さいきんの流星光
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仕事していて、音楽聴きながらとかニコニコ生放送で配信しながらとか他人の配信を見ながらだとかしながら仕事をしていて、気がついたらイライラしていた。

なぜなのか、何が契機となって気持ちがイライラし始めたのかわからないけど、足もとから忍び寄る霧のように気がついてみるとカラダ全体がザワザワしたものに包まれていた。

そういう時ぼくは、イライラに怒りをぶつけるため、
空想の中で自分を怒らせるような出来事を勝手に想像したり、
自分が怒りをぶつけてもいいようなとてつもなく失礼な人間を登場させたりして、
それらに対して怒りをぶつけたり暴力をふるったり怒号を投げつけたりするところを繰り返し繰り返し想像していた。
これまでは、そんな自分を客観的に見る余裕はなかったのだけれども、どうやらそういう事をしていたらしい。

そんな事をしても、イライラはまったく止まらないのに。
僕は阿呆だった。

考えてみれば当たり前である。
現在イライラしている元凶以外に、新たにイライラする出来事を頭の中で発生させ、それに対して怒っているのだから。


人間は、いらいらしたしたり怒りを感じたとき、悲しみや絶望を味わった時、いかにしてそれらから解放されるかを考えることで成長するのだ。
安易で姑息な逃げ道は、たいてい間違いだ。

過去のあさはかで愚かな僕は、
イライラかを解消する方向ではなく、没入していく方向に動いていた。
感情をぶつければスッキリするだろうと考えて、イライラを生み出す原因を作り出してまたイライラする…。


僕は、外づらはおとなしい人間なので他人に対して暴力などふるったことはない。
しかし家で怒りを抑えられずに壁を殴ったりしたことはあった。
その時、僕は、すっきりしたのだったろうか。

いや、しなかったんじゃないかな。
強いて言うなら、壁を殴りつけた拳の痛みで、怒りの感情を忘れてしまうとかその程度の事はあったかも知れないが。


仕事はまだ終わらない。

あと1時間ほどで終わるかもしれない。
遅くとも22時には終わる。









長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました!

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