今、私が乗車している駅では、レールの取替え用に、数日前より、錆びた新しいレールが置かれております。
(写真の上の右隅に写っているのが、差し替えられる新しい錆びたレールです。)
昨日、線路と土地の話を書いたので、今日は、鉄道レールの話にします。
ご存知のように、35年前頃から、主要幹線に、ロングレールが敷設されるようになりました。
従来のレールですと、レールの継ぎ目毎に、ガタンゴトンと音がしておりましたが、最近は、時々しか聞こえません。
それは、ロングレールのお陰なのです。
大体、長さは、1.5キロ程、一本のレールで繋がっています。
しかし、そんな長いレールは、車、作業用車両等で運べないので、短いレールを運び入れ、現場で高温や溶接で、つなぎ合わせています。
運が良いとその現場を見ることができます。
でも、見たことがあるのは、一度だけだったな。
また、ロングレールのつなぎ目は、新幹線の線路の技術を取り入れ、斜めでつないでいますので、つなぎ目でも音がしないようになっています。
写真は、つなぎ目です。
電車は、写真の場合、手前側から向う側に進みますので、間違っても斜めのつなぎ目に電車の車輪が入ることはありません。
詳細は、ここを参照:
http://www.nishitetsu.co.jp/train/koumu/rong_reil.htm
電車が混んでいて、本も読めない時、眼をつぶって、レールのつなぎ目の音を聞いてみてください。
何か新たな発見があるかもしれません。
昔の鉄道ファンとしては、本当は、つなぎ目の音は、嫌いではないのですが、ロングレール後は、電車のゆれが、格段に少なくなりました。
ゆれが少なくなったのは、このロングレール、枕木がコンクリート製、軌道の地盤(?)の整備、等の複合効果ではないかと思います。
この辺は、 専門家でないので、不確かです。