食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

洪秀全

2014-09-01 11:51:20 | 日記
 先日、懇意にしていただいてる出版社の社長と、炉端焼きのお店で軽く飲みました。さすがはプロ!勉強になりました。まっ、その内容の続きは徐々にお話していきますね。
 困ったときのwikipedia 、今日9月2日を検索すると、1856年、太平天国の乱がおきる、とありました。私、幼い頃は田舎の神童と呼ばれ、末は大臣か何とかか、と周囲に騒がれておりました。年を経るごとに頭が悪くなり、それに加えて勉強をしなくなり、今じゃ、食いしん坊のデブの独身中年です。唯一の救いは、禿げていないことです。これは本当に感謝しています。
 清朝末期、洪秀全という男がいました。幼い頃よりかなりの秀才。身内の期待を一身に背負い、三年おきに行われる科挙の試験を受験し続けますが受かりません。合格すれば高級官僚としての輝かしい未来が約束されます。四回目の合格発表時、悲しいかな彼の名前はありませんでした。科挙、かなりの秀才ぐらいでは無理だったのでしょう。とび抜けた秀才でなければ合格は難しかったんじゃないかな。まっ、言うのは誰にでもできますがね。ただ、内容はひたすら暗記。詩、経典、歴史書などの丸暗記が最低限求められていました。そう考えるとあまり実用的な試験ではなかったような気がします。さて、憤懣やるかたない彼は妄想を膨らませていきます。ある夜熱病でうなされていると、夢の中に老人が現れて、「 汝は現世の妖魔を取り除くために派遣された人間である 」とのお告げを聞いたという話が定説になっています。けど本当のところはどうだったのかな?「 自分はこの世から妖魔を一掃するのを使命とする人間である 」と自身に言い聞かせ、( と思います。僕の勝手な想像 ) キリスト教に改宗し、全ての人間の絶対平等をかかげ、「 太平天国 」という組織をつくってしまうのです。自らを天王と称して世直し活動に突き進んでいきます。「 太平天国の乱 」として有名ですよ。「 官僚になれないならシステム自体を変えてしまえ。 」大物か、狂人か、偶然なのか、当時の中国( 新王朝 )は激動の時代に向かうのです。歴史の変動というか、時代の変革が、1人の人間の私情に端を発して起こるってよくありますよね。まさにその典型例です。。。。。九月は陰暦で長月、ひんやりとした外気がやる気を起こさせてくれます。