ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

タイ南部紀行2024年2月 スラートターニー編 その2/ムナオビオウギヒタキ シキチョウ マレーシアセンニョムシクイ ハリオハチクイ メグロヒヨドリなど

2024-06-30 | タイ
食堂裏庭のムナオビオウギヒタキ 2024年3月1日 タイ王国スラートターニー

3月1日午後、ナンヨウショウビンのマングローブ林を後にして今日の宿に先ずチェックイン、木々に囲まれたコテージに荷を下ろして、再度車に乗り込むのですが、この宿には鳥たちがたくさん居ます。ちょっと遠かったですが、今までのハチクイと違うルリオハチクイ(Blue-tailed Bee Eater)でした。
すぐ近くの食堂に移動しましたが、こちらも木々に囲まれ、鳥の声や姿が目につきます。食事が出るまでにカメラを持って外を見ると、庭にシキチョウ(Oriental Magpie Robin)が居ます。いい声で鳴いていたのはこの子だった様です。
続いて、尾羽の長い小鳥が登場、ムナオビオウギヒタキ(Pied Fantail)でした。ボルネオのジャングルで辛うじて見えたこの子がこんな民家の庭先にいるなんて、信じられません。でも普通種なんでしょうね。きっと。尾羽を少し拡げてくれました。
左の白いのは水の入ったバケツです。生活の匂いもしますね。
そして、食事が出てきましたが、左の皿は何とたこ焼き!、タイでもタコヤキというそうで、日本からの伝来食でしょう。味は?ちょっと残念賞。タコが入っていたりいなかったりでした。
食後、ガイドさん達がまだ食しているので、食堂の周りを散策。するとセキショクヤケイ(Red Junglefowl)!もちろん家禽ですが、図鑑の野生種と寸分違いません。ほとんど原種のままなんでしょうね。
高い木の上をチョロチョロしている小鳥がいます。こちらも初めて会う子で、マレーシアセンニョムシクイ(Golden-bellied Gerygone)と同定しました。
宿に戻ってちょっと休憩。しかし、周りには鳥たちがたくさんいるので、出発時間まで、散策すると、「コーエル!コーエル!」と大きな声で鳴くオニカッコウ(Asian Koel)がいました。
宿の道の植え込みに飛び込む鳥がいます。メグロヒヨドリ(Yellow-vented Bulbul)でした。どうやら植え込みに営巣している様です。
木々と鳥に囲まれた素敵な宿で、何泊かしたい所でした。

次回はいよいよクルンチン国立公園編ですが、公園近くの森の水場に設けられたハイドに潜り込みます。いろんな鳥が次から次に水浴びにやって来て、シャッターを押しっぱなしでした。その前に日本に戻って、地元の近況をアップします。ご覧いただき有り難う御座います。
*台湾遠征中

タイ南部紀行2024年2月 スラートターニー編 その1/ナンヨウショウビン ミミジロヒヨドリ ズアカミユビゲラ

2024-06-27 | タイ
マングローブ林でのナンヨウショウビン 2024年3月1日 タイ王国スラートターニー

タイ南部での鳥見4日目です。ダム湖でのクルージングの翌日、いよいよ最終目的地のクルンチン国立公園へ向かいますが、その前にダム湖で期待していたヤマショウビンがひょっとしているかもということで、ナンヨウショウビン(Collared Kingfisher)のポイントであるタイ湾に面したマングローブ林の公園に案内されました。車を降りて入り口にヒヨドリ類の鳥がいます。頬に白い筋のあるミミジロヒヨドリ(Streak-eared Bulbul)でした。
マングローブ林には遊歩道があり、ズンズンと進んで行けます。頭部の赤いズアカミユビゲラ(Common Flameback)が遠くにいました。近くで、全身をみたかったですが、残念。ミユビゲラという名前を聞くと北海道の山中で何とか会えないものかと無理な希望を抱いた事を思い出します。
さて、ナンヨウショウビンですが、最初は遠くに点にしか見えない状態でしたが、何個体もマングローブ林にいるようで、割と近くに出てくるようになりました。
2羽になる時もあり、どうやらペアのようで、どこかの巣穴で繁殖しているのかもしれません。
お陰で、さらに近くで会う事も。
長く止まっているようなので、プリキャプチャーで、飛び出しを狙います。
うまく行きました。背中と翼の青色がきれいです。スッキリした配色ですね。
ペアリングの時期なのか、また2羽で。
それぞれをトリミング。
残念ながらヤマショウビンはいませんでしたが、ナンヨウショウビンを堪能することが出来ました。

次回は、クルンチン国立公園の前に立ち寄った食堂周り(ムナオビオウギヒタキ、シキチョウなど)と宿周り(オニカッコウなど)の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

サンコウチョウ/岡山県

2024-06-26 | 中国地方
振り返るサンコウチョウ♂ 2024年6月3日 岡山県高梁市

6月3日〜4日、この時期、地元の森では、オオルリ、キビタキの囀りをあまり耳にしなくなります。子育てに忙しいのでしょう。それでもオオルリは時折、囀っています。この2種より飛来の遅いサンコウチョウは増巣を終えて抱卵の時期なのでしょうか、鳴きながら森の中を移動しています。♀も目にしますが、鳴き方が♂より少ないせいか♂より目にする機会は少ないですね。そんな♀が頭上に出現。
チョウかガを捕まえたようで、くわえ直して、その場で食していました。
背中側から見えることもあります。
今日のサンコウチョウ♂はちょっと高い位置ですが、割とすっきりした所に止まってくれました。光の具合もまあまあで、紫色が出ました。
さらにその2時間後くらいに別の場所でもスッキリした場所で、背中の紫色が今季一番綺麗に出てくれました。欲を言えば、目線の高さに出て欲しかったですけどね。
6月4日のサンコウチョウですが、口の中が見えました。逆光がきついので、きれいに見えませんが。
♀の口の中も緑色なんでしょうが、中々見せてくれません。

次回はタイ南部紀行に戻って、スラートターニーのタイ湾に面した海岸林でのナンヨウショウビンなどをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 奄美大島編 その4/アカヒゲ ルリカケス マミチャジナイ ズアカアオバト アカハラ アカアシシギ

2024-06-24 | 琉球地方
囀るアカヒゲ♂ 2024年3月28日 奄美大島

3月27日〜28日奄美大島自然観察の森;時刻は午後4時ごろですが、まだまだルリカケスは登場してくれます。
すぐ近くにヌッと現れることもありますが、流石に全身は見えません。
外周の道路の桜並木にもサクランボを食しにツグミ類が来ていますが、ズアカアオバトもいました。こちらは♀のようです。
アカハラも盛んにサクランボを食しています。
午後5時には切り上げて、宿に戻り夕食。翌28日にはやはり自然観察の森。大瀬海岸に寄ろうかと思いましたが、いらした方の情報では、特に大物もいないようなので、自然観察の森に専念することにしました。桜並木で、マミチャジナイが良い感じで撮らせてくれました。全身がすっきり見えるとは思いませんでした。
さて、森の中ではルリカケスに‥‥
アカヒゲ♂が今日も元気に囀っています。この高いソングポストがお気に入りのようで、しょっちゅうやって来ます。
背面からのルリカケス。もうちょっと光が欲しかったですね。
アカヒゲは今日もあちらこちらで元気に囀っています。
ほんの目と鼻の先にいることも。
時期的に一番アカヒゲとルリカケスが見やすい時期だけに、その姿と囀りを堪能することが出来て、奄美大島最終日を9時半ごろには切り上げて帰路につきました。那覇経由で、岡山に戻るのですが、乗り継ぎが悪く、那覇空港で相当時間があります。また、奄美から那覇への直行便がなく、与論島経由で短い時間の飛行を繰り返し、不便な物です。那覇空港で相当の時間があるので、近くの漫湖に寄ってみることにしました。干潟にはアカアシシギが何羽か立ち寄っていました。夏羽になりかけています。他にはクロツラヘラサギがいましたが、出会い頭で、飛ばれてしまいました。
以上で、春の琉球列島紀行は終了ですが、与那国、石垣、奄美と経由で沖縄島を短期間で巡るのはやっぱり慌ただしすぎるようで、各島をじっくり回る方がいいかなとも思いましたが、アカヒゲをこれでもかというほど堪能したのは楽しかったですね。

次回は地元の鳥たちをアップして、タイ南部紀行に戻りたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 奄美大島編 その4/アカヒゲ ルリカケス サシバ

2024-06-21 | 琉球地方
ルリカケス 2024年3月27日 奄美大島

午後の奄美大島自然観察の森(続き);森の中を散策しているとアカヒゲが飛んで来ました。見ると♀ではありませんか、囀らないので、中々目にする機会がありません。地上で食べ物でも探しているのでしょう。
枝に飛び移ってくれましたが、すぐに飛び去ってしまいました。
今度はルリカケス。実に見事な色彩で、堪りません。日本の固有種として、固有遺存種と言われていますが、よく生き残ってくれました。奄美大島だからこそだったんでしょう。
全身が見える所に出てくれました。
開けた道に出ると上空を猛禽が、辛うじて写ったその姿はサシバでした。渡途中でしょうか。
アカヒゲ♂も今日は昨日と打って変わって、よく目にします。見通しの良い所に出てくれると囀らないでも見つかりますね。
森の各所でしっかり撮らせてもらいました。

次回は春の琉球列島紀行の最終章で、奄美大島と飛行機の待ち時間に出掛けた沖縄島の漫湖の水鳥をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 奄美大島編 その3/アカヒゲ オーストンオオアカゲラ

2024-06-18 | 琉球地方
切り株ステージで囀るアカヒゲ♂ 2024年3月27日 奄美大島

3月27日午後、昼食を終えて、自然観察の森に戻って来ました。倒木上で採餌に余念のない亜種オーストンオオアカゲラ♂に再会。
早朝よりは明るく、シャッタースピードも上げることが出来ました。森の中をウロウロしますが、アカヒゲ♂はそこ彼処で囀っており、姿も見つかる機会が多いです。黙って行動していることも多いですが、下生えの少ない所にいてくれると簡単に見つかります。
口の中が見えましたが、真っ黒。
切り株の上で囀る♂がいました。まるで、ステージの様で、おまけに草が絡まって、舞台に飾り付けがしてある様です。
隙間からでしたが。地面をウロウロしていることもしばし。
こちらは小枝の上で囀ってくれましたが、高さは目線。
倒木の上でも。
今度は枝状で。
一日自然観察の森に張り付いたせいか、たくさんの囀るアカヒゲ♂をモノにできました。

次回もこの続きで、引き続きアカヒゲに加えて、ルリカケスも登場します。ご覧いただき有り難う御座います。

サンコウチョウ オオルリ ブッポウソウ/岡山県

2024-06-17 | 中国地方
サンコウチョウ♂ 2024年5月25日 岡山県高梁市

【地元の近況】5月25日、サンコウチョウ♂が目線で撮らせてくれましたが、天気が良すぎて、逆光気味で、色が今一つ。アングルは良かったんですけどね。
こちらも同様に色が‥‥
多分餌運び中のイクメンオオルリ♂。
尾羽を上げて、囀りますが、これは警戒のポーズ。こちらを警戒して、威嚇のご様子なので、ちょっと撮らせてもらって、退散。
6月1日地元のブッポウソウ。求愛給餌していたのですが、丁度良いところは撮れず。もっと通えばいいのでしょうが、やることが色々ありすぎて、身一つでは全てのフォローは難しいですね。
6月6日、ホタルがピークになっているよと友人に教えてもらい、自宅近くで撮影。合成しているので、実際はこの5分の1くらいの数ですが。
ホタルは復活している様で、幼少の頃の数に近くなった様な気がします。

次回は奄美大島編の続きをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年2月 ラチャプラパダム湖編 その3/オオサイチョウ キタカササギサイチョウ コウオクイワシ等

2024-06-15 | タイ
遥か上空を飛ぶオオサイチョウ♀ 2024年2月29日 タイ王国ラチャプラパダム湖

(ラチャプラパダム湖続き)ラチャプラパダム湖編もこれが最後です。ショウビン類がもっと出て欲しいのですが、期待のヤマショウビンは影も形も無し。猛禽類とサイチョウ類が主な登場鳥ですが、今度はキタカササギサイチョウ(Oriental Pied Hornbill)の♂でした。サイチョウ類の中では数の多い種類なんでしょうね。
猛禽でも新しい種類が出てくれました。コウオクイワシ(Lesser Fish Eagle)でした。全身灰色で、猛禽にしては珍しい色合いですね。
割と近くまで、寄れましたが、やはり飛び出します。
ムジサイチョウ(Bushy-crested Hornbill)の群れに遭遇。写真では7羽写ってます。
そろそろ夕刻で船着場に戻る時刻ですが、最後の最後にここでの1番の売り物オオサイチョウ(Great Hornbill)がいるのを目のいい運転手さんが発見。しかし、他の誰も何処にいるのかわかりません。ガイドさんも首を傾げています。他に見えたのは船の運転手さんだけ。視力が我々と全然違う様です。サッパリ見つからないので、どうしたものかと思っていると遥か彼方で飛び出したものが、飛行しています。点の様にしか見えないのですが、何とか写真に撮ってみるとオオサイチョウでした。飛んで、枝に止まったのですが、止まるともう何処にいるのかわかなくなるほどの距離。
再び飛び出して、一番近くを飛んでくれた後、飛び去って行きました。
最後の最後にオオサイチョウが出て、何とか格好がついた形ですが、それにしても遠かった💦 もっとも船からの景色は圧巻でしたが‥‥

次回は地元の近況と奄美大島編をアップする予定です。その後タイ南部シリーズに戻る予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年2月 ラチャプラパダム湖編 その2/シロガシラトビ ミサゴ ブッポウソウ

2024-06-12 | タイ
シロガシラトビ 2024年2月29日 タイ王国ラチャプラパダム湖

(ラチャプラパダム湖続き)湖のかなり奥まで入り込んで来ましたが、やはり鳥のでは今一つ。猛禽がいるよ!とガイドさんが興奮して教えてくれるので、見るとミサゴ(Osprey)、誰も喜んでくれないので、珍しくないの?と聞かれると、日本ではどちらかというと普通種と返答。全世界に広く分布している猛禽ですから仕方ないですね。
そそりたった壁の陰で、少し休憩。すると何か飛び出して、写真に収めるとブッポウソウ(Dollarbird)でした。留鳥か越冬個体かはわかりませんが、ここタイでも越冬していて、日本にやって来ているかもしれないと想像すると楽しいですね。
この切り立った壁は石灰岩で、鍾乳石もあり、なかなかの景観です。
さて、再出発して進むとシロガシラトビ(Brahminy Kite)が止まっていますが、頭部が白く綺麗で、成鳥なのかもしれません。すると‥‥
もう1羽飛んで来て、場所を奪おうとしたのでしょうか、少しバトル。
場所は譲らなかった様です。
飛び出して、優雅に舞ってくれました。
2羽になる時もあり、ペアの可能性もありますね。
昼食のためやって来たのは、コテージが湖上に浮かんでいるリゾート施設。人気のリゾートなんでしょうね、泊まり客が見えますが、ほとんど白人種でした。国立公園になる前に建設されたものらしく、今はもう新たには建てられない様です。
レストランもあり、こちらで昼食を取り、しばし休憩でした。
長い休憩後、出発しましたが、やはり鳥の出は今一つ。猛禽がいたかと思うと、またミサゴ。
ミサゴには悪いですが、君はどこにでもいるのね?と聞きたくなります。

次回はダム湖編の最後ですが、最後の最後に大物、オオサイチョウが出てくれました。遠かったですが‥‥。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年2月 ラチャプラパダム湖編 その1/コウハシショウビン シロハラウミワシ ムジサイチョウ チャイロカッコウハヤブサ等

2024-06-09 | タイ
コウハシショウビン 2024年2月29日 タイ王国ラチャプラパダム湖

タイ南部での鳥見第3日目の2月29日はカオソック国立公園内にあるラチャプラパダム湖を小舟でクルージングしながら探していくという事で、どんな感じになるのだろうと期待してしまいます。宿を早朝に出て、町の食堂で先ずは朝食です。お店の前の通りの街路樹の花が咲き誇って綺麗でした。1本の木ですが、色の違った花が咲き面白いです。
ラチャプラパダム湖は石灰岩質の山塊をダムで堰き止めて出来た人口のダム湖ですが、奇岩が立ち並ぶ地形が複雑なせいか入り組んだ入江が多数出来て、そのなかなかの景観のため一大観光地になっている様です。さて、港にはクルージング用の小舟が多数停泊しています。これが我々が乗り組む舟で、2台用意してくれています。
こんな感じで、湖の中を進んでいきます。
山水画を思わせる奇岩が立ち並び、中々の絶景です。景色だけでも十分楽しめます。
しかし、鳥の方は今一つ。やっと出てくれたのは、ムジサイチョウ(Bushy-crested Hornbill)、3羽並んでいますが、遠い!嘴の黒いのが♂、白いのが♀で、家族なのかもしれません。
飛び出して‥‥
上空を通過して行きました。
こちらはシロガシラトビ(Brahminy Kite)何度もお目にかかっていますが、ここでも出てくれました。割と近かった。
さらに近づくと、やっぱり、飛び出し。
風切羽の先端部が長いですね。
続いて、大きなワシがいました。シロハラウミワシ(White-bellied Sea Eagle)です。近くを通ると飛び出してくれるかと思いきや、全く我関せずでした。やっぱり大物。
ミナミカンムリワシ(Crested Serpent Eagle)が飛んでいましたが、ちょっと遠い。
やっと期待していたショウビン類がいました。コウハシショウビン(Stork-billed Kingfisher)でした。背中の青色が鮮やかで、赤い大きな嘴が印象的です。しかし、遠い!
近づくと‥‥
やはり飛び出してしまいました。何とか追尾しましたが、遠いせいか、背景にフォーカスを持っていかれますね。飛んだ時の青い翼がいいです。
猛禽が接近して来て、上空を通過して行きました。ツミによく似ていますが、チャイロカッコウハヤブサ(Jerdon's Baza)だそうで、ここでは、割とレアな種類だそうです。和名にハヤブサとついていますが、ハヤブサではないですよね。ハイタカ類だと思いますけどね。
期待が大きかったせいか、ちょっと鳥の出は今一つに感じますが、まだまだ広大なダム湖なので、これからに期待したい。

次回はこの続きで、ダム湖でのクルージング鳥見です。ご覧いただき有り難う御座います。

ミソサザイ オオルリ サンコウチョウ/岡山県

2024-06-07 | 中国地方
元気に囀るミソサザイ 2024年5月23日 岡山県

5月21日〜24日岡山県の中〜北部、5月21日、地元の谷川筋を回るといつも元気に歌っているオオルリ♂。
離れた別の場所でも樹間で囀ってくれます。
5月22日、段々と写真に撮りやすくなって来たサンコウチョウ♂、しかし、中々条件の良いところで、遭遇するのは多くないです。
樹間で囀ってくれるオオルリ♂に最近よく巡り合います。
メジロが目の前に出てくれたので。
5月23日県北の谷筋でのミソサザイ、元気に囀ってくれます。
枝先で、バックがきれいに抜けてくれました。
5月24日市内の別の谷筋でもサンコウチョウは渡来していました。
道のそばで、子育て中と思しきイクメンオオルリ♂が警戒音を発しているので、ワンショットだけ撮らせてもらいます。直ぐ離れるから許してよ、と呟きながら。
目線より下で、光条件の良いところにサンコウチョウ♂が来てくれて、背中の紫色が出ましたが、何で、小枝があるの!残念。
という事で、中々これといったショットが撮れません。数打つしかないですね。

次回からはタイ南部紀行のダム湖でのクルージング編をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 奄美大島編 その2/アカヒゲ オーストンオオアカゲラ アカハラ

2024-06-06 | 琉球地方
囀るアカヒゲ♂ 2024年3月27日 奄美大島

奄美大島3日目の3月27日早朝、流石に昨日ナイトツアーで遅かったので、夜明け前の出動はやめました。それでも明るくなる頃に宿を出て、奄美自然観察の森へ直行。早速、森に入ります。入り口近くに営巣していた亜種オーストンオオアカゲラ♀が巣穴から顔を出していました。抱卵中なのでしょう。
少し進むと暗がりで、コツコツと音がするので、探すとオーストンオオアカゲラの♂が倒木を突きながら採餌中でした。まだ森は暗く、シャッタースピードを上げてなかったので、ブレブレばかりでしたが、一瞬止まるシーンもあるので、何枚かはぶれないのがありました。
さらに進むと昨日とは打って変わって、アカヒゲの囀りがそこかしこで聞こえます。そっと探していると早速、枝上で囀っている♂が見つかりました。姿は綺麗で、可愛いですし、声も良いせいか、この後、何度も撮らせてくれましたが、いくら撮っても飽きないですね。
地面に降りて、餌でも探しているのではないかと思うアカヒゲ♂が目の前に。
ソングポストとしている高さ2~3mの枯れ木の上でよく囀っています。ここが気に入っている様で、何度もやって来ました。渡って来たばかりなので、比較的高いところで鳴いているのかもしれません。
囀る事なく、静かに止まっていることもあります。
観察の森の外周道路には桜、種類は分かりません、が植えられていて、さくらんぼがなっています。ツグミ類やヒヨドリ、ズアカアオバトなどが集まっている様で、ツグミ類はシロハラ、アカハラ、マミチャジナイの3種が確認できました。アカハラがしっかり写せましたが、顔がそんなに黒くないので、亜種アカハラの様です。こちらは♂。
こちらは♀の様です。
ということで、午前中はこの辺で切り上げて、昼飯を取りに森を離れました。

自然観察の森にじっくり腰を据える事にしましたので、同じ種類が登場する事になりますので、地元、タイ南部のアップを挟んで、奄美大島編を再開する事にします。ご覧いただき有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 奄美大島編 その1/アマミヤマシギ ルリカケス ズアカアオバト等

2024-06-03 | 琉球地方
林道にたたずむアマミヤマシギ 2024年3月26日 奄美大島

3月25日朝の便で、鳥友2人と石垣島を後にし、那覇経由で、奄美大島に午後3時ごろ到着、レンタカーに乗り込み、先ず空港隣の漁港で草地を探索。ブロックなどの資材が積み上げられていて、草地は少ない。目ぼしい鳥はおらず、亜種ホオジロハクセキレイを収めて、奄美自然観察の森に移動。
自然観察の森ももはや夕暮れ時で、入り口付近を少し散策して、早々に宿に移動でした。時折、アカヒゲの囀りは聞こえるものの姿を目にすることはありませんでした。短い時間に撮らせてくれたのはキセキレイと‥
奄美固有種のルリカケス。光線の具合は今一つのため、発色も今一つでしたが、早々にカメラに収まってくれてありがたいです。
名瀬市内のホテルに投宿して、翌朝暗い内に起き出し、ミナミトラツグミ(旧亜種オオトラツグミ)の囀りを近くの旧道で耳にして堪能。次第に夜が明けて道に出てくるツグミ大の鳥が見える様になりました。トラツグミか!と期待しましたが、いずれもシロハラ。ちょっとガッカリ。明るくなって写真も撮れる様になって、現れたのは、地元のリュウキュウサンショウクイでした。本州にも随分進出していますが、やはり本場で見る方が、なんかそれらしい。気のせいでしょうが。
電線に止まっていたのはズアカアオバト。
木の幹に直接なるイチジクの一種にやって来たのは亜種アマミヒヨドリでしょうが、亜種イシガキヒヨドリと比べると茶色味が薄いですね。実を食していました。
ここまではまだ雨は降っていませんでしたが、午前9時から金作原ツアーに参加しようと宿に戻る頃から雨が降り出して来ました。雨は止むとの予報でしたが、ツアーの間中、結構な雨。お陰で野鳥にはほとんどお目にかかれず、森の成り立ちや植物などのお勉強をさせてもらいました。午後から奄美自然観察の森に移動しましたが、寒気が南下して、寒く、おまけに暗く鳥の出はサッパリ。夕方、早めに切り上げて、今夜のナイトツアーに備えました。暗くなって、集合場所に到着。6人ほどで、ジープに乗り込み、夜の林道を進みます。マングース駆除対策が功を奏して、希少な野生種は数を増やしつつあり、事実、アマミノクロウサギは出発早々、林道に入ると直ぐにその姿を目にしました。今回、アマミノクロウサギについては数は出たものの、じっとたたずんでくれた個体がなく、写真はブレブレでした。さて、肝心のアマミヤマシギですが、今夜は中々お出ましがありません。後半になって、やっとガイドさんが見つけてくれましたが、道の脇の草の陰。
2羽目もやっぱり、こんな感じ。しかし、よく見つけるもんだな、と感心しました。さすが、プロのガイドさんです。
ツアーの終わりに近くなって、やっと道端にボォッーとたたずむアマミヤマシギが現れてくれました。ほんの数mで、なんとか全身が収まるほどの近さ。それでもじっとしてくれて、かえって大丈夫かいなと思ってしまいます。マングースはいなくなったものの野良猫がまだまだいますからね。
明日は良い天気で、アカヒゲに期待しましょう。

次回は、翌27日の奄美自然観察の森で、アカヒゲがしっかり出てくれました。ご覧いただき有り難う御座います。

サンコウチョウ クロツグミ オオルリ ブッポウソウ ミソサザイ/岡山県

2024-06-01 | 中国地方
今季初撮りのサンコウチョウ♂ 2024年5月20日 岡山県高梁市

【臨時増刊】5月11日〜20日の地元での夏鳥たち;5月11日、このブッポウソウの足にリングが写っていますが、標識して5年目の個体の様です。別の場所の個体ではリングから標識後9年目の個体である事が判別出来ました。
5月11日、山中の谷川でのキセキレイ。
5月18日、林道を歩いていると、オオルリ♂を見つけましたが、じっと固まっており、クチバシには芋虫も。どうやら子育て中のイクメン父さんがこちらを警戒している様で、子育ての邪魔してはいけないので、ワンショット収めさせてもらいその場を離れました。新緑のモミジの葉がいい背景なんですが、仕方ありません。
同じ日にクロツグミが突然頭上に飛んで来て囀り出しました。木の幹の影で見えなかったので、そっと位置をずらして収める事ができましたが、やはり気づかれたのか直ぐに飛び去ってしまいました。
渡来当初は樹冠を飛び回っていたサンコウチョウが少しづつ樹冠から樹間に降りて来ている様。今季初撮りは♀でした。
5月19日、県北の谷川で元気に囀るミソサザイです。こちらも今季初撮りでした。
5月20日、いつも樹冠の空抜けで囀っているオオルリが少し高度を下げて、緑バックで、後ろスッキリで撮らせてくれました。
場所を少し変えて、引き続き囀ってくれましたが、降りて来たのはこちらの様子を偵察しているのかもです。もっとも、きれいな囀りのみで、警戒の声は出していませんでしたが。
同日、樹冠から樹間に高度を下げて来たサンコウチョウ♂を初認から2週間後、やっとカメラに収める事ができました。
おまけに逆光ではなく、さらに低いアングルで割とマシに撮れたので、良かったです。
やはり夏鳥の一大スターですね。何度撮ってもいいもんです。

次回は春の琉球列島紀行の奄美大島編です。アマミヤマシギ、ルリカケスなどをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。