肥宝館 -貧すれば丼する-

【徳島 蔵本】 可成家本店「煮玉子チャーシュー・白(850円)」

東京とは別の顔。徳島ラーメンらしからぬ一杯。

JR徳島駅から2駅の蔵本駅より歩いて8分ほど。徳島大学病院の裏通り、閑静な住宅街で1999年から営業する「可成家本店」へ。コチラではいわゆる「白系」をベースにした博多豚骨ラーメンに近いスタイルの一杯を主軸としている。ご主人は洋食から転身。カジュアルな佇まいの店舗なので学生や女性同士の来店者も多い。

メニューは豚骨+鶏ガラの「白」、少し甘辛い茶系に寄せた「黒」、鯛や潤目干などの魚介出汁とのダブルスープ「香り」、そしてスパイシーな「担々麺」の4種をラインナップ。ちなみに、かつては東京の代々木や市ヶ谷にも支店を出していた事もあり、東京では豚バラ肉や生卵を乗せていたが、本店はチャーシューを使用している。

スープは豚骨と鶏ガラ、香味野菜を10時間煮込んだ白湯。豚より鶏が前面に出たクリーミーな味わいだが、重すぎずクドく無いので飲みやすい。中細の麺は自家製。気温や湿度により小麦の配合を調整するという気合いの入れようだ。コシがあって喉越しもよく、スープとの相性も抜群。麺とスープだけで十分に完成度の高さが窺える。

チャーシューも外側は香ばしく、中はジューシーで旨い。黄身がトロリとした味玉も良い具合だ。ほかトッピングには刻みネギ、細メンマ、キクラゲが乗る。麺の替え玉もあるし、卓上には辛子高菜も置いてあるし、まさに博多豚骨と徳島ラーメン白系の融合だ。進化系の徳島ラーメン、王道ではないが一度啜ってみては?

<店舗データ>

【店名】 可成家(かなりや) 本店
【住所】 徳島県徳島市南庄町1丁目27
【最寄】 JR徳島線「蔵本駅」徒歩8分

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