ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

八丈島航路2021年2月 アホウドリ コアホウドリ クロアシアホウドリ カンムリウミスズメ/亜種ハチジョウツグミ等 埼玉県

2021-04-04 | 小笠原、三宅島、航路
アホウドリ 2月20日三宅島近海

八丈島航路では2月にコアホウドリが多いと聞いており、アホウドリ類に期待して真冬の海鳥ウォッチングに出かけて来ました。2月19日夜に竹芝桟橋を出港しましたが、船はガラガラで密とは全く無縁でした。翌朝、10mを超える西風が吹く中、御蔵島沖辺りから観察開始、海はかなりの白波が立っていました。ウォッチャーは私を入れて3人と少なめでした。通常、御蔵島と八丈島の間はあまり期待出来ないと言う予想に反して、アホウドリ成鳥が飛んでくれました。飛沫で少し霞んでいますが‥‥
それでもやっぱり出た数は少なかったです。そして午前9時前に八丈島に到着。当地は真冬の装備だとやはり暑い!汗をかきながら少し島内をぶらついて見るとアカコッコが目の前を通過。他にモズ、メジロ、ヒヨドリ、ウグイス(囀り)、タヒバリなどが居ましたが、被写体になってくれたのは、亜種ハチジョウツグミならぬ八丈ツグミでした。
折り返しの9時40分発の橘丸に乗り込み探索再開ですが、やはり御蔵島を過ぎるまでは、暇でした。三宅島が近づいて来た13時10分ごろアホウドリが近くを飛んでくれ、俄然盛り上がります。成鳥にかなり近い若鳥のようです。やはり三宅島から大島までが勝負ですね。
三宅島東側の三池港に着岸しすぐに出港。島の周りではカモメ達が群れて鳥山を作っていました。飛んでるカモメの左からカモメ、ウミネコ、手前にセグロカモメの3種が含まれているようです。
三池港を出てからアホウドリ類がよく飛んでくれます。13時50分ごろのアホウドリ若鳥です。
そしてコアホウドリ。数は結構出るんですが、あまり近くを飛んでくれません。
13時58分のアホウドリ若鳥ですが、顔がまだ黒いので、相当若い個体でしょうね。
13時59分、さっきよりは少し年上のアホウドリ若鳥と海面上を向かって来るアホウドリ成鳥、加えて遠くにコアホウドリが写っています。次からの7枚は一連の写真で、アホウドリ若鳥に続いて成鳥が近くを飛んでくれました。忙しい事です。
一旦離れたかと思った成鳥が割と近づいてくれました。同じ個体だと思うのですが。
14時5分。アホウドリ若鳥です。白い羽が増えて来ています。
14時6分。アホウドリ成鳥が接近!遠くには若鳥。
少し落ち着いた14時40分のクロアシアホウドリです。カウントしてないので、何とも言えませんが、アホウドリの方が多く出た気がします。アホウドリの方が印象に残るので、気のせいかもしれませんが。
15時15分小さな海鳥が海面から飛び立ちました。カンムリウミスズメでした。
15時37分、アホウドリ若鳥。まだまだ若い個体のようです。
16時5分なかなか近くを飛んでくれないコアホウドリです。
大島を過ぎて房総半島が見えて来るとアホウドリ類の出現は終わりましたが、よく飛んでくれました。それにしてもオオミズナギドリはこの季節少ないですね。写真を見るとそれらしいのが写っていましたが、船の近くでは見かけた記憶がありません。それにしても関係した方々の努力が実って嬉しい事にアホウドリは順調に数を増やしています。お陰様で八丈島航路に行く毎に見易くなっているように思います。

2月25日、埼玉県狭山市の智光山公園に亜種ハチジョウツグミが入っていると教えていただき行ってみました。縄張りにしている辺りの池に行くとヒドリガモ、マガモ等に混じってトモエガモが1羽いました。
駐車場の開く7時半過ぎに着いたせいかポイントにCMさんは皆無。でも亜種ハチジョウツグミはすぐに見つかりました。1羽で地面を歩き回っていましたが、枝にも止まってくれました。赤みはそんなに濃くない亜種ハチジョウツグミです。上掲2枚目の八丈ツグミと比べてみて下さい。
公園を散策して午前10時ごろポイントに戻ると十数人のCMさんが並んでいました。福寿草の花の近くに来てくれました。

2月26日狭山丘陵の赤坂駐車場近くの谷戸で昨シーズン青いルリビタキを見ましたが、今季も同じ場所にいました。連続して来てくれるとやっぱり嬉しいですね。

次回は2月27日〜3月6日に遠征して来た道東(釧路、弟子屈、網走、知床、根室)での成果を6回(長々となってすみません)に渡ってアップしたいと思います。


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