12月4日。東北新幹線が、新青森駅まで開通。
おめでとうございます。
明治時代に開通した当時(1891年)、上野-青森間は、26時間半かかったのが、3時間20分に。
こんな表現の報道が多い。
なにか、比較するものが違うような気がする。
前日まで、八戸駅終点の東北新幹線が通っていたので、本当は、4時間09分(乗り換え時間を考えると4時間20分)が3時間20分になったのが、正しい。
比較する時が、明治時代に変わると何を言いたいのか分からない。
例えば、新橋-神戸間は、1899年7月1日に開通し、20時間5分だった。
今は、東京-新大阪間が、2時間25分になったと言われるのと同じ。
別に、今の人は明治時代に生まれた人ではない。
一報道機関だけなら、まあ許せても、同じような報道があると、そのセンスが疑われる。
未開の地域に新幹線ができたのではない。
何か変な報道。
それよりも、2015年に函館駅まで延長される方が気になった。
青函トンネルは、既に完成済み。
函館まで完成したら、函館は飛行機でなく、新幹線で行こうと思った。
閑話休題:
学生時代、上野発寝台列車に乗って、札幌まで、2回旅行に行った。
青森駅は降りたことがないが、青函連絡船に乗るために、乗船名簿を書いた記憶がある。
夏であったが、青函連絡船と言えば、水上勉先生の「飢餓海峡」を思い出し、沈没するのではと、妙に不安な気持ちになった記憶が強い。
勉(べん)ちゃんの作品を読んだばかりだった性かも知れない。