食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

チャイナシンドローム

2011-08-30 06:03:40 | 日記
 チャイナシンドロームという映画がある。


 数年前、チャイナタウンを借りるつもりが、チャイナシンドロームを手にしてしまい、しぶしぶ観た記憶がある。


 そして、最近、あらためて借りなおし見た。


 映画名の由来は、、、、、、
 
 アメリカの原子力発電所がメルトダウンを起こしたとしたら、地球を突き抜けて中国まで熔けていってしまうのではないか、というものである。


 実際にはありえないが。


 観終わり、普通にしてそれ以上を語れない、が正直な感想であった。


 我々は、それ以上の非日常を福島で体験してしまったからであろう。


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  昨日、野田新民主党代表が決まった。


  僕は、彼のいわゆる保守というべき国家観には同調するものである。


  しかし、いま最大の政治課題は原発である。


 菅首相は、口八丁の嘘八百かもしれないが、曲りなりにも脱原発という新しい価値を明示した。


 野田氏は、今回の代表選対策として、脱原発とも原発推進ともつかぬ玉虫色の論弁で逃げ切られた。 当然といえば当然であるが。


  現実として、当面は、全エネルギーの数パーセントは原発に頼っていかざるをえない。


  世の天才達が、頭をこねくり回して考えても、今後、原子力の平和利用が絶対不可能であると言われている以上、、、、、、、

  国家意志として、国の未来像として、脱原発、自然エネルギーへの転換を野田総理の口から、明示していただきたいものだ。


立ち読み

2011-08-23 06:19:25 | 日記
 昨晩、常通するコンビニでいつものように週刊誌を立ち読みしていたら、興味ある記事を発見した。


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 我が国の歴史上の人物で、織田信長と人気を二分しているのは、坂本龍馬。


 その龍馬が、フリーメイソンの手先だった、というのは有名な仮説。 ここまでは、歴史好きなら特に驚かない。


 幕末に漂流し、アメリカ捕鯨船に助けられ、アメリカで数十年間暮らした人物、ジョン万次郎。


 このジョン万次郎が、フリーメイソンに入会し、その工作員として、日本に帰国・派遣されたというのだ。


 そして、万次郎と同じ土佐藩の坂本龍馬は、その思想に感化され、行動をおこしていったと推測している。


 さらに面白いことに、高知県足摺岬に立つジョン万次郎の銅像を凝視すると、左手にはフリーメイソンのシンボル 「 コンパスと三角定規 」が握られているようだ。


 今に続くフリーメイソンがどのような団体であるかは、「 フリーメイソン 」で検索すればわかるので、ここでは割愛させていただく。


 幕末最大のヒーローが実は、海外の秘密結社の手先のその手先だったという衝撃的な仮説、少々、鳥肌がたつようでいて、また面白い。


 

アジア共同体

2011-08-16 06:19:56 | 日記
 世界で初めて紙幣を発行したのは、モンゴル帝国。 今から750年ほど前。


 この紙幣、正確には不換紙幣( 金貨や銅貨に交換しない紙幣 )は、金本位制や銅本位制の近隣諸国でも共通に通用した。


 それにより、どれほど流通が拡がっていったかは想像するに難くない。


 そして、モンゴル帝国は、(モンゴル帝国のいわゆる官僚達は )、この紙幣は、紙幣としてそれを有利子で借りる者がいる限り価値をもつ、という現在の国際金融、マネーゲームの基礎となるような概念を持っていた。


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  アメリカ国債の格下げにより、金融における米国の圧倒的地位が揺らぎはじめている。


  他の追随を許さない軍事力、情報力がアメリカそのものを世界のカリスマに祀り上げているが、実際、どれだけの消費コンプライアンスがあるのだろうか?


 世界が生産して、アメリカが浪費する時代はとうに終わっている。


 アメリカ国債本位制のもと、どんだけ世界がアメリカの借金を背負わされているか。


 以前に、何度か述べているが、ドルを国際基軸通貨とみなすのをやめる方向にもっていくべきだ。


 まずをもってして、アジア通貨の交換比率を固定し、アジア共同通貨の創出を試みたい。  


 その先には、アジア共同体、地球連邦構想がある。


 (決して頭がおかしくなっちゃったわけではありません(笑))


 共産党が崩壊し、中国が自由主義国家に生まれ変われば、アジア共同体は現実味を帯びてくる。


  日本人のアイデンティティ、、、、、、、


  我々は、天皇制と三種の神器、これだけ守っていけばよい。


 


 

太陽を盗んだ男

2011-08-09 06:17:46 | 日記
 昨日、通勤途中のカーラジオより、スウェーデンに住む男が自宅の台所で原子炉を造る目的で、放射性物質を違法に所持していたとして一時、身柄を拘束された、というニュースが耳に飛び込んできた。


 アメリカからインターネットを通じウランを取り寄せ、家庭用の火災報知器を分解して○○という放射性物質を取り出すなどしていたようだ。


 彼は、物理学に興味を抱き、自分で原子炉をつくりたかったと供述したが、アパートから検出された放射線量は危険なレベルではないと警察に判断され、その後、釈放されたようだ。


 ふと、僕の記憶装置の片隅から、一つの映画が浮かび上がってきた。


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   「 太陽を盗んだ男 」 


 沢田研二演じる、いまいちパッとしない中学教師が、東海村原発からプルトニウムを強奪し、原爆をつくろうとする内容。


 近年、日本映画史に残る傑作と評されてきているけど、、、、、、


 正直、はちゃめちゃ系のB級映画の感は否めない。 

 でも何故か、がさつさむき出しの内容ではあるが、異様な静謐に囲まれた映像は、人の冷え冷えした心理を見事にえがききっているようにも思えるし、時代を経た今に痛烈に問題を投げかけていることは確かである。


 風力発電は、風が一定方向に一定の強さで(台風のような強さでは駄目)吹かないと難しいようだし、再生可能エネルギーのなかでは、今のところ、太陽光発電しか現実性を帯びているものはないようである。


     E = MC2     アインシュタインの好奇心と神様のいたずらにより産み落とされた方程式。


 未練がましいが、 原子力の平和利用は人類にとって絶対に無理なのだろうか。    




 

 

復活の日

2011-08-02 06:36:38 | 日記
 バイオハザード、という新語がある。


 遺伝子組み換えなどのバイオテクノロジーの産物や、医療機関からの感染性廃棄物によって発生した、本来、自然生態系に存在しないウイルス、細菌が漏れて、生物災害を起こすことの総称をいう。


 ゲームにもあるみたい(こちらの方が有名、、、)だが、僕はわからない。


 バイオテクノロジー時代が到来し、それにより、未知の病原体も出現し、発ガンや感染といった脅威を危惧し生まれた言葉である。


 昔と比較し、医療廃棄物の処理が厳しくなったのも、まさに、バイオハザードの概念がバックグラウンドにある。


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  「 復活の日 」という角川大作映画がある。


 小学6年の頃、飯能松竹という、ニューシネマパラダイスを地でいくような地方映画館へ観に行った記憶がある。


 バイオハザード、 そんな言葉を聞かされる以前に、ウイルス、細菌兵器の脅威をテーマにした内容である。


 先日、「 復活の日 」の原作者である、小松左京氏が逝去された。


 パンデミック、 原発、  小松氏が数十年前に予言していたことが、今、まさに現実の黒い傘として社会に覆いかぶさっている。


 膨大な資源、資金の浪費、自然環境の破壊を改めなければ未来はない。


 人間の存亡、という根源的な問題に、経済体制もイデオロギーもない。


 東日本大震災を、まさに「 復活の日 」にしなければいけないと思う。