日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

学力低下の時期

2006年12月05日 | Weblog
「算数が分からなくなったのは小学三年生の頃」とある。
おそらく、この特集も同じ話を出してくるのだろうが、これは九九の通過儀礼をきちんとしていないということに尽きる。小学校高学年でもあるいは中学校になっていてもこの問題は尾を引く。
が、できていなくてもまだ間にあう。実例としてリカバリできたことを見てきた。

これは学校が、先生がというより家庭と親の問題であろう。九九を通過できたかどうかはなかなか見抜けない。そして最初からやらせるしかない。この新聞の特集がここまで言及してくるかどうか、明日以降が見ものだ。

自分のことを考えても九九の通過は恐怖であった。姉たちの脅しがあったかどうか記憶に無いが、自分もできるか自信は無かった。が、案外クラス全員で先生といっしょに駆け抜けた気がする。
インドでは20*20とか99*99とか言われる。日本の子供たちの学力が見る見るうちに衰退していく。教育基本法とかではなく親の親の躾に立ち返る必要がありそう。

通過儀礼で児童生徒の時代の恐怖はもうひとつあった。
鉄棒の逆上がり。これは中学校であったか?
さらに蹴上がりは高校の体育。
今の生徒達の逆上がり蹴上がりのできない割合はきっとひどい数字だろうなと心配。
心身ともに人間の能力を養う熱いときに、きちんと鍛えないと。