肥宝館 -貧すれば丼する-

【日暮里】 麺酒処ぶらり「鶏白湯らーめん 玉子入り(930円)」

ミシュラン審査員もよくぞ掘り当てた。日暮里の名店

山手線、京浜東北線、常磐線、京成線、日暮里舎人ライナーが交わる日暮里駅。乗り換えのため跨線橋を急ぐ通勤客や、スカイライナーを使う観光客は多くとも、改札を出て界隈を散策すると言う人は、そう多くはない。だが、駅の東南には繊維問屋街。谷中霊園や谷中銀座も徒歩圏内という面白い駅である。

駅南口すぐの「麺酒処ぶらり」は、ミシュラン「ビブグルマン」にも選出された人気店。1階は「麺処」でラーメン専門、2階は「酒処」となっていて、どちらの階でも鶏をベースにした旨いラーメンを啜ることが出来る。鶏ガラ出汁を塩味で仕上げた、あっさりの「鶏そば」や「つけ麺」もよいが、イチ押しは「鶏白湯らーめん」である。

鶏の旨味が凝縮された白湯スープは、濃厚だが重すぎず、思いのほかさっぱりした飲み口。しかし平打ちの縮れ麺なので、麺とスープがバランス良く絡む。この計算はお見事。トッピングには鶏モモ肉と味玉、白髪ネギ、糸唐辛子に加え、山くらげの姿が。コリコリした食感が良いアクセントになっている。

レンゲが大き目なのも手伝って、最後はスープを飲み干して完食。嗚呼、健康診断も近いというのに…。なお、お店は飲食店などが立ち並ぶ表通りから路地を一本入った薄暗い場所にある。ミシュランの審査員も、よくココがわかったなという立地だが、味は良いので恐れず突撃すべし。

<店舗データ>

【店名】 麺酒処 ぶらり
【住所】 東京都荒川区東日暮里5-52-5
【最寄】 JR線・京成線「日暮里駅」南口徒歩2分

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