見出し画像

肥宝館 -貧すれば丼する-

【六本木】 くまめん「濃厚豚骨玉名ラーメン(900円)」

六本木で熊本「玉名ラーメン」を

東京メトロ南北線の六本木一丁目駅の1番出口から歩いて2分ほど。六本木交差点からも徒歩5分程度。都道412号=六本木通り沿い、寄席坂そばで2022年7月19日から営業する「くまめん」へ。元々この場所で営業していた「中華ふるめん」が西麻布に移転。そして跡地に系列店として「くまめん」をオープンさせたという事だ。

あのご当地キャラのような屋号からも想像出来る通り、こちらでは熊本ラーメンのルーツと言われる「玉名ラーメン」と、熊本の料理を楽しむことが出来る。ラーメン居酒屋といった雰囲気だ。「開けた戸を必ず閉めよう」を意味する熊本弁『あとぜき』と書かれた重い引き戸を開けると、店内はカウンター6席とテーブル12席の計18席。

麺メニューは「濃厚豚骨玉名ラーメン」を筆頭に、豚骨味噌らーめん、九州煮干醤油らーめん、濃厚魚介豚骨つけ麺、鬼辛魚介豚骨つけ麺をラインナップ。目を引くトッピングでは、サバ節、鰹節、潤目、煮干しなど配合した「山盛魚粉(130円)」の文字が。また、玉名では一般的ではないそうだが「替え玉(150円)」も出来る。

そして明太ごはん、高菜めし、とんこつカレー、玉子かけご飯といった飯モノも。一方のツマミメニューでは、ポテサラ竹輪天、揚げたて辛子蓮根、雲仙ハムの厚切カツなどの九州名物が並ぶ。さらに馬肉のユッケや刺身、ホルモンの味噌煮込みといった馬肉料理も充実しており、一緒に熊本の地酒・瑞鷹を引っかけるのもオツである。

まずは、竹輪の穴にポテサラを詰めて揚げた、熊本で人気の「ポテサラ竹輪天(400円)」をツマミにハイボール(650円)を飲る。衣はサクサク、中のポテサラはクリーミーで、そのコントラストがたまらない。美味である。喉も潤った所でいよいよ麺に。今回は「濃厚豚骨玉名ラーメン(900円)」をオーダーすることに。

玉名ラーメンは濃厚な豚骨スープに焦がしニンニクチップが浮かぶのが特徴。スタッフからの「ニンニク入れますか?」の問いに、もちろんYESと。オーダーから着丼までは4分ほど。白濁した豚骨スープは粘度は高くなく、比較的アッサリした飲み口だが、コクはしっかりとある。嫌な臭みは皆無で、カエシの塩味も丁度良し。

スープだけなら思いのほか上品な仕上がりだが、そこにニンニクチップを混ぜると想像通りのジャンキーな味わいに。合わせる麺は中細ストレート。細すぎず固すぎず。チャーシューはタレ染みたバラ肉が2枚。ほかキクラゲ、海苔、刻みネギが乗る。啜りやすい一杯であっという間に完食。次回は馬肉と日本酒も楽しみたいところ。

<店舗データ>

【店名】 くまめん
【住所】 東京都港区六本木3-4-31
【最寄】 東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」徒歩2分

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「東京都 港区」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事