労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

新聞記者 「この国の民主主義は形だけでいいのだ。」 良いわけない!

2019-07-03 | いい映画観てますか?(邦画)

【20 試写会4】 ジャーナリストの父親が誤報のために自殺した東都新聞社会部の若手女性記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)は、総理大臣官邸における記者会見でただ1人鋭い質問を繰り返し、官邸への遠慮が蔓延する記者クラブの中で厄介者扱いされ、社内でも異端視されていた。
そんなある日、吉岡は上司の陣野から大学新設計画に関する調査を任される。極秘情報が記された匿名のファックスが社会部に届いたためだ。彼女が調査を進めた結果、内閣府の神崎という人物が浮上してくるが、その矢先、神崎は自殺してしまう。
神崎の死に疑問を抱いた吉岡はその調査の過程で、内閣情報調査室の若手エリート官僚・杉原拓海(松坂桃李)と巡り会うが、彼は現政権に不都合なニュースをコントロールする立場でありながら、神崎の死に疑問を持っていた。神崎は彼の元上司だったのだ。立場の違いを超えて調査を進める2人の前に、ある事実が明らかになる。


 東京新聞記者・望月衣塑子の著書「新聞記者 (角川新書)」を原案にしたサスペンスドラマ、国家の闇を追う記者と若手エリート官僚が、それぞれの正義を貫こうとするという映画。


 首相肝いりの大学新設の極秘文書流出を巡るサスペンス劇、劇中に出てくる疑惑や事件の元ネタは誰が見たって一目瞭然で、フィクションであるが現政権批判は明らか。

 NHKが大本営発表の政府広報に成り下がり、大手報道機関の多くが政府の御用メディアへとなり、政権批判が日増しに困難となっていく昨今の日本。
意を決して、真実を話す、正義を貫く、悪を暴く、そんな官僚や政治家、公務員、ジャーナリストは、ある大きな力で、干され、更迭され、社会的に抹消され、または死に追いやられる。
またはスキャンダルをねつ造されたり、ファクトニュースを流されてしまったりする。


 「君なら自分の父親にどっちを選択して欲しい?」

 一方で、その大きな力に忖度すれば、高級国民へと昇華していく、または大きな利権を得る。
しかしその裏側に堂々とメスを入れようとしている本作の持つ意義は大きい。
今この国で良心に従って行動することの難しさを映し出しつつ、国民一人一人の持つべき良識が問われる映画だ。

 「この国の民主主義は形だけでいいのだ。」、良いわけない!

 菅官房長官との記者会見におけるバトルを展開し官房長官のメディア弾圧を受けている望月衣塑子記者。
「行政がゆがめられた」として、一連の加計学園問題について「告発」に踏み切った前文科事務次官の前川喜平氏。
権力と新聞の大問題 (集英社新書)」「米国人ジャーナリストだから見抜けた日本の国難 (SB新書)」の著書で知られる元ニューヨーク・タイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏。
そして南彰新聞労連委員長が、本人として劇中のテレビ座談会のメンバーとして出演している。

 7月21日(日)投開票で、明日(7月4日)、参議院選挙が公示される。
「この国の民主主義は形だけでいいのだ。」と思っている政治家や政権を倒すための参議院選挙となりますように。
 
     
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