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肥宝館 -貧すれば丼する-

【埼玉 獨協大学前】 麺や旬香「特製 塩らぁめん(1300円)」

分厚い旨味の層が推しよせる「旬香」の一杯

東武線・獨協大学前駅の東口から徒歩4分。草加郵便局の目の前に2023年6月20日にオープンした「麺や旬香」へ。此処はかつて「NOODLE STOCK 鶴おか」「中華そば 煌星」と旨いラーメン店の入居が続いた物件。「旬香」のご主人は赤羽「麺処 夏海」のご出身で「鶴おか」にも縁がありこの場所で独立創業したそう。

店内はL字カウンターに9席。行列時はまず店前の道に並んで待ち、スタッフの案内で食券を購入するシステムだ。麺類は塩らぁめん、醤油らぁめん、まぜそばの3種が基本メニューだが、麺、飯、酒、ツマミとそれぞれに限定メニューを用意している。この日の限定麺は「鱧と鴨の冷やし醤油らぁめん」とのこと。珍しい組み合わせだ。

一方の飯モノは、ライス、国産牛ローストビーフ丼、魯肉飯に加え、限定の「和牛 牛すじ煮込み丼」「まぐろとほたての2色丼」を提供。さらに本日のおつまみ「和牛 牛すじ煮込み」で一杯飲ることも出来る。日本酒も日替わりだが一杯350円と破格だ。散々悩み、今回は「特製 塩らぁめん(1300円)」を注文。7分ほどで着丼した。

澄んだスープは、はかた地鶏と大山どりの鶏ガラにモミジ、親鳥の丸鶏、豚の背ガラ、香味野菜を炊いた動物系スープと、旬の魚介類に煮干し、鰹節、昆布や椎茸を合わせた魚介系スープをブレンドしたもの。そこにイタリア産の海塩や白ワイン、日本酒、白醤油、緑茶、煮干し、干し貝柱、魚醤などを加えた塩ダレを重ねている。

旨味の層が厚く、それでいて塩ダレはキレもありスッキリした飲み口に仕上がっている。なお店内のホワイトボードには、この日は勘八、縞鯵、帆立を使用と。そこに菅野製麺所製でコシの強い中細ストレート麺が泳ぐ。チャーシューは低温調理の鶏胸肉、厚みある豚バラ煮豚、ローストビーフの3種が各1枚ずつ乗る。いずれも絶品。

バラ肉の上には、まろやかな味噌の様なものが乗せられており、味変ツールとしても機能。そしてワンタンは肉と海鮮の2種。肉餡は鶏挽肉と合鴨とタマネギのミックスでほんのり甘味があり、海鮮は帆立、鱈、枝豆を使ってモッチリ仕上げてある。味玉にはマキシマムこいたまごを使用しており、上にはスパイスも。

黄身がサラリと解け美味である。ほか、海苔3枚、白ネギ、三つ葉、獅子唐がトッピングされる。どの具材も手が込んでおり最後まで美味しく完食した。土地柄かアッサリで啜りやすいからか、結構エルダー層の客も目立った。現在のところ営業は昼のみとハードルは高めだが、またぜひ限定麺を啜りに来たいと思う。

<店舗データ>

【店名】 麺や旬香(しゅんか)
【住所】 埼玉県草加市栄町3-3-21
【最寄】 東武スカイツリー線「獨協大学前駅」徒歩4分

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