日暮里駅直結、夜11時まで営業の「とんこつ昇」
JR日暮里駅東口と直結するステーションポートタワー3階に2023年9月29日にオープンした「とんこつ 昇(しょう)」へ。オーナーは7月末まで西川口で中華料理がメインの「居酒屋280(にっぱち)」を営んでいたそうだ。日暮里の新店では、その「280」で提供していた家系ラーメンをベースにした濃厚な一杯を提供している。
店内はカウンター7席と2人掛けテーブル3卓の計13席。麺メニューは家系ライクな「豚骨らーめん」が醤油と塩の2種あるほか、そのスープをベースにした味噌豚骨、辛味噌豚骨、濃厚担々麺もラインナップ。さらに「油そば」も提供している。それぞれチャーシュー、味玉、のり、ほうれん草、ねぎだく、もやしなどを追加可能だ。
飯モノにはライス、ねぎめし、チャーシューめしを用意。さらに餃子などもあり一杯飲ることも出来る。なお午前11時から午後3時までのランチタイムはライスが無料サービスという。今回は豪華トッピングの「スペシャルらーめん(1200円)」を醤油味で、夜の訪問だったので「ライス(150円)」を有料で追加しオーダーすることに。
なお、家系同様に麺の硬さ、油の量、味の濃さを選べるが全て普通で。麺も太麺と細麺から選べるが太麺でお願いした。着丼までは7分ほど。浅めの丼にスープ、麺、具材がギチギチに詰まっている。スープはクリーミーな豚骨白湯で、醤油のカエシはさほど強くなくマイルドな飲み口に。チェーンの家系に多い味わいだ。
そこに平打ち気味でコシのある中太ストレート麺を合わせている。チャーシューは少し獣臭が残る豚肩ロース肉が5枚。味は悪くないが薄切りで少し硬めなのでちょっと寂しい感が。ほかトロリとした黄身の味玉、大判の海苔5枚、ほうれん草、たっぷりの刻みネギがトッピングされる。卓上には豆板醤、ニンニク、生姜があるのでお好みで。
スペシャルは麺と具材で丼がギチギチなので、味もボリューム感も悪くないんだが、もう少し余裕があると啜りやすかったかな。駅直結で夜11時まで営業しているので、残業時に重宝しそうだ。ちなみにこの場所は「麺や 葵」「麺菜酒家こころ」とラーメン系のテナントが続いた物件だ。「とんこつ 昇」は長続きするだろうか。
<店舗データ>
【店名】 とんこつ 昇(しょう)
【住所】 東京都荒川区西日暮里2-20-1
【最寄】 JR山手線「日暮里駅」東口徒歩1分