「影響の輪」を広げる

向上心旺盛と自画自賛している中年おじさんのブログ日記

安野光雅って、ご存知ですか?

2007-06-01 | Weblog

 

私が、安野光雅を知ったのは、『数学セミナー』で、安野さんが書かれていたコラムであったのが最初でした。

その後、『わが友 石頭計算機』の本では、二進法を使って計算する電子計算機のロジックを解り易く説明した絵本(?)を出版もしています。

 

安野光雅のものの考え方を知り、画家で、絵本作家であることも知りました。

詳細は、ここを参照:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%87%8E%E5%85%89%E9%9B%85

 

 

好きな絵本は、騙し絵的なものが好きで、フィッシャーを思わせます。

 

 

その最初の出会いとなった数学セミナーのコラムを集めたものが、安野光雅の『算私語録』という本です。

何が面白いかという事で、少し掲載すると、

 

例えば、こんな話が載っている。

 

『混んだエレベーターで、二階で降りる人がいる。一階くらい歩いていけばいいのに、とおもう。

しかし、その考えでいけば、例えば、十階にいく私は九階で降りて歩かねばならぬことになる。』

 

 

『街頭の宝くじの店が看板を出している。「この売り場から一等当選券がでました。」・・・・この気持ちはよくわかる。

昔、空襲というものがあったとき、爆弾が落ちてできた孔に逃げこんだ人間が少なくなかった。』

といった感じで、コラムが綴られております。

 

矛盾するものを同じ視線で見ている点です。

 

 

私が、この本に出会う前(高校生頃)にも、良く友達に同じような内容で質問していました。

 

質問は、

『太陽光線が地球に届いた時は、平行線なのに、

どうして、雲の隙間から太陽光線が見える時は、放射状になって見えるのか?』

です。

 

 

学生時代に習う理科で光の屈折を理解しやすくするため、太陽光線は、平行線と仮定したとこが、この場合の間違いです。

 

地球から約1億5000万キロ離れた太陽(届くのに8分19秒かかる。凄く遠いなぁ。)ではあるが、光源は一つである。また、光は、直線にしか進まない性質がある。

地球上で見た場合、一つの光源から発せられた光なので、放射状にしか見えないのです。

 

つまり、光の屈折を理解しやすくした仮定そのものが、この場合の事実には当てはまらなかっただけです。

 

 

安野さんが、宝くじと売り場の事で言いたかったのは、数学の確率論の問題です。

 

当選する確率が同じなら、分母に相当する宝くじの販売数が多いところが当たる確率が多くなるだけです。(詳細は、下段の方に記述)

但し、生死を分けるときの避難場所として判断した経験値としては、説得力がありますね。 

 

爆弾の落下地点の確率は、数学的な確率論では、同じ確率ではないかと思います。

(同じ場所を空爆で落とした時の対象となる地面での落下確率)

 

 

先日の約6億円のロトの当選結果では、別のことを証明しています。

販売数が多いと思われる首都圏の当選枚数は、6枚中1枚でした。

つまり、1回の宝くじでみたら、何処で買っても当選確率は、一緒ということです。

 

但し、長期間(宝くじの開催回数が多くなると)で見たら、販売数が多い販売所から、当選者がでる確率が多くなるということです。

当選数という分子の数が増えるということです

 

もっとややこしい、別の話をすると、天気予報で、雨の降る確率が、40%とあります。

でも、雨が降るかどうかでは、1(降る)か0(降らない)のどちらかです。

本来なら、100%か0%の筈です。

 

 

 

降水確率40%とは、

降水確率40%という予報が100回発表されたとすると、そのうちの約40回は1㎜以上の雨が降るという意味です。

 

降水確率は、ここを参照:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%8D%E6%B0%B4%E7%A2%BA%E7%8E%87

 

 

気象庁が答えている正式見解:

http://www.tokyo-jma.go.jp/home/kumagaya/faq.htm

 

 

写真の本は、1980年発行当時の単行本です。

 

 

今は、文庫本でもあります。

http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E7%B7%A8-%E7%AE%97%E7%A7%81%E8%AA%9E%E9%8C%B2-%E5%AE%89%E9%87%8E-%E5%85%89%E9%9B%85/dp/402264253X/ref=sr_1_1/250-6720627-4957027?ie=UTF8&s=books&qid=1180747248&sr=8-1

 

あ、そうそう、この本のタイトル『算私語録』って

    ↓

    ↓

    ↓

    ↓

読むと、『さんしごろく』 で

    ↓

    ↓

    ↓

    ↓

『さん し ご ろく』で

    ↓

    ↓

    ↓

    ↓

3,4,5,6

と数字と語呂合わせになっているのは、分かりましたよね。

 

 

 

■昨日のクイズの答え:

 

  ・放出  → はなてん

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%87%BA%E9%A7%85

 

  ・博労町    → ばくろうまち

   http://www.yuubinbangou.net/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%8C%BA/%E5%8D%9A%E5%8A%B4%E7%94%BA.html

 

  ・道修町  → どしょうまち

   http://kusuriya.sakuraweb.com/dosyoumachi.htm

 

  ・喜連瓜破 → きれうりわり

   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%9C%E9%80%A3%E7%93%9C%E7%A0%B4%E9%A7%85

 

  ・枚方   → ひらかた  

   http://www.city.hirakata.osaka.jp/

 

  ・杭全   → くまた 

   http://kamnavi.jp/kumano/osk/kumata.htm

 

  ・私市   → きさいち  

   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E5%B8%82%E9%A7%85

 

  ・交野   → かたの  

      http://www.city.katano.osaka.jp/

 

  ・上牧   → かんまき 

     http://rail.hankyu.co.jp/station/kammaki/index.html

   

  ・立売堀  → いたちぼり   

   http://www4.osk.3web.ne.jp/~takeyo/index.html

 

  ・神足     → こうたり

       駅名はなくなりましたが。地名では残っています。 

   つぎのWebの歴史欄に『こうたり』が載っています。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B2%A1%E4%BA%AC%E9%A7%85