誰にでも初めてのときと言うものがある。
歯科医師も然り…
卒業して勤務するなり「歯科医師」なのである。
厳密には四月初旬の合格発表までは無資格である(現在は3月末には発表がある)
まるで士官学校を出て実戦部隊に投入された少尉みたいなものである。(かえって解り難いか?)
最初の数週間、院長の助手を務めながら、薬品や機材の保管場所などを把握し、夜な夜な診療後、抜歯した歯牙を石膏に植立して削る練習や根管治療の練習をする。
保健カルテの書き方も先輩医師の書いたカルテを元にパターンをメモにとる。出してる薬の量や日数も参考にする。
つまり、独自のカンニングペーパー的な手帳を作るのだ。
実際に患者さんの治療は簡単な充填処置から任せられる。
アシスタントに付く衛生士や助手には質問ができない。いやむしろ指示を出せねばならない。
患者さんの手前、アシスタントも「先生次は?」と聞いてこない。
兵隊の前で軍曹が「少尉!つぎはいかがしましょうか?」と聞く映画のシーンがあるが、医療の現場では患者さんの手前、歯科医師が完全に主導権を持つ状態が保たれる。
治療の段取りが良い悪いとか、時間がかかるとかが生じても大きな問題ではないのだが、誤診や治療自体の過誤はあってはならない。
患者さんの急変なんかが起きた場合の救急処置も自分の判断で行わなくてはならない。
国家試験のこの時期になると、歯学部入学当時や歯科医師国家試験合格当時を思い出す。
初心を忘れてはいけないね。
歯科医師も然り…
卒業して勤務するなり「歯科医師」なのである。
厳密には四月初旬の合格発表までは無資格である(現在は3月末には発表がある)
まるで士官学校を出て実戦部隊に投入された少尉みたいなものである。(かえって解り難いか?)
最初の数週間、院長の助手を務めながら、薬品や機材の保管場所などを把握し、夜な夜な診療後、抜歯した歯牙を石膏に植立して削る練習や根管治療の練習をする。
保健カルテの書き方も先輩医師の書いたカルテを元にパターンをメモにとる。出してる薬の量や日数も参考にする。
つまり、独自のカンニングペーパー的な手帳を作るのだ。
実際に患者さんの治療は簡単な充填処置から任せられる。
アシスタントに付く衛生士や助手には質問ができない。いやむしろ指示を出せねばならない。
患者さんの手前、アシスタントも「先生次は?」と聞いてこない。
兵隊の前で軍曹が「少尉!つぎはいかがしましょうか?」と聞く映画のシーンがあるが、医療の現場では患者さんの手前、歯科医師が完全に主導権を持つ状態が保たれる。
治療の段取りが良い悪いとか、時間がかかるとかが生じても大きな問題ではないのだが、誤診や治療自体の過誤はあってはならない。
患者さんの急変なんかが起きた場合の救急処置も自分の判断で行わなくてはならない。
国家試験のこの時期になると、歯学部入学当時や歯科医師国家試験合格当時を思い出す。
初心を忘れてはいけないね。