たまたま第一回から録画していたので、最終話まで録ってDVDに焼いた。
ちょうどカラープリンターも買ったので、直接画像を印刷したりしてキレイに仕上げました。
しかし、倉本聰のドラマはやっぱりいいね。
他のドラマとは全然違う気がする。
倉本ドラマのテーマは、常に、人間が大きな流れの中でほんろうされる姿を描いている。
「対決」の構造ちゅうかいわゆる「葛藤」は、ドラマ作りの基本だけど、倉本ドラマの「葛藤」は、相手がデカイんだよな。
たとえば「自然の厳しさ」であったり「どうしようもない時代の流れ」であったり。
その大きな流れの中で、豆粒のように小さい人間たちを描くのが特徴だと思う。
そんな倉本ドラマと、同時にやっていた他のドラマを比べると、差が歴然だ。
視野が狭い気がしてならない。
主人公が立ち向かっているのは、本当に小さなモノだ。
そんで、主人公たちが頑張ると、すぐ勝っちゃったりする。
それがドラマの薄っぺらさを生んでいるんだよな。
そんな気がします。
「立ち向かっても、どうしようも出来ないくらい大きな物」を描かないと、どうしても薄っぺらになる…これ、真理のような気がします。
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