赤坂の新店で啜る「赤い九治辣」の担々麺
東京メトロ千代田線・赤坂駅の7番出口上がってすぐ。赤坂通り沿いに2019年8月31日にオープンした「四川担々麵 赤い鯨」へ。運営するのは有限会社TIC。ラーメンでは「戸みら伊本舗」「極や」「麺屋 いし川」「四川担々麺 どういうわけで、」などを。他にもフレンチレストランの銀座「CACHETTE965」、人形町「BARBE」を展開している。
店内の看板では、店名「赤い鯨」の由来について『赤坂で、9つの効果を持つ赤い油・九治辣(くじら)を使った担々麺で、皆の心と体が赤く火照るような刺激的な瞬間を提供したい』と説明している。九治辣は桂皮、八角、赤唐辛子、陳皮、山椒、胡麻で構成されていて、解熱や鎮痛、鎮咳、健胃などに効果があるという話。
メニューは四川担々麺、汁無し担々麺、あじあん濃厚まぜそば、自家製醤油麺の4種で、担々麺は辛さ・痺れとも同料金で3段階から調整可能だ。また有料だが「激辛」「超激辛」も用意されている。トッピングにはパクチー、パイコー、チーズ、温玉などもラインナップ。今回は「パイコー四川担々麺」を辛さ3=強めの刺激でオーダーした。
姉妹店で松戸駅前にある「どういうわけで、」もそうだったが、すり鉢で胡麻を摺りながら待つスタイル。着丼したのは、白い切立丼に赤い辣油が映える一杯。鶏・豚骨の動物系のスープをベースに芝麻醤、辣油、花椒を加えたもので、芝麻醤のコクとスパイスが相まって美味い。中太の縮れ麺で啜っていく。
また、揚げたてサクサクのパイコー、白髪ネギ、青梗菜、肉味噌、ナッツ、赤唐辛子の酢漬けと具沢山なので食べ飽きないのも良い。残念なのは麺が少しダマになっていた点と、従業員同士の私語が煩かった点だ。運営上の課題は多々ありそうだが、味はなかなか。次回は「あじあん濃厚まぜそば」を試してみたい。
<店舗データ>
【店名】 四川担々麺 赤い鯨
【住所】 東京都港区赤坂5-4-11
【最寄】 東京メトロ千代田線「赤坂駅」7番出口そば