労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

シャンハイ 戦史ものでありスパイものであり恋愛ものであり・・・上海租界さながらに複雑~

2011-08-23 | 🎥いい映画観てますか?(アジア)
 今日は先日購入した製本機(なんと40万円もするねんで!)を使って、明後日のうちの労組の一つ上のローカルセンターとしての位置づけの労組連合会の、定期大会の議案書を作った。
86ページの冊子、コツがわからず10冊くらい失敗したけど、コツがわかってからは印刷屋さんに出した並の議案書が出来上がった!
すごい!・・・がこれでまたどっかで仕事が無くなって雇用が減るのだ・・・複雑・・・o( ̄ー ̄;)ゞ


=47 -8-】 予告編で、この映画は絶対に観ておかなくてはならないと確信していた、うん、期待は裏切られなかった。

 1941年の上海には、イギリス、アメリカ、日本など列強各国が租界を置き、覇を競っていた。上海に赴任したばかりの米国諜報員のポール・ソームスは、親友でもある同僚・コナーが日本租界で殺されたとの知らせを受ける。コナーにはスミコという日本人の愛人がいて、上海三合会のボスのランティンを調査していた。あるパーティーで新聞記者と偽ってランティンに接触したソームスは、妻のアンナや日本軍大佐のタナカと出会う…。 


 アヘン戦争の代価として1842年に誕生した上海租界、この映画の頃には英米列強の租界を纏めた共同租界と、フランスのフランス租界、そして力ずくで認知させた日本租界があったと映画では解説していた。
租界(そかい)は行政自治権や治外法権をもつ清国(のちに中華民国)内の外国人居留地のことを言うらしく、この映画で知った。
ネットの和英辞典で調べたら「a concession; a settlement」となっているが、この映画ではsectorとされていた。
セクターっがそれっぽいな。

 アメリカ代表はジョン・キューザック、中国代表のコン・リー、香港代表のチョウ・ユンファ、日本人代表は渡辺謙と菊地凛子(このスケールになると急に偉大な女優だと感じる俺?)、国際色あでやかにキャスティング濃いね~渋いね~、つーってなんてったてデヴィッド・モースが渋い!


 歴史的な背景に絡めたリアルなサスペンス、そこで躍る日本軍人・米国人スパイ・中国人商人・反日レジスタンスなどの微妙で複雑に絡み合う駆け引き、リアルで大規模なセット・美術・衣装が複雑でかつ深い深いストーリーをリアルに彩る、という映画だ。
あんな主人公(ジョン・キューザック演じるポール・ソームス)がなんでそんなにもてるねんって個人的なつっこみどころがあったけど、でも、時間を忘れる展開といい感じで頭を使わせていただけて、けっして意地悪しないストーリーは、良かった!
テレビかレンタルで、もう一度、いろんな細かいところを確認しながら観たい。
もし、あそこであーなってこーなっていたら日本軍の真珠湾攻撃はなかったのか!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビギンの島唄 オモトタケオベ... | トップ | 1997年8月の波乗り日記 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日米開戦直前 (KGR)
2011-08-23 12:22:23
日米開戦に向かう日本軍、アメリカの情報部、そして反日レジスタンスと日本に加担する中国人の思惑が絡んで、陰謀渦巻く上海で愛憎劇が繰り広げられる。
ざっくり書いちゃうと期待した通りになっちゃうんですが、なんか陰謀/スパイ部分が中途半端でした。
コナーにしても結局嫉妬で殺されちゃったわけで、極秘事項をつかんで暗殺されたわけじゃなく、犬死に/無駄死にですよね。
折角のセットとキャストがもったいない気もしました。
返信する
  実は人間ドラマだったのですね (  KGRさんへ)
2011-08-23 12:51:06
  そのわりにはキャストが豪華すぎて。

  最初はスパイドラマだと思ってみてましたが、
  謎がさほど深くないので、途中から人間ドラマだと割り切って見ることに切り替えました。
  みんな誰かを裏切り、裏切られ。
  でもぐちゃぐちゃにはならない、というラストが良かったです、自分としては。
  もっと尺取って、サスペンス的な要素を深くしてくれたら、
  華キャストが浮かばれた大作になったのに・・・というのが少し残念。
返信する

コメントを投稿