『令和の虎CHANNEL』発の旨辛タンメン
都営三田線・新板橋駅のA3出口から南へ歩いて2分ほど。JR板橋駅からも徒歩圏内。メトロ通り商店街の一角に2023年2月25日にオープンした「オカモト★タンメン 板橋店」へ。こちらは千葉県行徳「バリバリジョニー」、滋賀県長浜市「麺屋ジョニー」などを展開する、岡本太代表率いる株式会社ジョニーが運営するブランドである。


岡本氏がYouTubeの人気コンテンツ「令和の虎CHANNEL」に出演し、虎たちを唸らせた「究極のタンメン」で見事に出資を勝ち取り出店に至った。2021年8月に1号店を滋賀県愛知川にオープンさせると、FC店を含め滋賀県内のみならず関東にも進出。ここ板橋店は都内1号店である。店内はカウンター3席とテーブルに4席の計7席。
麺メニューだが、具材が野菜と豚コマ、辛味のみとシンプルで1杯600円とお安めな値段設定の「タンメン」がベースだ。これに有料でチャーシュー、野菜増し、煮玉子を追加トッピングできる。また期間限定だろうか。キムチと唐辛子入りの「タンタン」、ホルモンや野菜、生卵が入った「スタミナホルモン」も用意している。


辛さは同料金で0辛から5辛までの6段階が選べ、さらにプラス50円ごとに10辛、15辛、20辛までチョイス可能だ。また替玉(150円)もできる。ほか、唐揚げ、揚げ餃子、明太ご飯、卵かけご飯、チャーシュー丼、ライスなどのサイドメニューや酒類も提供。今回は全部乗せ「特製タンメン(1090円)」を2辛でオーダーした。
着丼までは7分ほど。薄濁りのスープは豚骨と鶏ガラをベースに炊いている。そのスープとニンニクで炒めた白菜やキャベツ、豚肉を一緒に煮込んでありパンチが効いた味に仕上がっている。それだけで十分にうまいが、スノードームを引っ繰り返したように細かな背脂がたっぷり浮かんでおり、さらにコクを与えてくれている。


塩味もしっかり目だが、そのぶんキャベツの甘味が引き立ち旨い。そこに合わせるのは自家製の中細ストレート麺だ。加水率低めで歯切れよく、スープとの相性も抜群である。ちなみに2辛は「ピリ辛」だそうで、過ぎぬ程度の辛さで食が進む。チャーシューは豚肩ロース肉のローストポークが3枚で、味玉は黄身がトロリとして良い味だ。
卓上にはブラックペッパー、ラー油、お酢があるのでお好みで。もつ鍋のスープのような感じなので呑んだシメにも良いだろう。最後まで美味しく頂いた。なお丼の底に「夢」の文字があったら『夢カード』がもらえ、そこに自分の夢を書いて次に訪問した際に提示すると、タンメン1杯が無料になるそうだ。夢かぁ、なんだろうなぁ…
<店舗データ>
【店名】 オカモト★タンメン 板橋店
【住所】 東京都板橋区板橋1-50-7
【最寄】 都営三田線「新板橋駅」A3出口徒歩2分