食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

京王プラザホテル~夜景

2017-04-09 06:56:47 | 日記

1973年、僕は「停留精巣」という奇形の手術を受けるため、渋谷にある国立小児病院へ入院しておりました。入院部屋はその4階だったでしょうか、5階だったでしょうか。とにかく、当時、窓から眺める景観は、地平線が見えるとまではいきませんが、それでも単調でして、できたばかりの京王プラザホテルが場違いのように屹立している以外、何もありませんでした。 夜、ガラス越しに飛び込んでくる街のネオンも、ポツリ、ポツリ、という表現が的確でして、現在の渋谷からは想像がつかないと思います。 この歳になって、夜景を見ると「きれいだな」と感じるよりも「寂しいな」と素直にひいてしまうのは、当時の記憶が蘇ってくるからなのかもしれません。 昨晩、テレビ東京の「アド街ック天国」を観ておりましたら、その時代の光景が、面影が、さりげなく正確に放映されておりましたので、思い出して書き込んでみました。あしからず。