肥宝館 -貧すれば丼する-

★閉店★ 【埼玉 八木橋】 パリ橋「煮干しラーメン白(600円)+味玉(100円)」

独創的なラーメンと肉料理。新進気鋭の「パリ橋」

2018年12月に東武野田線・八木橋駅そばにオープンした「パリ橋」へ。本店は幸手駅そばにあり、こちらは2号店にあたる。赤く大きなパースは、元々この地で営業していた「青木亭」譲り。手書きで白く店名を上書きしてあるのが印象的だ。なお「パリ橋」とは、創業者の高橋明氏のあだ名だそう。

看板にある通り「煮干しラーメンとローストビーフとステーキ」を提供している。麺料理は煮干しラーメンが節系の青、煮干し系の白の2種。煮干し感の強さでは「青>白」だそうだ。また、他に辛味のきいた「まぜそば」と、煮干しを使った冷たい「油そば」も用意されているほか、独創的なラーメンを限定メニュー提供していることもある。

一方の肉料理だが、ローストビーフは小〜大まで4サイズの「丼」に加え、単品でもオーダーが可能。ほかロースト牛タン丼や、単品のローストポークも気になる存在だ。なお、ステーキは29日の「肉の日」などに限定メニューとして出していて、赤身を中心に、その日に入った良い肉を提供しているという。

今回は煮干しラーメン白に味玉(ウズラ4個)をトッピングし、ローストビーフ丼の小(300円)も合わせてオーダーした。ラーメンのスープは片口鰯を使用していて、エグ味や苦味は無く、煮干しの旨味を存分に感じられる。そこに合わせるのは、濃厚煮干し系定番の低加水細ストレート麺ではなく、縮れた中華麺というのも面白い。

レアなローストポークも、肉の旨味を楽しめる厚さにカットされていて旨い。肉が纏っていたローズマリーが、煮干しのスープに不思議とマッチ。一方、ラーメンもそうだが、ローストビーフ丼も、また個性的だ。「ガーリックバター」と紹介されたが、想像していたサラサラの溶かしバターではなく、トロみのあるソースが肉に絡ませてある。

このソース。ニンニクは程々に、バルサミコ酢の様な果実系の酸味が軸となっていて、肉の旨味を引き立てている。これだけの充実した内容で1000円とは素敵だ。ちなみに、昼・夜営業とも材料がなくなり次第閉店。夜は21時前に閉まる日もあるので、オープン直後を狙うか、店のツイッターを確認の上で訪れるのが確実だろう。

<店舗データ>

【店名】 煮干ラーメンとローストビーフとステーキ パリ橋
【住所】 埼玉県春日部市粕壁5872-1
【最寄】 東武野田線「八木橋駅」徒歩8分

★2020年9月をもって閉店。残念。

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