日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

防衛省汚職と元武官の歯軋り

2007年12月09日 | Weblog
お金のことは文官が握っており、これまでの疑獄も今回の守屋問題も文民統制とかいう話とは違う次元のものであり、だから今回の問題で文民統制の強化などという意見が出てくるのはおかしい、とTV番組で。それはそうだ。
文民統制というのは武力行使の権限に文官が責任を持つ仕掛けであり、軍部の暴走をコントロールすること。金の話は他の省庁と同じく文官が握っているというのはその通りだろう。
まあ、組織の中で悪さが起きると組織全体が非難され、まじめにやっている人はやりきれないというのは、腹が立つだろうが致し方なし。ただ、自衛隊についてはまじめにやっていることへの国民の理解があまり得られていないという事情もあり、少し同情もしたくなる。
海外派遣の成果と現地における高い評価と感謝につての公平な報道が日本国内できちんとされているとは思えないということを最近知った。
マスコミは日本のデスクに座っているだけで報道の大半をこなしている。外国の事の記事を見ると外国の通信社が出元というのが圧倒的多数である。そのとき、日本の自衛隊の活躍のことをほめる記事が来るわけがないということである。
悪事は千里を走るが地道な貢献は無視される。従軍記者が居てもっときちんと実態を報道すべきではないのかなと思う。

ご近所のお蕎麦屋さん

2007年12月04日 | Weblog
最近週に一回くらい昼食べに行くオフィスのビルの並びの蕎麦屋さん。
スタンドもいくつかあるが基本は立ち食い。500~600円で十割りそばが楽しめる。
なんと九州の阿蘇の山の中で日本酒を造っている従兄弟のサラリーマン時代の先輩がやっているという奇縁。
この従兄弟の勧めでもっぱらおろしそばの大盛り(+100円)。
蕎麦粉をこねた塊を上から入れてギュっとやるとにょろにょろと出てくる蕎麦を包丁でスパッと切ると下はぐらぐらのお湯。頃合を見て網ですくって隣の水槽で揉んでざるにあげて出来上がり。伸ばしてカットではないからこれだけ大量に素早くできる。
薀蓄のある方にはいろいろご意見もあろうが、これがおいしいからいいいのだ。

田舎の大きな製麺工場ではこれの大型機械を見たことがある。そこでは二階から自動的にカットされた麺が一階の茹でる容器に次々に受け取られて茹でられて、一人前の一塊で包装まで自動的に進んでいた。その光景を思い出しながらあっという間に昼が済む。

極まれり!三権の紊乱 官僚’再配分’の断行を

2007年12月03日 | Weblog
週刊東洋経済12/8号、「ミスターWHO」の少数異見
的確に日本の病根を言い当てている。そうすればよいなと思うが非現実か?
官僚が政治家の後ろで立法をやり、自分たちのための巧みな仕掛けを組み込む。これはまず三権分立から言えば憲法違反だ。そして政治家も調達などの執行に何かと口を出すのは違憲である。それらを許す司法も違憲行為。と三権の病根を指摘して、やるべきは官僚を三権に分立して配分しろ、というのが今回のご異見。
そのとおりと思う。
いつも感じる腹立たしさの根源は、ここにあるのだというのが良く分る。
やってはいけない集団が相互の垣根を越えて我田引水をやって国税を私物化している構図である。
さてさて。

黒澤明の富士山

2007年12月02日 | Weblog
富士CCインコース最初の打ちおろしロングホール#13は富士山の絶景で知られるが、そのすぐ横に黒澤明の別荘があった。そのテラスから描いたであろう富士山の具象画とやや抽象画に近い2点が富士CCの食堂に飾ってある。このうちひとつは先日紹介した著者が回らずには死ねないとまで言うゴルフ場の紹介本の帯を飾っている。
最近はこの建物にはメンバーのお一人が住んでいるとキャディに聞いた。綺麗に花を飾ったこのおうちを眺めるのもゴルフの途中の楽しみの一つとなっている。