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元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

#9:ジミ・ヘンドリックス( Jimi Hendrix)

2008年04月21日 | 魂のギタリスト聖典
「ジミ・ヘンドリックス」に影響を受けていないロックギタリスト
なんているのだろうか?いや、いない・・(断言)

仮に「ジミ・ヘンドリックス」から直接的な影響を受けて
いないとしても、ギター・ミュージックの発展を3年弱という短期間で
成し遂げた功績の恩恵を受けていないギタリストなんて皆無に等しいです。

「ジミ・ヘンドリックス」は「サイケデリック・ロック」と
ジャンル分けされる事が多いけど、
「レッド・ツェッペリン」以前に「ジミ・ヘンドリックス・
エクスペリエンス」が、ハードロックというジャンルを生み出した
と思います。

「ノーキン・エドワーズ」や「ハンク・マーヴィン」
「カール・ウィルソン」の時代は
エレキギターで透明感のある音、クリーンなサウンドを追い求めて
いました。そんなギターミュージックがスタンダードな時代に
「ジミ・ヘンドリックス」はエグいサウンド、歪んだサウンド、
ノイズ混じりの音をアンプメーカーやギターメーカーやエフェク
ターメーカーに発注していました。機材メーカーは、どうやったら
もっと綺麗な音になるか研究開発していた時代に「もっともっと
歪んだサウンド」と言うから、相当な変人扱いだったようです。
「ファズ」の製作者曰く「ジミ・ヘンドリックス」は製作者の
想定範囲以上のサウンド効果や斬新なバリエーションを生んだ
ようです。

エレキギターの代名詞的なフェンダーのストラトキャスターは、
売上不調で生産中止寸前に「ジミ・ヘンドリックス」が使い
一気にエレキギターのトップへと返り咲きました。

そして、ロックギタリストの殆どがやっている半音下げチューニング
も「ジミ・ヘンドリックス」が深いチョーキングが出来るように
編み出しました。

「ジミ・ヘンドリックス」の一番の魅力はインプロビゼーションです。
すなわち、アドリブ・即興です。リックを覚えバリエーションを増や
しインプロビゼーションするスタイルでは無く、その場の感情のおもむく
ままに表現します。常に音を探しながら演奏しているような、緊張感が
こもった演奏は、そういう一音一音に「ジミ・ヘンドリックス」の
魂がこもっているから成せる演奏です。「ジミ・ヘンドリックス」の
演奏は、同じ機材を使っても、一流プレイヤーが高等テクニックで真似て
も再現できません。「ジミ・ヘンドリックス」の演奏は
「ジミ・ヘンドリックス」だけのものです。

「ジミ・ヘンドリックス」は、楽曲のクオリティや演奏や歌は勿論ですが、
若者の心を射抜いたパフォーマンスも大きな功績になっています。
右利き用ギターを左で弾くのはシールドジャック、アーム、ボリュームや
トーンのつまみがギターの上部にきた方がカッコイイって理由だけです。
明らかにハイトーンが弾きにくく成るけど、見た目重視です。
でも「ジミ・ヘンドリックス」の側近の話では、「ジミ・ヘンドリックス」
は右手でのほうがギターが上手いらしいです。ただ、右手で全てをやり
尽くしてしまったので左手で弾いたって言っていましたが、多分
後付けの伝説でしょうね。

「ジミ・ヘンドリックス」のギタークラッシュは、偶然的に生まれました。
ロック界一の激しいステージだった「ザ・フー」が暴れ狂い、熱狂的な
ライブを展開した後「ジミ・ヘンドリックス」が出番で、「ザ・フー」
の興奮を引きずっている観客に注目をさせる為に、ギターを叩きつけ
粉砕しました。一気に観客の流れを掴み、ジッポーオイルをギターに
吹き付け火を着けると、大歓声が起こった事をキッカケに、
「ジミ・ヘンドリックス」のギター粉砕は定番パフォーマンスに
成りました。

当時の音楽評論家達は「あれは音楽じゃない」「邪道だ」
と酷評し、ストラトキャスターの製作者フェンダーは「トレモロ
ユニットはビブラートをかけるものだ。ジミ・ヘンドリックス
みたいに使うものじゃない」と激怒していたようですが、
理論じゃなく、柔軟な感覚で聴く若者達は、熱狂しました。

ただ、「ジミ・ヘンドリックス」は存命中は、黒人達には
「白人相手に金儲けする黒人の恥」と嫌われていたようです。

「ジミ・ヘンドリックス」はハードロックの神ゆえ、話は
尽きませんが、今日はこれぐらいにしておきます。

◆ジミ・ヘンドリックスのオススメCD
ウッドストック

#8:カイ・ハンセン(Kai Michael Hansen)

2008年04月21日 | 魂のギタリスト聖典
今でこそ、メロディック・パワー・メタルやスピード・メタル
が大普及していますが、全ては「ハロウィン」から始まりまし
た。「ハロウィン」の存在無くして「ブラインド・ガーディアン」
「スター・ゲイト」「クローミング・ローズ」「アングラ」など
のバンドは生まれませんでした。

そのジャーマンメタル界きっての大出世頭「ハロウィン」の創設者
が「カイ・ハンセン」です。

「ハロウィン」は、明快でキャッチーな曲調ゆえ、日本では80年代
には「アニメ・メタル」と小馬鹿にされる事もあったようですが、
ボーカルに「マイケル・キスク」加入以後はシーンのトップに上り詰
めました。

名盤「守護神伝」の第一章、第二章のインパクトが強すぎて、僕は
「カイ・ハンセン」脱退後の「ハロウィン」は多少聴く程度で
あまり深くはのめり込めませんでした。

「カイ・ハンセン」が作り出すドラマチックで華麗な音楽は、
「カイ・ハンセン」が新たに結成した「ガンマ・レイ」へと引き継が
れて行きました。そして「ハロウィン」の最大のライバルと言われる程
「ガンマ・レイ」もビッグになり、2008年の2月には
「ハロウィン&ガンマ・レイ」という強烈タッグでの日本公演が
実現しました。

「カイ・ハンセン」は「ディープ・パープル」「ジューダス・プリースト」
「ブラック・サバス」「レッド・ツェッペリン」「クイーン」などに影響を
受けました。すなわち、ヨーロピアンサウンド、ブリティッシュロック
と郷土ドイツの古典音楽に影響を受けています。「カイ・ハンセン」は
雑誌インタビューで事あるごとにアメリカン・ハード・ロックからの影響が
皆無である事を力強く主張してきました。その力説は、誇り高きヨーロッパ
人はアメリカの真似なんかしないんだ・・・と言っているようにも思えます。
クラシックの名作曲家を数多く輩出したドイツ人の血筋は脈々と受け継がれ
ているのかもしれません。

◆ハロウィンのオススメCD
守護神伝

◆ガンマ・レイのオススメCD
ヘディング・フォー・トゥモロー

#7:ジェフ・ベック(Jeff Beck)

2008年04月16日 | 魂のギタリスト聖典
「エリック・クラプトン」「ジミー・ペイジ」と並び
「ジェフ・ベック」は3大ギタリストと評される事が
多いが、僕は純粋にギタリストとしては「ジェフ・ベック」
を最も高評価しています。

もちろん、「エリック・クラプトン」も「ジミー・ペイジ」
も僕に多大なる影響を与えましたが、「エリック・クラプトン」
はバラード路線になり、「ジミー・ペイジ」は「レッド・
ツェッペリン」の延長線的な活動が目立ちます。いずれも
ブルース発展型の域に留まっています。

「ジェフ・ベック」は、貪欲にどんどん新しいテクニックや
サウンドを吸収し、ジャンルの幅もどんどん広げていきました。
「ジェフ・ベック」の名作と名高い「ブロウ・バイ・ブロウ」
や「ワイアード」は、昔の「ジェフ・ベック」でしかないです。

80年代からジャズ、フュージョン路線になり、ピックを
使わなくなりました。複雑で難解なプレーが多くなったのは
右手の5本指が動きまくっているからだと思います。

そして90年代の「フー・エルス」から、コンピューターの
打ち込みサウンドを積極的に使うようになり、「テクノ」
「ハウス」「トランス」みたいな楽曲も多くなりました。

「ジョー・サトリアーニ」がコンピューター打ち込みサウンド
を使うようになったのも、「ジェフ・ベック」の影響かとも
思えます。

シンセサイザーやコンピューターで、デジタル路線になりな
がらもレトロさを維持しているのは「ジェフ・ベック」が
ナチュラルなエレキギターサウンドにこだわっている
からだと思います。エフェクターやギターシンセに頼らず
アンプ直通に近いサウンドだけは譲らずも、柔軟にギター
表現を追及しています。いまだに自宅では、車いじりか
ギターを弾く事しかやらないらしいです。

まだまだ、「ジェフ・ベック」は老いる事無く、未来を
見つめ続けると思います。

◆ジェフ・ベック・グループ・・・オススメの1枚
ラフ・アンド・レディ

◆ジェフ・ベック・・・・オススメの1枚
ジェフ

◆ヤードバーズ・・・オススメの1枚
ジェフベック&ヤードバーズ

#6:ウリ・ジョン・ロート(Uli Jon Roth)

2008年04月16日 | 魂のギタリスト聖典
ギター仙人との呼び名が高い。人里離れた山奥に住み
謎が多いギタリストです。

「スコーピオンズ」ファンでしたら、「ウルリッヒー・ロート」
と、言えば分かりますよね?

ジミ・ヘンドリックスとクラシックを愛し、「ジミ・ヘンドリックス」
が好きすぎて、「ジミ・ヘンドリックス」最後の彼女と結婚したが
数年前に亡くしショックのあまり音楽活動を長年休止する。

70年代「スコーピオンズ」加入から音楽業界にいるが、残した作品数は
意外と少ないです。

数年前には破産までしました。

僕達、若いギターキッズにといっては、スカイギターの
「ウリ・ジョン・ロート」です。あの、32フレット、7弦ギター
はギターキッズの心をときめかせました。

クラシカルな旋律と、シングルコイルを4つくっ付けたピックアップ
から鳴るサウンドは凄く魅力的です。

ストラトキャスター時代の「エレクトリック・サン」時代でも、今の
面影はありますが、ソロになってからの方が格段に表現の幅が
広がりました。

ちなみに、僕が昔やっていたバンド名は「バージンキラー」です。

「ウリ・ジョン・ロート」に影響受けたバンド「ファイアー・ウィンド」
も素晴らしいバンドです。

◆スコーピオンズ・・オススメの1枚
ヴァージン・キラー

◆エレクトリック・サン・・・オススメの1枚
ファイアー・ウィンドウ

◆ウリ・ジョン・ロート・・・オススメの1枚
メタモーフォーシス

#5:スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)

2008年04月16日 | 魂のギタリスト聖典
ギタリストで「天才」と言い真っ先の思いつくのが
「スティーヴ・ヴァイ」です。

「スティーヴ・ヴァイ」を超絶技巧派プレーヤーと
評する事が多いけど「スティーヴ・ヴァイ」の
多彩な実験的芸術性に必要なプレーをしているだけ
である。

複雑、難解な音楽を創作しているのでは無く、内面を
深く深く掘り下げ表現した結果、凄く難解な音楽に
成っているに過ぎません。「スティーヴ・ヴァイ」
が楽曲に込めた真意なんて凡人の僕には理解出来る
はずもありませんが、数十回、数百回聴く事で
「スティーヴ・ヴァイ」の内面を擬似体験出来る
ような気がします。

近年、ますます「スティーヴ・ヴァイ」のマイナー
な表現が高まっています。「スティーヴ・ヴァイ」
は、発想や着眼点が斬新で、在り来たりな事は絶対
にやらないので、毎アルバム「今度は何が飛び出す・・」
と楽しみです。「スティーヴ・ヴァイ」が作り出した
妄想による幻覚を体感するには、じっくり聴きこむ
必要があります。

ライブでの演奏もカッコイイし、あらゆる演出で
驚きの連発です。

◆スティーヴ・ヴァイ・・・オススメの1枚
ウルトラ・ゾーン

◆ホワイト・スネーク・・・オススメの1枚
スリップ・オブ・ザ・タンゴ

◆デイブ・リー・ロス・バンド・・・オススメの1枚
イート・エム・アンド・スマイル

◆アルカトラス・・・オススメの1枚
ディスタービング・ザ・ピース

◆フランク・ザッパ・・・・オススメの1枚
黙ってギターを弾いてくれ


#4:スティーヴ・モーズ(Steve Morse)

2008年04月16日 | 魂のギタリスト聖典
「スティーヴ・モーズ」がギターで在籍したから、僕は
今の「ディープ・パープル」もファンを続けています。

恐らく「スティーヴ・モーズ」以外のギタリストが
「ディープ・パープル」に加入していたら、僕は
「ディープ・パープル」のファンを止め、過去の作品
だけを聴く事になっていたはずでしょう。

僕は熱狂的な「リッチー・ブラックモア」愛好家
なので、「リッチー・ブラックモア」の代役とし
「ディープ・パープル」に加入した「スティーヴ・
モーズ」には否定的でした。でも、「スティーヴ・
モーズ・バンド」のアルバムを聴きこむと、あの
ジャンルを超えたオールマイティースタイルと、
超絶的なギタープレー・・そして、何より楽曲の
クオリティの高さに驚きました。

そして、僕は新「ディープ・パープル」を受け入れ
ました。

それまで、ギターインスト系には、あまり興味が
無く、アルバムに1,2曲程度ってぐらいって
バンドしか聴いていませんでした。でも、
「スティーヴ・モーズ」の音楽に出会い目覚めました。
「スティーヴ・モーズ」が参加したアルバムや、ソロ作
全て揃えました。

トラッド、ケルト、カントリー、ジャズ、クラシック
フォーク、ロック、ハードロックなど、いずれの音楽を
しても一流のプレイヤーです。音楽大学でクラシック漬け
だったインテリジェンス・ハードロック系オールマイティ
ギタリストです。

◆スティーヴ・モーズ・バンド・・・オススメの1枚
スプリット・ディシージョン

◆カンサス・・・・・オススメの1枚
イン・ザ・スピリット・オブ・シングス

◆ディープ・パープル・・・・オススメの1枚
バナナズ

#3:ゲイリー・ムーア(Gary Moore)

2008年04月16日 | 魂のギタリスト聖典
僕が中学時代に聴いた「ゲイリー・ムーア」のベスト盤が、
たまたまブルースやジャズ寄りのアルバムだったので、あ
まり夢中になる事も無く学生時代を終えました。

「シン・リジー」も多少はかじりました。あくまで多少
であり、ベスト盤とラブ盤しか持っていません。

しかし「コリドーズ・オブ・パワー」を聴き、ハード&ヘヴィ
さぶりに震え上がりました。「・・え・・・ええ・・
これが、あのゲイリー・ムーア・・・」とビビリました。

「コリドーズ・オブ・パワー」から「アフター・ザ・ウォー」
までの9作は名盤ばかりです。後のブルース路線全快の
「ゲイリー・ムーア」も素晴らしいけど「ゲイリー・ムーア」
の歌声はメタル寄りな気がします。

80年代は「マイケル・シェンカー」と並ぶスーパーギタリスト
でした。

ゲイリー・ムーアの持ち味は、深みのある渋いサウンドと、泣きの
ギタープレーで、深いビブラートとマシンガン・ピッキングは
驚異的です。

◆ゲイリー・ムーア・・・オススメの1枚
ワイルド・フロンティア

◆シン・リジー・・・・オススメの1枚
ラスト・ライブ

#2:エリック・ジョンソン(Eric Johnson)

2008年04月16日 | 魂のギタリスト聖典
僕達、ロック系ギターキッズが「エリック・ジョンソン」
の名前を知ったのは「G3」からだと思います。

「G3」のライブ・ビデオが大ヒットし、ギターキッズの
僕も当然買いました。

「ジョー・サトリアーニ」「スティーヴ・ヴァイ」と肩を
並べステージに立っているイケメンは誰だ?と、いうのが
第一印象です。「ジョー・サトリアーニ」や「スティーヴ・
ヴァイ」が、もてる限りのテクニックを駆使しまくって
とにかく弾き倒しているのに対し、「エリック・ジョンソン」
は穏やかに軽ーーく演奏していました。しかし「エリック・
ジョンソン」歌声が素晴らしく、ソロシンガーでも充分通用する
歌唱力でした。

最初は「エリック・ジョンソン」は、歌唱力って面だけで、
あまり印象にも残らなかったです。しかし、ヤングギターとか
のギター雑誌でギタリストのインタビューを読むと、事あるごと
に「エリック・ジョンソン」を称える記事が載っていました。
かの「アラン・ホールズワース」までも「エリック・ジョンソン」
を褒めちぎっています。

そして、「リッチー・ブラックモア」がインタビューで
「エリック・ジョンソン」は素晴らしい。と、語っていたのが
引金で「未来への扉」を購入しました。

「未来への扉」を聴いた瞬間「あ・・・・G3で一番凄いのは
エリック・ジョンソンなのかもしれない」と、遅ればせながら
気付かされました。そして、輸入ビデオを買い「エリック・ジョンソン」
一筋の時期があったほどはまりました。

「エリック・ジョンソン」はコンパクトエフェクターは電流では
無く、電池を使う拘りがあり、電池メーカーまで指定しています。
また、エフェクターを置く板の材質などにも深いこだわりを持って
います。

一般的にチューニングは6弦から1弦へと順番にすると狂いにくい
と言いますが、「エリック・ジョンソン」は3弦、2弦、1弦、4弦、5弦、6弦
の順番でチューニングします。

そして、エフェクターや機材やギターはヴィンテージ物しか使いません。
最新機器などに全く興味をそそらないギタリストです。

◆エリック・ジョンソン・・・オススメの1枚
未来への扉

◆G3・・・オススメの1枚
ライブ・イン・コンサート

#1:リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)

2008年04月15日 | 魂のギタリスト聖典
新カテゴリー「魂のギタリスト聖典」で紹介する
1人目は当然ながら「リッチー?ブラックモア」です。

当店は「様式美面れいんぼ~」という屋号で、「リッチー?ブラックモア」
が築いたジャンル「様式美」(ネオクラシック?ヘヴィメタル)
と「リッチー?ブラックモア」が作った偉大なるバンド
「レインボー」を拝借して商売させて頂いています。


僕がハードロック/ヘヴィメタルのマニア道に進むキッカケは、
中学1年の時に聴いた「ディープ?パープル」の「ブラック?ナイト」
で全身が痺れる程の衝撃を受けました。

そして「ディーペスト?パープル」というベスト盤を聴き、完全に
K.Oされました。他が見えないぐらい「ディープ?パープル」に
のめり込み、「イン?コンサート」のCDを買い更にブッ飛びました。
スタジオテイクで受けた衝撃の数倍もの衝撃がライブにはあります。

何よりも「リッチー?ブラックモア」のギタープレーに酔いしれました。

そもそも「ディープ?パープル」とは、「クリス?カーティス」「ジョン?
ロード」「リッチー?ブラックモア」で結成したバンドです。その創設
メンバー今の「ディープ?パープル」には誰もいません。

プロになってから、第1期「ディープ?パープル」の「イアン?ペイス」が辛うじて
現存「ディープ?パープル」に残っているだけです。

「ブラック?ナイト」が僕の人生を変えました。あのキシむ
ストラトキャスターのアーミングや、「ハイウエィスター」のギターソロや
「バーン」のギターソロで聴かせるクラシカルなハーモニックマイナー
スケールは、後の「レインボー」を予感させます。


「リッチー?ブラックモアあってのディープ?パープル」という評価も
多く、「トミーボーリン」や「スティーヴ?モーズ」期は一般評価が低いです。

「ジョー?サトリアーニ」での「ディープ?パープル」来日公演では
多くの失望じみたレビューが多かったです。

黒装束に、白いストラトキャスターで、破壊的なステージは世界中のギターキッズを熱狂させました。

今の「リッチー?ブラックモア」はロビンフッドみたいなコスチューム
で、アコースティックギターを掻き鳴らし、奥さんと微笑ましい
「ブラックモアズ?ナイト」をやっています。ハードロック好きと
しては、もう一度ハードロックに返り咲いて欲しいと願ってしまいす。

でも、楽曲のクオリティでは今が最高潮にも思えるので、
「ブラックモアズ?ナイト」の活動もやめないで欲しい。と、勝手に
欲張りな願望を抱いています。

◆ディープ?パープル???オススメの1枚
ライブ?イン?ジャパン完全盤(3枚組)

◆レインボー???オススメの1枚
ライブ?イン?ジャーマニー

◆ブラックモアズ?ナイト???オススメの1枚
ヴィレッジ?ランターン

魂のギタリスト聖典の開幕:序章

2008年04月11日 | 魂のギタリスト聖典
新カテゴリーで「魂のギタリスト聖典」を始めます。

今までも散々ギタリストについて書いてきましたが
今回からカテゴリー化し、1人、1人について簡潔に僕なりの意見を書きたいです。

僕はドラム、ベース、キーボード、オカリナ、ウクレレ
とか色んな楽器をやりますが、僕が最も好きな楽器は
ギターです。特にギンギンに歪んだメタル系のエレキギター
サウンドが大好きです。だから、ヘヴィメタル/
ハードロックにやや偏る傾向にあるかもしれませんが
ご了承ください。

凄いんだけど・・・マイケル・アンジェロ

2007年11月05日 | 魂のギタリスト聖典
ギタリストを1500人紹介した本や、ヘヴィメタル系ギタリ
ストを200人紹介した本でも一切名前が出てこない
忘れ去られたギターヒーロー「マイケル・アンジェロ」です。

ギターテクニックでは、80年代ギター戦国期でもトップ
クラスでしたが、ギターが凄いだけのイロモノ扱いでした。

確かに楽曲はあまり良くないです。

でも、テクニックの凄さには定評があり、ギター教則ビデオは
驚異的な売り上げらしいです。だから、ミュージシャンという
よりは、テクニックを教えるインストラクターです。
だから「アンジェロ先生」というニックネームで呼ばれる
事が多いです。「アンジェロラッシュ」「クワイエット・
ギター」とか凄いけど凄すぎて笑えます。



JEFF BECK「JEFF」★天才の衝撃作

2007年02月23日 | 魂のギタリスト聖典
世界の3大ギタリストのジェフ・ベックが
2004年に発表した「ベック」には驚き
ました。

1曲目から「え?これがジェフ?マジ?」
と信じがたい衝撃作です。

ジョー・サトリアーニと同様に、もはや
ロック・ギタリストというジャンルでは
区分けできません。ロックの枠を抜け出し、
「自分らしさ」を貪欲に追求し「新たな
挑戦」への意欲がうかがえました。

絵画の画派で例えると、以前までの
ジェフ・ベックはリアリズムを重視した
「写実派」、内面表現の「ロマン派」
「印象派」といった重く暗いイメージが
強く、淡く明るい「印象派」とは対極
にあったように思います。

しかし、本作は1曲目から「フォーヴィスム」
画派で、アグレッシブな作風でした。また、
既成のスタイルをブチ壊し新たな芸術を創作
する「ダダイスム」「シュルレアリスム」
のような新たな芸術を表現しています。
また、「抽象画」のように作品が与える
圧倒力が大きいです。

相変わらず、僕の比喩表現は、物事を
複雑難解にしてしまう傾向にあります。
簡単に分かりやすく説明するつもりが、
偏った知識の表現に頼るがゆえ、こういっ
た分かりにくい説明になってしまいます。

簡単に直接的に説明すると、色んな
スタイルやジャンルの音楽を自由に、
複合的に融合させ、制約のない、新タイプ
の音楽を作り上げているのが本作です。

すでにギタリストとしやり尽くした
感があって今まで築いたキャリアで、
充分に第1線の王位に君臨していますが
ジェフ・ベックはとどまりませんでした。

鬼才、奇才を存分に発揮し、芸術性が
非常に高い領地に踏み込み、唯一無二
なジェフ・ベックだけの存在感を
アピールしてくれています。

こういった作風は、お客を選びます。

「フォーヴィスム」「ダダイスム」のよ
うな画派を、滅茶苦茶な落書きとしか
とらえない人には、難解な作風に感じる
かもしれませんが、難しく考えず、感覚
で内面表現を受け取ると、極上の素晴ら
しき芸術を堪能できます。

「プログレッシブ・ロック」のような、
前衛的音楽に理解がある人なら、一発で
好きになれるはずです。

人気急上昇中のジャズ、フュージョン
ピアニストの上原ひろみにも少しばかり
同じ香りがします。

Vinnie Moore 「Collection」

2007年02月22日 | 魂のギタリスト聖典
僕は超絶ギタリスト系のロックが好きです
が、イングヴェイ・マルムスティーンや
クリス・インペリテリみたいにとにかく疾走
しまくる速弾きも大好きです。

また、超絶テクニックのオンパレードな
スティーヴ・ヴァイやエディ・ヴァン・
ヘイレンも大好きです。

感情がこもった泣きのゲイリー・ムーアや
ジョニー・ウィンターも圧巻です。

唯一無二な個性のジミー・ペイジやジミ・ヘンドリ
クスも大好きです。

ジャンルの垣根を越えた、スティーヴ・モーズや
エリック・ジョンソンなども凄いです。

進化しつづけるジェフ・ベックやジョー・サトリアー
ニの冒険心には脱帽です。

ギターの限界を超えた、ウリ・ジョン・ロートや、
アラン・ホールズワースや、ジョン・ペトルシー
の凄さは言葉で言い表せません。

キリが無いので、ここらで本題に入ります。

ヴィニー・ムーアのベスト盤を購入しましたが、
このアルバムに匹敵するギターインストアルバム
を今まで聴いた事がありません。

ヴィニー・ムーアは、フュージョンタイプの曲では
リー・リトナーっぽいプレイをするし、クラシカルな
速弾きではトニー・マカパイン並ですし、
プログレッシブ・ロックっぽい曲ではスティーヴ・ハウ
やロバート・フリップもゾッとしそうな演奏です。

1つの演奏スタイルを貫くギタリストも好きですが、
ヴィニー・ムーアのように表現力が豊かな、オールマイ
ティスタイルには驚かされます。

タンゴ、カルメン、ブルース、スパニッシュ何でも
ござれです。

大抵はオールマイティ系ギタリストは、各ジャンルを
浅く広くのタイプか、多少は得意不得意が偏り
ます。
学校のテストで例えると、
国語78点、数学80点、理科75点、社会79点、
英語81点もしくは、
国語94点、数学12点、理科100点、社会98点、
英語0点タイプが多いです。

しかし、ヴィニー・ムーアはオール満点だと思います。
完全無欠です。ジャズでも、クラシックでも、ロカビリ
でも、その分野の1流ギタリストと並ぶ、もしくは
それ以上の演奏を聴かせてくれます。

ヴィニー・ムーアのテクニックや表現力がどんなに凄く
ても、僕にとってリッチー・ブラックモアが1番に好きな
気持ちは不動のままです。リッチー・ブラックモアは
他のギアタリストとは別格です。