ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

絶品きじ焼重

2004年10月28日 | 絵日記
今日のランチはかねてから気になっていた焼き鳥屋を探索。ここのきじ焼重が美味しいとの評判です。注文すると、焼くのに10分ちょいかかりますが時間はよろしいですか?と大将。
?よく分からないながらも、はあ・・お願いしますとおいら。
大将がピンク色に光る腿肉に金串にさし、コンロに設置します。さりげなく立ち上がって覗き込むとなんと炭火です。ぷつぷつと舞い上がる白煙。思わぬ期待に胸が高鳴ります。
15分後、出てきたきじ焼重は、これまで見たどんなきじ焼とも違うものでした。極薄に切られた肉面はつややかに輝き、面積の1/3を透明な脂が覆っています。
あれ?鶏肉って、こんな風に脂身があるものだっけ・・・?訝しみながらも口に入れると、・・・う・・・旨え・・。唇で噛み切れるほどに柔らかく、噛むとその薄く切られた肉身のどこにこれだけの?と不思議なぐらいの肉汁が口いっぱいに広がります。飲み込むと食道から鼻から抜ける、炭火焼特有の香ばしい後味。
夢中であっという間に平らげました。
これまできじ焼丼といえば、厚くて固ーい照り焼き肉が丼にのっかった、滋養補給用のスタミナ料理というイメージがあったんだけど、こんな上品な御馳走になるとは目鱗です。
やっぱり食べてみるもんですね・・・。