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肥宝館 -貧すれば丼する-

【徳島 松茂町】 中華そば 村田商店「中華そば 半熟味玉 チャーシュー入り 小(850円)+めし小(100円)」

吉野川バイパス沿いでファン増加中「村田商店」

神戸淡路島鳴門自動車道の鳴門ICから、徳島市内へと向かう国道11号線=吉野川バイパス沿い。ホテル太平洋そばにある「村田商店」へ。ご主人・村田大介氏が、お笑いコンビ「とろサーモン」村田秀亮さんの兄というのは地元じゃ有名な話。ご兄弟は宮崎県の出身だが、子供の頃に6年間ほど徳島県に住んでいた事があるそう。

当時は北島町の学校に通っていたそうだ。そんな縁もあってか、2017年に北島と同じ板野郡の松茂町にラーメン店を創業した。さすがエントランスには、とろサーモンのお二人を筆頭に千鳥、笑い飯、フットボールアワー、FUJIWARAなど吉本芸人のサインがズラリ。だが決して話題先行ではなく、味の評判も高いのでご安心を。

麺メニューは基本的に「中華そば」一本勝負で、麺量は小・並・大から選ぶことが出来る。また、チャーシュー、半熟味玉、生卵、ネギ、モヤシ、ニンニク、メンマを追加トッピング可能で替玉も用意。「めし=ライス」や、チャーシュー丼といったサイドメニューもある。一方、旨いと評判のチャーハンは、コロナの影響か暫く提供休止中だ。

今回は「中華そば 半熟味玉 チャーシュー入り」の小サイズ(850円)に「めし小(100円)」を付けてオーダーした。スープはゲンコツやロース骨、背骨などの豚骨と鶏ガラを強火で7時間炊いてから丸一日休ませ、そこに香味野菜などを加えて更に7時間炊くというコダワリよう。臭みを出さぬよう丁寧に灰汁を取っているそうだ。

その濃厚な白湯に濃口、淡口、たまりと3種の徳島県産醤油に、本枯節や昆布などの旨味を加えたカエシを重ねている。トロみがあって旨味は濃厚だが重過ぎず。カエシは甘めだがしつこくない。豚骨の嫌な臭みも皆無。老若男女、嫌われることのない旨いスープである。合わせる麺は柔らか目に茹で上げられた細ストレート。

柔らか目ではあるがシコシコとした食感を残しており旨い。チャーシューは国産豚のバラ肉をタレに漬け込み仕上げたもので、軽く炙ってから提供される。麺はもちろん、白めしとの相性も抜群だ。ほか、地元・杉原義男商店の地養卵を使った黄身の旨味が濃厚な味玉、モヤシ、メンマ、刻みネギが乗る。丁寧な仕事が光る一杯だ。

なお、徳島のラーメン店では白飯のお供の定番は沢庵だが、コチラでは大根を昆布と柚子で漬けたものが添えられる。これがまたサッパリとした後味で高得点。昼のみの営業ではあるが、店舗内はカウンター、テーブルに加え座敷席もあり広々。バイパス沿いで駐車場30台完備というのも好条件だ。寄り易いお店なので是非一度。

<店舗データ>

【店名】 中華そば 村田商店
【住所】 徳島県板野郡松茂町中喜来字牛飼野西ノ越14-1
【最寄】 JR鳴門線「教会前駅」徒歩30分(2.2km)

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