イラストと言っても、
カラーじゃなくて白黒の
漫画の中の1コマを切り取った感じのイラスト。
いうなれば1コマ漫画ですかね。
昔ふうの劇画タッチの仕上げというご依頼。
それが、20コマ分。
20コマの漫画を描くという仕事ですね。
いや~、大変でした。
締め切り前。

漫画の仕事じゃくて、
どっちかっていうと広告関係のお仕事って感じ?
広告に使われる訳じゃないんですが、
漫画雑誌の編集部からの依頼ではないんです。
つまり…
締め切り厳守!!

漫画の編集さん相手だと、
締め切り遅れたって、それが当たり前、想定内みたいな空気があります。
いや、最近はちょっと違うか…?

しかし、漫画の編集部以外からの依頼の場合、
締め切りは1秒でも遅れてはいけません。
で、昨日は、遅れそうで大変だった、というお話ですね。

ん~…、なんで遅れたんだろう。

一言でいえば、やる気が出なかったのが原因です。
モチベーション・コントロールの失敗。
僕が悪いのです。
ラフの段階で、2~3回直しが入りました。
そのあたりから、「やる気」「モチベーション」がフラフラしてきました。
何枚かはOK、何枚かは返事待ち。
「OKな分の作画を進めておいてください」
そんな状況。
なかなかスタートダッシュが切れない状態が続いて、
そのうち数枚は、OKかどうかの返事ももらわないまま、
とりあえず描いちゃえ、と描いてるうちに終了。
「ああ、けっきょくOKだったのね」
そんな感じでした。
例えて言うなら、
「よ~い、ドン」
の合図がないまま、
「え、走っていいんですか?走っていいの?」
と回りをキョロキョロ見ながら、
スタートラインを不安そうに出ていく陸上選手。
プロですから、その辺のモチベーション・コントロールは、
出来てあたりまえです。
だから、悪いのは僕なんですが…。

難しいな~コレ。苦手だな~。

つーか、このパターンになる事って、たまにだから、
やり方とかコツ忘れてるんですよね。
いま目の前にある仕事を出来るだけ早くやる
って事になるんですが……それもマズかったな~。
PCに取り込んだ後のコミスタ仕上げも、
最初のほう時間かかったな~、ていねいにやっちゃったから。
これもな~、
「よし、頑張って、いい絵を入れよう!」
その思いが裏目に出ましたよ。

思いっきりパンチ出そう思ったことによって、
かえってパンチ力が弱くなってしまうという現象ですな。
それに似てます。
大切なのは、終了時間までの時間割りですよ。
終了時間と、描く分量がわかれば、
1時間後、どれだけ出来ていなければならないかも分かります。
だけど、
「とにかく急いでやる!」は、ヤバイんです。
超ヤバイんです。
「早く上げるぞ!」と気合だけは十分。
だけど、同時に「いい絵を入れるぞ」とも思ってますから、
気づかないうちに、時間かけちゃってたんですね。
最初の7コマめまでは、丁寧に仕上げ。
残り13コマは、ぶっ飛ばしモードでした。
仕方ないね。
これからは、気をつけないと。
【教訓】
・「とにかく急いでやる!」はダメ。
・1時間後にどのくらい出来ていなければならないかを明確に。
・「いい絵を入れるぞ!」なんて思っちゃダメ。
・手抜きの「ぶっ飛ばしモード」でも問題ないクオリティ。
・求められているのは「Best」ではなく「Better」。
今回、学んだのは、
そんなとこでしょうか。
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