ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

八丈島航路/三宅島紀行 アホウドリ コアホウドリ クロアシアホウドリ アカコッコ オーストンヤマガラ

2019-03-22 | 小笠原、三宅島、航路

アホウドリ成鳥

アホウドリを求めて、3月21〜23日に八丈島航路で三宅島に遠征してきました。いつもの鳥友HMさんとツアーでご一緒したSさん、Tさんです。あいにく低気圧のおかげで、天気は今ひとつ、何より風が強くて閉口しましたが、幸いアホウドリは成鳥が結構出てくれ、最後には10羽以上のお祭り、三宅島では、季節は早いもののなんとかアカコッコは出てくれました。
3月21日夜、竹芝桟橋を出港、翌朝5時頃三宅島着、船は大揺れ、横になっていると酔いそうなので、早々に甲板に。当然、御蔵島には寄港せず、一路八丈島へ。三宅から八丈島では、クロアシアホウドリが出るくらいで、今ひとつ。しかし、八丈島から三宅島まででは、アホウドリが5度ほど出現。成鳥が多かったですが、風が強いせいか、あまり近くには来てくれませんでした。野鳥の会の神奈川県支部の方々が一緒でしたので、見つけていただき助かりました。
先ずは、アホウドリ亜成鳥です(かなり白いです)

続いて、クロアシアホウドリ、オオミズナギドリと並ぶとやはり大きいですね。

そして、すっかり頭部が金色になった綺麗な成鳥が出てくれました。少し遠かったですが‥‥、






そして、午後1時半頃、三宅島に到着。新鼻荘のお迎えで、まずは宿に荷をおろし、少し休んでいると、早速、亜種オーストンヤマガラが餌台にやってきます。ただ、アカコッコは庭に来なくなったとのこと。残念! さて、時折雨がぱらつくものの大したことはないので、アカコッコ館に繰り出し、カメラを構えます。オーストンヤマガラ、シジュウカラが頻繁に餌台にやってきます。そうこうしていると、水場に何かがやってきています。見るとアカコッコ♂。短時間ですが、水浴びして、写真に収まってくれました。




宿に戻って、庭のオーストンヤマガラを堪能。


美味しい夕食に舌鼓を打って、就寝。ところが、翌朝は雨。結構降っています。宿でしばらく待って、手乗りヤマガラ等を楽しみ、小降りになって、外に繰り出しました。暗い林では、もう、亜種タネコマドリがあちらこちらで、囀っていましたが、姿は見つけられず。アカコッコ館でも、成果は今ひとつ。お昼になって、強い風の中、出港です。今度は、どうも野鳥の会埼玉県支部のヤン探(Young探鳥会)らしく、若い人たちが大勢、帰りの航路でも、リーダーの目にお世話になりました。

腰の白くなったクロアシアホウドリです。

強風の中船は進み、アホウドリも時折出てくれるものの、今ひとつ。そして、大島沖に差し掛かった頃、10羽以上のアホウドリの乱舞!ちょっと遠かったですが、時に近くを飛んでくれる個体もあり、楽しませてくれました。比較的近くに来たのは、まだ羽毛の黒い幼鳥や若い亜成鳥が多かったです。






そして、コアホウドリもなんとかカメラに収まってくれました。


関係者のご努力のおかげで、順調に数を回復しているアホウドリ。5,000羽を超えたとのこと。おかげで、こうして観察する機会が増えてありがたいことです。年々観察しやすくなることでしょう。また来年も挑戦したいものです。

次回は、固有種の宝庫、奄美大島紀行を3回にわたって、アップする予定です。天然記念物のルリカケス、アカヒゲ、アマミヤマシギをたっぷり写真に収めることができました。アマミノクロウサギ、アマミイシカワガエルにも会えました。加えてハブのおまけつきです。

ハシジロアビ コクガン 茨城県/トラツグミ ルリビタキ オシドリ クマタカ ニュナイスズメ シジュウカラ 埼玉県

2019-03-16 | 関東地方

ハシジロアビ

3月16日日立市会瀬漁港にて:ハシジロアビとコクガンが滞在しているという情報をいただき、駆けつけました。両種とも港内にいてくれ間近に観察することができました。ハシジロアビは嬉しいライファーです。常磐道を北に向かい午後3時前に到着すると数人のCMが漁港内でカメラを構えています。その巨体は容易に目に入ってきました。全く人を恐れる様子はなく、間近でカメラに収めることができました。




コクガンもすぐ目の前で、物怖じせず、アマモを食していました。北海道で2年前に200羽ほどの群れを見ましたが、こんなに間近には近寄れませんでした。2017年12月の北海道でのコクガンは(こちら)



続いて、2月、3月に渡って、MF近くでの野鳥達です。
2月23日埼玉県秋ヶ瀬公園にて:昨年も同じポイントに来ていたトラツグミです。やはり同じ個体でしょうか。


2月24日埼玉県狭山丘陵にて:嬉しいことにMFに久しぶりにルリビタキ♂成鳥が来てくれました。ルリ次郎と名付けた個体ですが、6年に渡って楽しませてくれた初代のルリ♂の縄張りに接するように少し北側がテリトリーのようです。地面の虫を狙って目の高さほどの枝に止まっています。


光のいたずらか足が見えなくなっています。


3月2日埼玉県ダム湖にて:ダム湖に推定200羽ほどのオシドリの群れがいました。これほどの群れを見るのはもちろん初めて、壮観です。♀を囲むように♂達がその美しい羽を見せつけているようでした。




時折驚いて飛び立ちますが、湖の別の場所に移動し、また戻ってきます。飛翔‥‥というより着水前のシーンです。



3月16日埼玉県にて:2月には多くのカメラマンが集まっていましたが、出が悪いせいか数人ほど。確かに朝から待っていましたが、中々現れてくれません。しかし、9時半頃、割と低い位置を猛禽が飛んでいるのが、目に飛び込んできました。双眼鏡で見ると間違いなくクマタカ。急いで、カメラを向けました。まだまだ遠いですが、今までで一番近いのではないかと思います。



3月17日鴻巣の川里中央公園にて:この季節になると河津桜(安行寒桜)にやって来るニュウナイスズメを撮りたくなります。満開近くなった頃に出かけてみました。皆様考えることは同じ。20人近くのCMが集まっていました。今年は、何故か♂ばかり5羽ほど。


花を加えたシーンは一枚だけ撮れました。


3月30、31日狭山丘陵にて:この季節のMFでは、桃の花が満開を迎えます。初代のルリ♂の縄張りだったので、張り付いて楽しませてもらいましたが、今年はルリビタキ♀が占拠しています。桃の木に止まってくれないかと期待しましたが、何故か止まるのは、花の終わった梅の木ばかり、仕方ないので、花がバックになるように写しました。




不思議なことに、よく見るともう1羽ルリビタキ♀がいます。でも、追っ払ったりしません。どういうことでしょうね。並んではくれませんでしたが、右後ろにいるのがお分かりでしょうか?

トサミズキの黄色い花も咲いています。やっぱり、止まってくれませんが、なんとかバックに入れ込めました。

ルリビタキは来てくれませんでしたが、シジュウカラやメジロは花を目指してきます。何故、シジュウカラ?と思いましたが、どうやら花の中に潜んでいる何かの幼虫を捕えているようです。時折、嘴に白い小さな幼虫のようなものが見えます(掲載した写真には写っていません、あしからず)。



次回は、3月21〜23日に出かけた八丈島航路と三宅島のアホウドリ、アカコッコ、オーストンヤマガラ等をアップする予定です。また、次次回には、4月6〜9日YBツアーで奄美大島に遠征してきましたので、その成果(アカヒゲ、ルリカケス、アマミヤマシギ、アマミノクロウサギ等)をアップする予定です。