東十条の新星。田中商店系出身店主、渾身の一杯
JR東十条駅の北口を出て、東十条銀座商店街を7分。2017年11月にオープンした「机上の空論」へ。変わった店名ではあるが、味は本物。ご主人は田中商店グループの浅草「つし馬」と、飯田橋「田中屋」の出身という。その期待感もあってか、創業直後に人気店の仲間入り。カウンターのみ7席の店内は常に混雑している。
メニューは「中華そば」と「煮干中華そば」の2本柱。「中華そば」のスープは、鶏ガラや豚、煮干、昆布、野菜などから旨味を抽出し、岡直三郎商店の「日本一醤油」を使用したタレを合わせてある。若干の酸味もあり、キリっとした飲み口に仕上がっている。麺は相模原「中根製麺」の中細ストレート麺。しなやかでスープとの絡みも良い。
昔ながらの中華そばをベースにブラッシュアップしてあるネオクラシック系。老若男女に愛される味だ。なお、卓上にはブラックペッパーのほか、田中商店ゆずりだろうか、自家製の辛子高菜も用意されている。これをチャーシューの上に少し乗せて一緒に頬張ると最高だ。次回は、気になる「煮干し中華そば」に挑戦しよう。
<店舗データ>
【店名】 机上の空論
【住所】 東京都北区東十条3-11-5
【最寄】 JR京浜東北線「東十条駅」東口徒歩7分