹿の湯」ねえ~ 
「そんなに「鹿の湯」は いいですか??」と
その二人に聞くと・・・
ご主人のほうが「それは、もう入ってみないとわからないよ」
「那須温泉で一番だから・・なんてたって元湯なんだから・・」と言う。

その時は、「自遊人の温泉パスポート」や「温泉博士の無料手形」で
「小鹿の湯」と「旅館 山快」の二つの那須温泉に入れたので
ただでさえ人が多いという「鹿の湯」には、入らなかった。
しかし・・「鹿の湯」の名はこの時、しっかりと頭に入った。

今回は、「まっとうな温泉」の無料手形があり
念願叶って・・入れた

「鹿の湯」に行くには2通りある。
一つは「那須湯本温泉」の一番奥の「那須高原観光案内所」の無料駐車場に車を停めて
そこからは徒歩で、小さい橋を渡って、石段を下りて行く方法

もう一つは、車であと少し北上し湯川橋を渡り、そこから
「鹿の湯」の細長い駐車場に車でおりて行き 直に建物横に車を駐車する方法だ。

なんせ人気の湯なので常に人が多いらしい・・
そこで、我々も「道の駅 友愛の森」に一泊し
朝の時間帯の「鹿の湯」を狙い、車で建物横まで行くことにした。

駐車場への「鹿の湯」の敷地

すでに車が数台停まっている。




「観光案内所」から徒歩で降りてくる小道が左側に見える。


「鹿の湯」の建物は、少しなだらかな坂の上にある。

ひなびた木造の建物で味がある・・


中に入ると

「鹿の湯」の由来の「鹿の頭の骨」もある。

浴室は・・男女別のれんの先


浴槽までの渡り廊下から見える景色

下を流れている湯川が温泉成分で真っ白なのがわかる。

右手が湯屋なのだろう・・

浴室内は、早朝にもかかわらず入浴客がどっさりいた。15人くらい?かな・・
幸い浴室には浴槽が5つもあり(正方形のが4つ、大きな岩風呂が一つ)
これら全部の浴槽は湯の温度がちがうからすごい。
41度~46度まで一度くらいずつ浴槽の湯温を変えて設定してある。
入口あたりには、入浴前の「かぶり湯用」の細長い湯桶もあり
その中にも熱い源泉が湯が並々と掛け流されている。

一通り全部の湯に入ってみたが、46度以上はちょっと足を入れただけで
「あちィ~!!」と悲鳴を上げてしまった。
結局 41度~42、5度くらいまでの湯に落ち着いたが
全部の浴槽を交互に出たり入ったり、結構楽しんだ日。

(鹿の湯データー)
(泉質)   単純酸性・硫黄温泉
(入浴時間) 一回にお湯に浸かる時間は2~3分程度とし、上がっては休み
       またお湯に浸かるを繰り返し、全体で15分間が適当。
       「短熱浴」の浴法なので、長湯は避けること。

浴槽には人が多く 浴室写真はとても撮れない。
そこで「まっとうな温泉」本の紹介写真(男性用の浴室風景)ページを
カメラで撮りここに紹介するとにした。

(映像がわるいが浴槽の雰囲気はわかるだろう)

帰り道、駐車場はもう一杯になり、次々と入りたい車が待機している始末・・
慌てて、車を出しての帰り道
駐車場を出たところに「湯川橋」があり
そこには「殺生石」「賽の河原」の表示がある・・
行きには気が付かなかったので、車を停めて少し様子を見に行った。



なかなかすごい景色が「鹿の湯」のすぐ近く、駐車場を出た所にある。




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