【🎦30 うち試写会1】金曜は在宅勤務にさせて貰って(雨やったから傷口を濡らしたくなかったから)、土日の休みを経て、今日出勤したら、普通に歩いていること、皆に喜んで貰えた ♪
家族を被写体にした卒業制作が高評価を得た浅田政志(二宮和也)は、専門学校卒業後、さまざまな状況を設定して両親、兄と共にコスプレした姿を収めた家族写真を撮影した写真集「浅田家」を出版し、脚光を浴びる。やがてプロの写真家として歩み始めるが、写真を撮ることの意味を模索するうちに撮れなくなってしまう。そんなとき、東日本大震災が発生する。
第34回木村伊兵衛写真賞を受賞した浅田政志の著書「浅田家」「アルバムのチカラ」を原案にした人間ドラマ、家族写真を撮りながら成長していく主人公の姿を描くという映画。
前半は天衣無縫な次男坊の浅田氏が家族写真を撮るようになるまでの経緯をほのぼのとしたコメディ・タッチで、後半は東日本大震災で津波に流された写真を持ち主に返すボランティア活動に参加した浅田氏をシリアスな目線で描く二部構成。
過去から現在までの前半パートと、震災後の後半パートで、少し映画の全体的なバランスが崩れているようにも感じて、ちょっとちぐはぐしてしまう。
そして時としてベタに感じられるほどベタな場面も多いが、ストレートに“家族の愛情と絆”を描いており、しかもけっして感動の押しつけになっていないので、気持ちよく泣くべきところでは泣かせてもらえた。
主人公を演じる二宮和也が、ミスキャストではないかと思っていたのだが、いつの間にキャラクターとも同化し、しっくりしているし、上手い具合に力も抜けていて、いい演技だった。
脇を固める俳優陣の抜け加減もほどよくて、特に普通の青年を演じる菅田将暉が新鮮であり、素晴らしい演技だった。
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