古本売りに行く ２

持込み用作品原稿中

こないだと同じ古本屋さんに、本を売りに行く。
こないだは半分しか引き取ってもらえなかったので、
今度こそ、ぜんぶ買ってもらうぞ！と
意気込んで、選りすぐりの、これは売れるだろうと思われるものを厳選して
リュックがパンパンになるほど本を詰めて行った。

結果、売れたのは、1/3。1,140円。

アレ？金額いっしょ。偶然か？

重い本を、またかついで帰ってきましたよ。
うう…情けない。

やっぱ、不景気だから、古本屋さんも本を買わなくなってるのかな。
汚れてもいない漫画本とかも突き返された。
売れない不人気漫画なぞいらぬ、という事なのかな。
ううむ…売れてる古本屋さんに行かないとダメなのかな。
やっぱ、ブック・オフなのかな。

もはや、漫画を描いて、儲けようと思ってはいけないという事なのか？
原稿料は、どんどん叩かれて安くなっていく。
漫画本は、売れない。
古本も売れない。
安いものだけが売れる。
もっと安く、もっと安く…。

安い物しか売れなくなると、世の中、ダメになりますね。
みんなお金が無いから、仕方ないかな。

それでいて、景気対策をしなきゃならない中心人物が、
お母さんから毎月、一千万円を越えるお小遣いをもらっているんだから、
どうしようもありません。

総理大臣は、持ち回り制にしましょう。
ただ、年収350万円以上の人は、除外します。
弱者とか貧乏な人を救う政治をやりたいのなら、
そういう人たちを総理大臣にしなくてどうする。



よし。仕方ない。
次は、鉄板でいきますよ。
『バガボンド』1～31巻、井上雄彦画集２冊。
これでどうだ。
間違いなく売れるだろ。


←月刊『ＺＵＢＡ！』で連載中。
←流星光のＨＰです。
←ランキングに参加しています。
面白いと思ったら、ご褒美にクリックしてください。
それが私の得票数になります。

さいきん考えたこと

持込み用作品原稿中

■人には、犯罪を犯す自由はあるのか？

たとえば、すべての人間の指紋が採取されたり、
ＤＮＡ情報を警察が持っていたり、
すべての人間の行動を、国が把握していたりすると、
確かに犯罪は減る。
事件が起こっても、
誰がいつどこにいたかを詳細に確定できれば、
おのずと犯人はしぼられてくる。

犯罪が減るのはいいことだ。
でも、犯罪行為をするのも人間。
たくさん人がいると、悪いことをする人が出てくるのも
群れとしての人間社会の一面ではないかと考える。

犯罪の被害にあった人には申し訳ないが、
犯罪がゼロになれば、それでオールＯＫということでもない気がする。
犯罪ゼロは、ちょっと怖い。
そんなのあり得ないと思うからだ。
あり得たとしたら、こわい。

そういう人間管理がもっとずっと進むと、
もう、脳の中に犯罪を抑制するシステムを埋め込んでしまって、
犯罪がゼロのＳＦ世界のような国をつくろうという方向にまで
及んでしまいそう。

それは、怖い。

ニュースをみて、
なんでこんな悪い事をする人がいるのか、と腹を立てていたけど、
それが人間、と言われれば、
妙に納得してしまうというか…。
なら仕方ないな、と思ってしまう。

人間社会は、すべてを内包して進んでゆく。

今、この瞬間は、最先端。
今、この瞬間は、言った先から過去になってゆく。



←月刊『ＺＵＢＡ！』で連載中。
←流星光のＨＰです。
←ランキングに参加しています。
面白いと思ったら、ご褒美にクリックしてください。
それが私の得票数になります。