あなたの一番好きな映画は?
そう問われたとしたら、私はこう答えるでしょう。
「寅さん!」
何ものにも縛られることなく、自由に生きる寅さんに憧れ、自分も同じように生きていけたら、と夢見た時期もありました。
「ほら、見な、あんな雲になりてえのよ」
しかし、結局は寅さんが言うところの「労働者諸君」の一員として自由を切り売りし、日々生活しているのです。
そして、果たしえなかった夢の具現化としての「寅さん」に、更に惹かれてゆく自分がいるのでした。
さて、今回の積ん読自慢は、実は本ではありません。
ビデオです。
ビデオで積ん読、というのもおかしな話ですが、買ってから一度も開けていない、という意味においては立派に積ん読の条件に合致していると思いましたので、ここで自慢することにしました。
「男はつらいよ」 全48巻
封も切らずに約9年間、本棚に並べてあります。
ただし、開けてはなくてもテレビ放映等で中身は全部わかっている、というところが他の積ん読とは違いますね。