縄文時代遺跡発掘体験記
某年某月某日梅雨の合間をぬって東海地方の縄文
遺跡発掘の仕事に出掛けた米原は曇天なれども発
堀現場は30度を超える高温の天候で終日高温で、
疲労困憊した。体調を壊しそうな一歩手前の状態
でパソコに向かっている現状、早速発掘レポート
報告をしたい。先ず敲石(たたきいし)下図上段
が出土した。是は胡桃「くるみ」を割る道具であ
る。私の検出した遺物は石の表裏に一㌢程の凹部
が付いており胡桃を打ち砕いた石器である事が即
解った。次に凸帯紋のあるローマ字のyを思わせる
紋様の縄文土器を検出した。なかなか味わいのある
蕨手紋様を思わせる縄文式土器であった。更に次に
白赤混じりあったチャート石製の非常に鋭利な石器
を検出した。発掘現場で体力を消耗しても遺物が出
土すると人間とは精神が高揚するものだ。私が今書
いている分野は考古学に属する分野であるが巨大な
城郭遺跡を直接見る観察する事も考古学の一分野と
私は考えている。

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