- NIRVANA Nevermind - 1991/09/24
前にMTVアンプラグドを紹介したときに書きましたが、これをライブ版を聴いた後に購入。
売れてるCDだってことは知っていたけど、音を知らなかった。
その頃、サーフィン・ビデオなんかのBGMは、ペニーワイズとかのグランジやメロコア、オルタナティヴが主流だったので、自分たちよりちょっと下のサーファーらの間では超有名アルバムになってました。
でも、ビデオでは親しんでいるアメリカン・オルタナティヴやグランジでも、俺らちょっと大人(20代半ば)の普段聴きの音楽はレゲエばっか聴いてたんで、ニルヴァーナ知るのん遅れてたんやね。
◆ 90年代ロックにおいて、最も重要な意味をもつ作品である。
パンク/ハードコアを基調にしたハードエッジなサウンドとポップなメロディが奇妙に同居した本作は、アメリカン・オルタナティヴ、グランジを一気にメジャー・シーンへと引っ張りあげた。と同時に、先行きの見えない時代の閉鎖感をカンペキに表現し尽くした。特に大ヒット曲<1>の「Hello, Hello, Hello, how low?」(ハロー、ハロー、どのくらいひどい?)というフレーズは、殺伐(さつばつ)とした空気を見事に表している。全世界で1000万枚以上のセールスを記録した。◆
しかし、手に入れてしまったら、もうかなり聴きこんだ。
なかなか飽きなかったなあ。
◇ ニルヴァーナのプロフィール ◇
ロック・シーンにおいては未だ周辺地域でしかなかった米西海岸ワシントン州シアトルのインディ・レーベル、サブ・ポップから89年にシングル「ラヴ・バズ」でデビュー(当時のドラマーはチャド・チャニング)。
同年、デビュー・アルバム『ブリーチ』発表。
91年にメジャー・レーベル「デヴィッド・ゲフィン・カンパニー(DGC)」に移籍し、セカンド・アルバム『ネヴァーマインド』を発表。
当時、ハード・ロックを含む全てのサウンドが、MTVやラジオでのオン・エアに適する中高音域を強調した軽いサウンド・プロダクションになっていましたが、ニルヴァーナとプロデューサーのブッチ・ヴィグはこの『ネヴァーマインド』でそんなセオリーを全く無視。
パンキッシュなアティテュードを込めた歌詞と、確信犯的に中低音域を突っ込んだヘヴィ・サウンドを展開。
しかもファースト・シングルの『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』は「hello, hello, hello, how low?(ハロー、気分は最低かい?)」というネガティヴなメッセージを放出する、業界の常識からすれば、「最低の」ファースト・シングルでした。
このアルバムは、アメリカ国内での初回出荷数がわずか25,000枚足らず、しかもプロモーションのためのツアーもなし、という悲惨なスタートを切りました。
しかし関係者の予想は見事に裏切られ、『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』はラジオとMTVで爆発的なオン・エアを稼ぎ、全米のロック・キッズがあのフレーズに合せてヘッド・バンギング。
それに呼応してアルバムが全米で300万枚以上のセールス、アルバム・チャートの1位を獲得。
ニルバーナの伝える「憂鬱」「苛立ち」「不安」そして世間に中指を立てる姿勢が、社会にフラストレーションを抱えるジェネレーションXといわれる世代の若者に共感を生んだのです。
この大ヒットは、アメリカのミュージック・シーンがそれまでずっと目をそむけてきた「重さ」、「暗さ」という要素を表舞台に引きずり出し、それまでのロックの文体を完全に破壊してしまいました。
このアルバムを境にして、瞬く間に彼らのフォロワーが続々とシーンに登場し、世界中に<グランジ>の毒が撒き散らされることになりました。
前にMTVアンプラグドを紹介したときに書きましたが、これをライブ版を聴いた後に購入。
売れてるCDだってことは知っていたけど、音を知らなかった。
その頃、サーフィン・ビデオなんかのBGMは、ペニーワイズとかのグランジやメロコア、オルタナティヴが主流だったので、自分たちよりちょっと下のサーファーらの間では超有名アルバムになってました。
でも、ビデオでは親しんでいるアメリカン・オルタナティヴやグランジでも、俺らちょっと大人(20代半ば)の普段聴きの音楽はレゲエばっか聴いてたんで、ニルヴァーナ知るのん遅れてたんやね。
◆ 90年代ロックにおいて、最も重要な意味をもつ作品である。
パンク/ハードコアを基調にしたハードエッジなサウンドとポップなメロディが奇妙に同居した本作は、アメリカン・オルタナティヴ、グランジを一気にメジャー・シーンへと引っ張りあげた。と同時に、先行きの見えない時代の閉鎖感をカンペキに表現し尽くした。特に大ヒット曲<1>の「Hello, Hello, Hello, how low?」(ハロー、ハロー、どのくらいひどい?)というフレーズは、殺伐(さつばつ)とした空気を見事に表している。全世界で1000万枚以上のセールスを記録した。◆
しかし、手に入れてしまったら、もうかなり聴きこんだ。
なかなか飽きなかったなあ。
◇ ニルヴァーナのプロフィール ◇
ロック・シーンにおいては未だ周辺地域でしかなかった米西海岸ワシントン州シアトルのインディ・レーベル、サブ・ポップから89年にシングル「ラヴ・バズ」でデビュー(当時のドラマーはチャド・チャニング)。
同年、デビュー・アルバム『ブリーチ』発表。
91年にメジャー・レーベル「デヴィッド・ゲフィン・カンパニー(DGC)」に移籍し、セカンド・アルバム『ネヴァーマインド』を発表。
当時、ハード・ロックを含む全てのサウンドが、MTVやラジオでのオン・エアに適する中高音域を強調した軽いサウンド・プロダクションになっていましたが、ニルヴァーナとプロデューサーのブッチ・ヴィグはこの『ネヴァーマインド』でそんなセオリーを全く無視。
パンキッシュなアティテュードを込めた歌詞と、確信犯的に中低音域を突っ込んだヘヴィ・サウンドを展開。
しかもファースト・シングルの『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』は「hello, hello, hello, how low?(ハロー、気分は最低かい?)」というネガティヴなメッセージを放出する、業界の常識からすれば、「最低の」ファースト・シングルでした。
このアルバムは、アメリカ国内での初回出荷数がわずか25,000枚足らず、しかもプロモーションのためのツアーもなし、という悲惨なスタートを切りました。
しかし関係者の予想は見事に裏切られ、『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』はラジオとMTVで爆発的なオン・エアを稼ぎ、全米のロック・キッズがあのフレーズに合せてヘッド・バンギング。
それに呼応してアルバムが全米で300万枚以上のセールス、アルバム・チャートの1位を獲得。
ニルバーナの伝える「憂鬱」「苛立ち」「不安」そして世間に中指を立てる姿勢が、社会にフラストレーションを抱えるジェネレーションXといわれる世代の若者に共感を生んだのです。
この大ヒットは、アメリカのミュージック・シーンがそれまでずっと目をそむけてきた「重さ」、「暗さ」という要素を表舞台に引きずり出し、それまでのロックの文体を完全に破壊してしまいました。
このアルバムを境にして、瞬く間に彼らのフォロワーが続々とシーンに登場し、世界中に<グランジ>の毒が撒き散らされることになりました。
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