食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

ジョージ

2013-07-25 07:05:00 | 日記
 英国王室に赤ちゃんが生まれた。ジョージと名づけられたみたい。ジョージという名前の王様は、ジョージ1世からジョージ6世まで6人いるから、ジョージ7世となるわけ。最初のジョージ(ジョージ1世)は、その前の王女、アンに子供ができなかったため、ドイツのハノーバから連れてこられ、英語がしゃべれず、ずっとドイツにいた王様。これにより、王は君臨すれども統治せず、という立憲君主制が出来上がったが、もちろん彼はそんなこと知るよしもなし。実は、今のイギリス王室はウインザー朝という名称だけれど、このドイツ、ハノーバ朝そのもの。つまり、ジョージ1世からずっとつながっているわけ。そう、お気づきになりましたね。今の英国王室、ドイツ諸侯が祖型なんです。ではなぜハノーバ朝からウインザー朝に名称変えしたかというと、第一次世界大戦中、敵国ドイツの王朝名じゃまずいってことで、無理やりウインザー朝って名前にしちゃったんです。。。。。。そして、最近で有名なのは、ジョージ6世。今のエリザベス女王のお父さん。元々、王位を継ぐ立場ではなかったけれど、お兄さんのエドワードが一般アメリカ人女性と駆け落ちしてしまったんで、いやいや、王様になった人。映画「 英国王のスピーチ 」で広く知れ渡っていますね。ちなみに、お兄さんのエドワード、ダンディーのなかのダンディーとして有名。つまりダンディーだったわけ。くどいか。。。。。。。余談だけれど、ジョージ、チャールズ、ヘンリーのように、1世、2世、、、と同じ名前の王様はイギリス王室歴代上、何人もいるけれど、ジョンという名前は一人しかいない。というか、だれもジョンとつけたがらないんです。最初のジョンが最低の王様と言われているから。戦争には負けつづけ、貴族たちの言いなりにはなるは(マグナカルタ憲章)で、さんざんな王様だった。けど、思うに、肯定的にせよ、否定的にせよ、先に述べたジョージ1世や、このジョン王のように、だらしなく王位にぶらさがっていた王様のおかげで、民主主義らしきものが滑り出してきたように感じるんですが、、、、、、ちなみにこのジョンのお父さんはヘンリー2世。映画、冬のライオンで有名な王様。  

 これを契機に、イギリス王室について調べるのもよいと思います。
 日本のように、初代、神武天皇から125代今上天皇まで、一線上に美しく命脈を保ってきた王室と違い、色々とハプニングがあり人間的で面白いと思います。