広島鉄道模型友の会 公式ブログ

ここでは、活動の様子や会員の作品を紹介します

南九州の475系-4 ~ディティールパーツ作製~

2010年04月29日 | 会員の作品
南九州の475系にはヘッドマーク差しが取り付けられています。これが今回の改造で唯一といえるディティールアップパーツとなります。
当然のことながら既製品はありませんので、自作することにしました。



作り方ですが、当初は角線を曲げて作ろうとしましたが、角にRがついてしまってイマイチでしたので、手間はかかりますが真鍮板より切り出すことにしました。

同形状のものが2個必要ですので、まずt=0.5の板を2枚重ねて半田付けし、糸鋸刃の休み孔として2カ所を開けます。



内側と外周の切断し終えたら、バイス(万力)に挟んでヤスリがけをして太さを揃えていきます。



形状が整ったら、2個に分割します。



まだ少し太いかもしれません。

取り付けステーとなる横方向の帯板は半田メッキをして30Wのコテで半田付けしました。



前面に合わせてみると、やはりまだ太いようです。
仕方なく、部品をヤットコで挟みながらヤスリがけを行って細くしました。

同時に手すりも金属線に替えます。今回はφ0.4mmの燐青銅線を使用しました。



これをつければ、塗装まであと一歩です。

あと、パーツとしては無線アンテナがあるのですが、取り付け位置をみると2種類あ
るようで、下記のような傾向があるようです。

鹿児島車:運転席後ろ側
大分車:検電アンテナ前 

これらは、入場工場による違いでしょうか?

今回は鹿児島車仕様で取付孔を開けました。


『里に降りた山スカ』製作日記…9

2010年04月29日 | 会員の作品
皆様こんにちは、ご無沙汰してます。

競作の方は塗装待ちとなりましたので、ペーパー工作を再開いたします。
製作日記8で『月イチで更新したい…』と書きながら、3ヶ月ぶりの更新…やはりペーパーと真鍮キットの同時進行は無理でした…(汗)

☆モハ71012の製作再開

前回切り出したモハ71012ですが、モハ72とは違う制作方法で進めてみます。


この画像は前回のものと同じものです。

モハ72では、切り出したら直ぐにサフェを吹いて研磨を繰り返しましたが、今回はサフェを吹く前に粗目のサンドペーパーで紙が毛羽立たせ、切り出し面辺りを中心に瞬間接着剤を染み込ませていきました。これで強度が出るのではないでしょうか?
これでプラ工作みたいに、さくさくとヤスリ掛けが出来るのではないかと期待します。


これらにサフェを吹いていきます。

第一発目の研磨を始めますが、瞬間接着剤が所々で盛り上がっていていくら擦っても平面になりません。根気よくゴシゴシと研磨していると案の定一部ドアの辺りが崩壊してしまいました。また、一部だけ紙が薄くなって穴が開いた所もあります。

結果としてこの方法は失敗です…(涙)

ということでこの側板は放棄し、作り直すことに… 
新たに印刷し直しましたが、また同じものを切り出さねばと思うとなかなか手が進みません。ここで『失敗したものが再利用できないだろうか』と考え、放棄した側板にサフェ吹き慎重に研磨を繰り返してみました。結局何とかなりそうだったので貼り合わせをします。



何とか再生できたと悦に浸っていましたが、なんだか違和感が…

『あ゛~~~! 真ん中の戸袋の位置が違う~~~!』

どうやら画像上の内張りを裏表逆に貼り付けてしまったようです。よく確認したつもりだったのですが…

☆モハ71012再製作
結局は作り直しとなってしまいました。印刷は終えていたのでそれを切り出します。



以前切り出した時は一日がかりでしたが、これは2時間位で終わりました。まあ、前回は工作会の中での作業で、手より口が多く動いてましたが…(汗)

今度は(今度も…?)失敗しないよう、手馴れた方法で製作することにします。

そして、手元にこのようなものがあります↓



KSモデルのモハ71のキットです。
『こんなもの持っているならわざわざ作らなくても良いではないか』と思われるかもしれません。実はこれは私の物ではなく屋根のRを参考にするため、某模型店の店主様の『キットコレクション』をお借りしました。

あくまでも『キットコレクション』です。決して『ストックキット』ではありません…