未完の世界 Imperfect World

アーティスト佐々木久枝のブログ
自身の作品、生花と墨象を融合させたアートについて紹介。そして時々日々のこと。

最近の作品の変化 ちょっとした発見

2020-01-24 16:07:57 | 作品
昨日の記事に続きます。

自分が描いたものではあるのですが、違うパーツを組み合わせると、おもしろい表情になることに気づきました。

そんな時、ネットで偶然「金継ぎ」を見かけたのです。

「金継ぎ」と言えば、日本の伝統的な、壊れた陶磁器の修復方法です。
今まできれいだなあと思ってはいたのですが、あくまで陶磁器のものだと思っておりました。
金継ぎをネットで色々調べてみると、ものすごく美しい世界が広がっていました。
そして違うパーツを合わせる「呼び継」という方法があり、そしてアートへの広がりがユニークで、たくさんの表現の可能性を見て、ますます興奮してしまいました。

そこで、この違う墨で描いた作品のパーツを金継ぎ風にしてみたらおもしろいかも!と思いついて、早速ワクワクしながら、作品を切り刻みました(笑)。

そして最初に試しに作ったのがこちらです。




昨年4月、フランスのサンリス(パリから40kmほど北にある街)で教会で展示するイベントがあり、そこに新たにこの金継ぎ風の作品を制作して参加しました。教会での展示はいつかしてみたいと思っていたので、このような形で叶って嬉しかったです。
私は現地には行けなかったのですが、パリ在住のピアニストの方が写真を撮ってくださいました。



当時は嬉々として作ったのですが、今見るともっと改良の余地がありますね。
伸びしろがあると思いたい…。

今年も4月に同じ場所でのイベントがあり、参加します。
少し進歩したのではないかと自負?してます。

ではまた明日。多分。


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最近の作品の変化

2020-01-23 18:47:04 | 作品
今日は1月23日。
いちにさん、なのでなんとなくリズミカルな感じ。
ふとブログを書いてみようかと思い立つ

さて、何を書く?

少し考えて作品のことについて書くことにしました。
これからしばらくブログも続けてみようかと思います。
(いつまで続くかわからないけど)

自分の頭の中を整理することも兼ねて。




私の作品は以前は、生花と墨で描いた抽象画と組み合わせたもの。
これらは、私のオリジナルであると自負しています。

例えばこんな感じ。


アート活動をしていくにつれて、海外の展示に参加する時、私が行けない場合や、花を使えない場合もあって、その時は写真作品を送ったりしていました。
しかし、一昨年くらいから実際に墨で描いたものを展示したいと思うようになり、花はつけられないから、上に造花でもいいから(プリザーブドフラワーだと、壊れやすいし、色素が紙についてしまうので、却下)花びらをつけてみようと思い立って、制作してみたところ、面白い感じになりました。

そして作った作品はこちら


作品は描いたものをトリミングしたのですが、トリミング後の作品を別々に組み合わせるとこんな感じに。


別々の作品なのだけど、不思議な相乗効果があっておもしろいなあと思ったのでした。

そこからまた発見がありました。

続く





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フランスへの旅 その9 完結編

2019-11-12 11:27:23 | 旅行
ズルズルと引きずってしまいましたが、これでやっと終わります。
もう少しお付き合いください。


今回の旅は、失敗を含め充実していました。迷子になって歩き回った時間はかなり多く、WiFiを持ってこれなかった自分に落ち込みましたが、自分が行きたいところに行くことができて心の底から喜びが湧き上がってきました。
海外一人旅のハラハラドキドキも久々に体験して冒険野郎の感覚が蘇ってきたのも嬉しかったです。
(だんだん歳を重ねるとチャレンジすることに腰が重くなっていくのを実感しています。)

知り合いは多くないですが、旅の醍醐味は人との会話なのではないかと思ったりします。

何気なく入ったリヨンのワインショップのお兄さんは私につまみのサラミ(おいしかった!)を勧めながら、私の好みを辛抱強く聞いて(私のフランス語が下手すぎなのと、英語でどう表現するかあまり考えたことがなかった)、選んでくれました。
彼は日本語を勉強しているらしく、片言の日本語を話してくれました。
異国の地で日本語を聞くとホッとしてしまうのは年のせいなのかなあ。
その時に買ったリヨンのワインはとてもフルーティで個性的でおいしかった!
(私はあまりワインに詳しくはないけど)

オートリーヴへ行くバスの運転手さんの笑顔にもホッとしたなあ。

リヨン行きの電車の中では隣に座ったフランス人のおじさんと話をしたのですが、私はフランス語で話をしているのに、向こうは英語で返してくる。
きっと私はフランス語がわからないだろうからと気を使ってくれたのだろうなあと思うと、フランス語の勉強がんばらねばと一瞬(?)気合が入りました。

パリで行ったスタバでは、レジのおにいちゃんにカップに書く用に名前を聞かれ、アルファベット(一応フランス語発音)で伝えたら、「ヒサエさんですね。日本人の方ですか?」と流暢な日本語で話しかけられてうれしかったのも良い思い出の一つです。
しかも海外で私の名前をきちんと発音したのは、彼が初めてだと思います。
日本にはまだ来たことがないけど、日本が好きで日本語を勉強しているのだそうだ。もっと突っ込んで色々話をしとけばよかったなあ。

だいたい私の名前はアメリカだと「ハイサエ」(ハイサイおじさんのようだ)または親しみのない名前なので、アルファベットで呼ばれたりする。
フランスに至っては「イザエ」と発音されたりする。
国際的でない名前をつけた親を軽く恨んだけども、今はいいネタができたとも思っています。



細々といろんなことがあったけれど、今度旅するときはもっといろんな人と話をしたり交流したいなあ。
何を見た、食べたとかも、もちろん大事だけど、自分の感じたことや目には見えない思い出もたくさん心に刻まれます。
私はこれからもたくさんの経験をしたいし、これからもチャレンジを続けたい。

また旅するぞー。


おわり


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フランスへの旅 その8 パリ編 グランド・モスケ・ドゥ・パリ

2019-10-25 19:05:01 | 旅行
また時間が空いてしまいました。
毎日とか頻繁にブログを書く人、尊敬します。


さて、夏のフランス旅、パリ編。
旅の後半は暑さと迷子でかなり歩いたため、かなり疲労がたまっておりました。
それでも貧乏性なので、ついつい動いてしまいましたが。

パリで一度行ってみたかったところの一つが、グランド・モスケ・ドゥ・パリです。
パリにあるイスラム教の寺院で、モスクが美しいと聞き、これは自分の目で確かめねばと思い、旅のリストに入れておきました。
地図で見たら、滞在先から歩けなくもない、旅に出たら、地下鉄もいいけど、風景を見ながらの散歩もいいよねっと甘く考えてしまい、結局迷子になりながら余分に時間を費やしてしまいました。
でもそうやってたどり着いたモスケ・ドゥ・パリは美しかった!
繊細なアラベスクの模様に感激し、作っているときは気の遠くなるような作業だっただろうなあと思わないではいられませんでした。












ここにはカフェも併設されています。
お茶をしに入りたかったのですが、混んでいて入れそうもなくて断念しました。
ミントティー飲んで見たかったな。


続く(まだ続くんかい!)



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SWAY Gallery London で開催されるグループ展に参加します。

2019-10-16 19:07:03 | 展示
来週10/24-29まで、ロンドンにあるSway Galleryで開催されるグループ展に参加します。

BEYOND VAGUENESS
– Aesthetics of Japan –
A group exhibition of unique and creative Japanese artists,
curated by Artrates

2019, 10.24-29
Sway Gallery London

詳しくは

こちらから


なんか私の作品が縦長になっているような...
まあいっか。

まだ先かと思っていたら、もう来週なのですね。
今回は作品のみロンドンへ行くのですが、たくさんのロンドンの人々に見てもらって、喜んでもらえるといいなあ。


フランス旅の続きはまた後ほど。


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