食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

お知らせ!!

2016-11-30 04:40:11 | 日記

  

 お世話になっております。 まことに勝手ながら、ブログへの投稿を、年明けの1月10日まで休止させていただきます。 1月11日より再開いたしますので、よろしくお願いいたします。 まだ早いですが「 よいお年をお迎えください!」


新宿ゴールデン街

2016-11-29 05:22:10 | 日記

  一週間前、オトバンクでの打合せ終了後、ものを書く人間はまず「 新宿ゴールデン街 」に入りびたらなければいけない、という不文律に従い、形から入ることに決めて、花園神社をめざしました。 花園神社に近接する小さな一画だけ、空気がじめっ~としており、まさに時間と空間の廃墟。 どうしょうもない昭和感に浸れました。 ただ、どの店に入ればよいのかわからず、結果、近くの「桂花」でラーメンをすすって帰りました。桂花ラーメンをとやかく言う人は多いですが、東京に初めてとんこつラーメンを持ち込んだパイオニアという意味において、大リーグにおける野茂英雄氏同様、尊敬に値するお店だと思います。さらに、開店が昭和43年と、自分の生まれた年であることにも愛着を感じております。


初雪

2016-11-28 06:04:40 | 日記

自宅の初冠雪~ その年初めての雪を「初雪」と言いますが、類義語を調べると、以外や以外、ありませんでした。四季の国において、驚くほど季節に関する言葉・天候に関する言葉が存在するのに、ゼロ、とは。今回のような例外的に早く雪の降ることが古来、稀にしかないからでしょうか? 逆に春を迎えてからその冬最後に降る雪は、終雪、なごり雪、忘れ雪、消雪、締まり雪、などいくつか呼び名がありました。季節外れの雪に対する日本人の愛情の現れでしょうか?


カストロ前議長

2016-11-27 04:56:01 | 日記

 キューバはコロンブスに発見されて以降、長らく、スペインの統治下にあり、近代、特にその圧政に苦しめられていました。20世紀初頭、アメリカという正義の味方が登場します。アメリカはスペインと戦い打ち破ってくれました。喜んだキューバはアメリカに敬意を表し、自国の特有品であるラム酒と、自由の国アメリカの象徴であるコカ・コーラを混ぜたカクテルを作り、しばし開放の美酒に酔いしれます。これが「キューバリブレ」~ リブレ=自由 つまり、キュ―バの自由という意味です。ところがどっこい、自由をもたらせてくれたはずのアメリカが、今度はキューバに対し旦那風を吹かし始めたのです。「俺がお前を自由にしてやったのだから、以後俺の言うことをきけよ!」 概して、国、人間の心なんぞ、そのようなものだと思います。やがて、バチスタという親米独裁政府が樹立されます。これに対し、後に革命を起こしたのがカストロ、チェ・ゲバラ。そして、反米の社会主義国家になり現在に至っております。( 今は雪どけしておりますが ) あのライト感覚なカクテルは、キューバの近・現代史そのものなのですよ。  「 革命か死か 」 カストロ前議長が亡くなられました。 多言を弄する必要はありません。 現代史がまた一つ伝説になりました。


ランチョン

2016-11-26 04:52:36 | 日記

お茶の水3  オトバンクの帰り、15年ぶりに「 ランチョン 」を訪れました。 創業から100年以上、市場は銀座ライオンなど、大手ビールメーカーが手掛けるビアホール偏重の中、ランチョンは個人経営ながらその卓越した個性で文学者の吉田健一(吉田茂首相の長男)をはじめ、多くの著名人に愛され現在まで生き続けてきました。 1世紀守られているビールの継ぎ方は芸術の域に達しています。是非、お試しください~