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肥宝館 -貧すれば丼する-

【銀座】 銀座 篝 本店「特製鶏白湯Soba(2200円)」

知名度全国区、外国人客も多い「篝 本店」

2013年3月、銀座4丁目の路地裏にわずか8席でオープンした「篝」。白湯スープに季節の野菜を添えた美しい丼相の「鶏SOBA」が人気を博し、あっという間に行列店に。2016年、2017年と2年連続でミシュランガイドの「ビブグルマン」を獲得すると知名度は全国区に。その後、2018年12月27日に銀座6丁目に移転し座席数も倍増した。

運営するのは担々麺「蝋燭屋」、家系インスパイア「嚆矢」と他にも人気ブランドを展開する株式会社アデッソだ。現在は支店数も増え、銀座本店をはじめ大手町、池袋、六本木、成田空港、大阪、鎌倉、三宮、札幌すすきの、台湾は台北にも支店を展開中である。今回訪れた銀座本店は数寄屋通りと外堀通りの間の路地に立つ。

店内はカウンター18席。混雑時はまず入口に向かって左側の食券購入待ちの列に並び、購入後は向かって右の店内に入るのを待つ列に並ぶルールだ。訪れた時間帯もあってか店内は私以外全員が外国人客である。麺メニューは鶏白湯Soba、煮干しSoba、蛤と牡蠣Soba、鶏とポルチーニ茸の醤油つけSobaをラインナップしている。

それぞれ鶏と豚のチャーシュー、味玉、九条ネギ、鶏ワンタン、生トリュフスライスを追加トッピング可能で、具増しの「特製」もある。またサイドメニューには白ごはんに加え「北海道産豚炙りチャーシューの和風ソースご飯」「鶏チャーシューバターご飯トリュフ醤油かけ」もあり、ビールを引っかけることも出来る。

鶏Sobaは一杯1800円で、特製は2200円、トリュフを乗せればプラス1000円という強気な価格設定。というのも銀座本店は支店に比べて価格が高いそうで、完全にインバウンドに振り切っているのだ。支店のノリで行くと驚いてしまうのでご注意を。高いと思いつつも、せっかくなので「特製鶏白湯Soba(2200円)」を注文することに。

着丼までは5分ほど。特製トッピングは別皿での提供だ。スープは国産銘柄鶏の肉付き鶏ガラと丸鶏を使って、純水だけで長時間炊き上げた白湯。旨味をしっかり引き出しており流石の仕上がりだ。塩味の加減も丁度よい。そこに合わせるのは三河屋製麺の中太ストレート麺。モッチリした食感でスープとの相性も抜群である。

デフォルトのトッピングは低温調理でしっとりの鶏胸肉チャーシューが3枚と、軟骨のコリコリ食感が良い鶏ワンタンが1つ。さらに筍、赤パプリカ、紫大根、カボチャ、コーン、スプラウト、三つ葉、京都知七の九条ネギが乗る。赤、黄、緑と彩りもよくボリューム感も十分。これだけで十分に満足度できる一杯である。

特製だとさらに鶏チャーシュー2枚、黄身トロリの味玉、筍、カボチャ、酢レンコン、ヤングコーン、パプリカ、三つ葉が追加で提供される。デフォルトのトッピングと重複している具材も多いので、無理に特製にせずともよかったか。薬味の生姜と揚げ葱を投入し最後まで美味しく頂いた。旨いが値が張るので、本店は観光地気分で訪れるべきかな。

<店舗データ>

【店名】 銀座 篝(かがり)本店
【住所】 東京都中央区銀座6-4-12
【最寄】 東京メトロ銀座線ほか「銀座線」徒歩3分

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