肥宝館 -貧すれば丼する-

【埼玉 大宮】 煮干し中華そば専門店 煮干丸「濃厚煮干そば(790円)+味玉(100円)」

川越の名店が降臨。濃厚煮干しで恍惚の世界へ

大宮駅西口のロータリー目の前、雑居ビルの2階にある「煮干丸」へ。こちらは川越にある煮干し系の人気店「中村屋総本山」の2号店。ビルの2階という立地も何のその、煮干しフレバーがガツンとくる一杯で高い人気を得ている。そういえば、大宮駅周辺は「ラーメン凪」「蕾 煮干分家」もあり、煮干し系が充実している印象だ。

基本の麺メニューは煮干そば、煮干そば白醤油、濃厚煮干そばの3種で、夜のみ「極濃厚煮干そば」も提供している。同じ料金で麺量を並180g、中230g、大280gから選ぶ事ができる。麺少なめも対応可能。逆に足りない人には味付けされた替玉「混ぜ玉(150円)」も用意している。今回は「濃厚煮干そば」を中盛りでオーダーした。

セメント色のスープには香川県産の高級煮干「伊吹いりこ」をたっぷりと使用。味のボトムを動物系出汁で補い、濃厚な飲み口のスープに仕上げている。エグ味や酸味を抑えつつ、しっかり煮干の存在感を前面に押し出した非常に旨いスープだ。中細でパッっとした食感の麺は、川越の本店で製麺。小麦の風味も抜群の良い麺である。

トッピングで特筆すべきはチャーシューだ。食べ進める内に勝手にほぐれる絶品。奥久慈卵の味玉、バラ海苔、白髪ネギも、それぞれが役割を持って丼に存在していて、箸を進める度に楽しめる。そして卓上には髑髏マークにDANGERと書かれた小瓶が。これは煮干しの内臓とニンニクを煮込んだ「内臓オイル」である。

アヒージョを彷彿とさせる自家製の調味料で、名前に反してエグ味は無く、スープにコクを加えてくれる逸品。髑髏に怯まず投入すべし。煮干好きならば、必ず恍惚のフィナーレを迎えることが出来るだろう。次回は夜限定「極濃厚煮干そば」に玉ネギ(100円)をトッピングし、半ライス(100円)も追加してオーダーしたいところだ。

<店舗データ>

【店名】 煮干中華そば専門 煮干丸
【住所】 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-1-5
【最寄】 JR東北本線「大宮駅」西口徒歩2分

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