神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

空軍大戦略

2009年03月28日 | その他
 昨夜のBSハイビジョンでやってた映画です。1969年のイギリス映画。録画して今日見ました。原題は『BATTLE OF BRITAIN』で、今の感覚ならこの原題はそのままカタカナにして公開したでしょうね。この邦題では意味が分かりません。まあ戦争映画なんですが、飛行機ファンにはすごく興味深い場面がたっぷりあって、最後まで見入ってしまいました。特に空中戦のシーンはどうやって撮ったんでしょうか。
 それにしても、あの狭いドーバー海峡を越えてロンドン上空で10分しか空戦できないなんて、ドイツのメッサーシュミット戦闘機の航続距離はほんとに短かったんですね。であれば、当時のドイツが零戦を使えば問題なくイギリスに勝てた、かどうかは分かりませんが。設計思想が違いますね。
 いつも思うんですが、あの第二次世界大戦当時の各国の戦闘機を見ると、その国の国民性の違いがよく出ているように思いますね。例のグラマンの大味さはアメリカそのものです。メッサーシュミットもフォッケウルフも見るからにドイツ的です。スピットファイアのあの曲線の美しさは他の国では真似できませんね。もちろん日本人には日本の機体が一番優美に見えますが。戦闘機のような技術的合理性の塊のようなものにも、作った民族の個性が出るのはある意味ほっとします。