紐のし屋の日記

「紐のし」っていう瓦を作っている谷池健司製瓦所の四代目社長の瓦つくり日記。

伊勢箱を追っかけて IN 伊勢編

2012-12-05 19:39:20 | 瓦の屋根


伊勢箱を作りだしてから、葺いてあるのを見てみたい!
日増しにこの気持ちが高まり、三重県に行ってきました。



伊勢箱っていうぐらいだから、
「伊勢に行けば葺いてあるだろう」
あんまり調べずに行ってきました。



伊勢神宮でお参りをしてから、ブラブラと探してみました。



おぉ あるある。葺いてある♪



想像していたよりもカッコいい。






伊勢箱と紐のしが葺かれているのですが、
棟の端っこだけ紐のしを使う葺きかたで、
とてもカッコよく思いました。

この葺きかたをよく見かけました。







こんな郵便局もありました。




鬼には、郵便局のマーク。
そして、伊勢箱。



軒にも郵便局のマーク。
とってもこだわっていますよね。



こんな立派な建物もありました。




もちろん棟には、伊勢箱が葺かれていました。
棟が高く見えて、立派な感じなのだけどスッキリとした棟ですよね。



厚のしとの相性もバッチリです。



実際に伊勢箱が葺かれている家を見る事で、
こんな感じの屋根になる事がわかりとてもよかったです。

工場で見る伊勢箱と、家に葺かれている伊勢箱では、
全然カッコよさが違いました。

三重県には、伊勢箱はとっても多く使われていました。
この地域によって異なる瓦屋根はとてもオモシロいと思います。


日本の屋根文化は、素晴らしい!!


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