食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

太陽の季節

2009-06-30 08:06:28 | 日記
 海なし県で生まれ育ったせいか、碧海への憧れは強い。

 湘南方面への遊楽を、夏の年中行事の一つとしている。


 10年程前、特にその日は暑かった。

 逗子を廻って茅ヶ崎へ向かう途中、海岸沿いにたたずむ瀟洒な中華レストランが視覚に入った。昼食をとろうと思い、駐車場に車をおいた。

 やってしまった。。。。。鍵を含めた所持品全てを中に置いたまま、ガチャンとロックを。車デートで一番やってはならないことを。。。。。

 お店の方が、懇切丁寧に手際よくJAFを手配してくれたので、事なきに終わった


 JAF待ちの間食した「海鮮やきそば」の味は、窓越しにひろがる甘美な海の色感
と相伴い、今も僕の感覚中枢に織り込まれている。


 後日知った話だが、「海狼」というそのお店、ご主人は石原慎太郎「太陽の季節」のモデルになった方らしい。生前、裕次郎氏がこよなく愛し、超常連だったようだ。


 「太陽の季節」が到来する。 湘南ドライブコースの憩いに、「海狼」をお勧めしたい。
 

 裕次郎 = 高級中華   というイメージをみごとに裏切ってくれる、ごく普通の中華レストランだ。

 
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アユ

2009-06-29 07:57:23 | 日記
 四万十川での一本釣り。

 長良川での鵜飼い。


 アユで連想される夏の風物詩。

 白い陽光を吸収した川もから、アユの呼吸音が聞こえる。

 
 幼少時は海で育ち、成人すると川で生活する。四季に合わせて、その一生を終える。

 一年で、サッと散るアユの生涯は「滅びの美学」に通じるものがある。そこに、日本人がアユを好む一因があるのかもしれない。

 藻の香りが体に染み込んでいるため、独特の匂いがする。

 英語でも Sweetfish と呼ばれる。 sweet と表現されることから、生臭いイメージは抱かれていないような気がする。


 稚魚は、天ぷらで食すと美味。

 腸の塩辛は、ウルカと呼ばれ最高の珍味。

 
 いつか訪れてみたい鮎料理の名店   「鮎正」


 塩焼きのアユに、がぶりと、かぶりつきたくなった。

ジョーク

2009-06-26 09:49:29 | 日記
 日本人は、ジョークがうまくない。 お笑い番組花盛りし今日、ギャグや笑いで社会は包まれている。 

 ただ、ジョークとなると違う。

 真のジョークには、必ず「一抹の真実」があるように思う。言葉の裏に、笑いとともに、誇大に表現すると、ある意味生死をわたすような、危うい心情があるように感じる。

 どれだけ、一意的にこみ上げてくる感情を抑し、笑いとして聴者に伝えるか。


 銃を片手に、自由を勝ち取ってきた国民と、江戸時代の長屋生活の延長線上に、民主主義という急ごしらえの料理を与えられた我々とでは、笑いの礎石が違うようにも思える。


 ジョークの名手、レーガン大統領の演説から。。。。。

 ※ 70才を目の前にして、1980年、大統領に就任したレーガン氏に対して体力、知力、特に知力の面で、世界一の激務に耐えられるのか。世間口はひそかに彼を、軽侮していた。


 レーガン大統領 「みなさん。ご安心ください。私は大統領として自慢できる2つの長所を持っております。」  「1つめは、たぐいまれなる記憶力です。  2つめは、、、、、なんだっけ、、、、、」

たこ

2009-06-25 07:34:43 | 日記
 「このタコが、」 と町工場の熱血社長が社員の不手際を叱声する。

 「3タコだった」 三者凡退で使われる。

 欧米では、姿形から、不気味がられ、忌み嫌われている。

 イスラム教では、ブタ同様、食タブーの筆頭格にあげられる。

 同じアジア人なのに、中国でも好まれていない。中華料理でタコを使うレシピはない。


         僕は、タコが大好きだ。


 タコというと明石ブランド、江戸前も負けてはいない。東京湾の佐島のタコ。一度ご賞味あれ。。。。。

 ビールのお供にタコのから揚げをお勧めしたい。ころもの油が胃の粘膜を保護してくれるし、タウリンは肝機能亢進に一役かってくれる。


 タコは昔から、梅雨になるとうまくなると言われている。今が食べごろ。


           (タコのうんちく)

 イイダコ (飯ダコ)    腹に、飯粒状の卵をもつことから、そういわれる



 今日は、おちにたどり着けなかった。。。。。   タコだった。  

サントリー

2009-06-23 08:29:48 | 日記
 佐治敬三、のインパクトが強すぎて、彼以前以後の社長のお名前を言明できない

 大手には珍しく、非上場企業なので「サントリー」は、サントリーと消費者のための会社。間に、物言う株主はいない。


 開高健や山口瞳を世に出した会社。広告の巧妙さは業界内でも抜きんでている。
換言すると、サントリーが時代を宣伝してきたとでもいうべきか。

 野坂昭如の「ソソソクラテスカ、プラトンカ」。松田聖子の「スイートメモリー、CM」。ユーミンの「中央フリーウエイ」の一節に登場するサントリーの武蔵野ビール工場。
 
 子供から、大人まで時代を口ずさんでいた。


 毎週土曜TBS、11時半。チューボウですよ! 星3つ! 出演者がビールを堪能する場面で番組は終わる。結局、視聴者はビールを飲みたい情動で終わる。
 番組スポンサーは、サントリーだ。。。。。


 新宿アルタ裏に、「イーグル」というレストランバーがある。
 江戸川乱歩原作、 三島由紀夫脚本、「黒蜥蜴」の舞台を彷彿させる内観。
 
 昭和の匂いがプンプンするお店。 昭和40年から新宿の一角に、凛として構えている。驚くのは内観さることながら、そのコストパフォーマンス。。。。。
 サントリーの直営店だ。