肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 北松戸】 麺座まねき「特製まねきラーメン 塩味(850円)」

らーめん寺子屋出身店主が作る優しい味の一杯

JR常磐緩行線・北松戸駅の東口を出て、国道6号を越えて「とうかえで通り」を歩いて数分。小料理屋のような落ち着いた佇まいの「麺座まねき」へ。ご主人は、松戸「13湯麺」の松井一之氏が塾長を務めたラーメン店主養成塾「らーめん寺子屋」の3期生という。店の雰囲気と同様の上品なラーメンで、老若男女の心を掴んでいる。

ラーメンは「まねきラーメン」と、魚粉をきかせた「潮まねきラーメン」の2つが主軸で、醤油と塩から選ぶことが出来る。また、つけ麺、味噌ラーメン、さらには「梅しそ」「塩梅」「えびそば」「のりしお」など、個性的なメニューも揃えている。今回は「特製まねきラーメン」を注文。なお「特製=全部のせ」ではなく「特製=塩」だそうだ。

スープは背ガラや豚足、丸鶏、鶏ガラからとった動物系に、煮干、カツオ、昆布などの魚介系を合わせたダブルスープ。両者が見事に調和し、じんわりと旨味が押し寄せてくる。自家製の麺は3日間寝かせたもので、コシも風味も良い。確かに、このスープなら醤油よりも「塩=特製」でオーダーするのが正解だろう。

トッピングのチャーシューはホロホロと柔らかく旨い。海苔、ワカメ、海藻が磯の香りを演出。ゴマも良いアクセントになっている。粗雑な例えだが「サッポロ一番」の超上位互換という感じだ。最後は卓上の黒七味をふりかけて完食。おそらくご夫婦だろう、熟年のお二人の接客も丁寧で、息もピッタリ。また訪れたくなる佳店である。

<店舗データ>

【店名】 麺座まねき
【住所】 千葉県松戸市北松戸2-7-3
【最寄】 JR常磐緩行線「北松戸駅」東口徒歩5分

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