激戦区・十条で、ラーメン通も納得の煮干しスープを
JR埼京線「十条駅」の線路沿いに2014年にオープンした「流。」というお店。ご主人は中野にある煮干しの人気店「さいころ」の店長を経て独立したという。この店もバランスの良い煮干しのラーメンを提供すると評判だ。
銀色の皿に乗って登場した小ぶりの丼。並々張られたスープ。煮干しは若干の苦味を残しているものの、決して強烈ではない。一方で、動物系出汁の味がしっかり足元を支えているので、確かに評判通り非常にバランスが良い。
このスープに低加水の細ストレート麺を合わせる店も多いが、こちらは自家製のもちもち中太麺。これがよくマッチしている。チャーシューはロースとバラ肉の2種。バラ肉はやや脂も醤油も強めだが、スープの味を決して濁さない。
メニューはこの「煮干しそば」に加え、背脂入りのアブラ煮干しそば、つけそば、油そばなどがあるようだ。次回は「アブラ」の方を頂きたい。最近、ますますラーメン激戦区となってきた十条エリア。これからも楽しみだ。
<店舗データ>
【店名】 煮干しそば 流。※「る」と読む
【住所】 東京都北区上十条1-13-2
【最寄】 JR埼京線「十条駅」徒歩2分