ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その4/キエリゴシキドリ エビチャゲラ タンビヘキサン等

2023-10-29 | ボルネオ
キエリゴシキドリ 2023年9月5日 ボルネオ キナバル公園

9月5日午後キナバル公園にて;昼食後の休憩を経て、キナバル公園のロッジ周辺に戻って来ました。早速、ボルネオ固有種のキエリゴシキドリ(Golden-naped Barbet)が登場。五色というだけあって、派手な色が何色もあり、綺麗な鳥です。休憩中なのか同じ木にしばらく居て、しっかり撮らせてくれました。
キツツキの新たな種で、エビチャゲラ(Maroon Woodpecker)です。ノグチゲラを彷彿とさせる色合いで、近い仲間でしょうか。嘴がちょっと枝に被ったのが残念です。
同じ個体でしょうが、タンビヘキサンも再び姿を見せてくれました。
そして再び公園内を登って行ったのですが、すぐに激しい雨。今回の遠征で初めてスコールに見舞われました。ロッジ内で暫し雨宿りしましたが、止んだ時にはもう5時を回っていたので、この日はこれで終了し、帰ることとなりました。
翌9月6日はキナバル公園最終日、早々に朝食をとりキナバル公園に向かいますが、良い天気で、キナバル山が綺麗に見えます。
ホテルの部屋からも一枚。
午前7時ごろからキナバル公園のロッジ周りで探鳥スタート、最初は鳥ではなく可愛い哺乳類。コビトリスとの事で、本当に小さくて可愛いです。
前日からマレーシアの国王夫妻が滞在との事で、お付きや警備で車と人が溢れかえっていました。現在のマレーシア国王はボルネオのサバ州の王様が勤めているそうで、避暑にでも来たのでしょうか。

次回はこの続きで、ロッジ周辺で、ミヤマタイヨウチョウ、今日新たに出現したベニサンショウクイ、ハイイロオウチュウ、アイイロヒタキ等をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その3/アカハシゴジュウカラ タンビヘキサン カオグロオオサンショウクイ等

2023-10-26 | ボルネオ
アカハシゴジュウカラ 2023年9月5日 ボルネオ キナバル公園

9月5日午前キナバル公園ロッジ付近にて;森の中より食堂などのロッジ周りの方が開けて見やすいからか色々な種類が出てくれます。派手な色のアカハシゴジュウカラ(Velvet-fronted Nathatch)が2羽でチョロチョロ。ゴジュウカラというだけあって、行動はゴジュウカラですが、その色合いの違い!虹彩が白いのがちょっと可愛くないかな。
ボルネオチャガシラガビチョウも再び登場。でも、すっきり撮らせてくれません。
何かいも虫でも捕まえたのでしょうか。
そして、何とも派手な色で、歌舞伎の隈取りを思わせるタンビヘキサン(Short-tailed Green Magpie)登場。全身緑なので、木々の間にいる時はそんなに目立ちませんが、大きいので、存在はすぐ分かります。それにしても凄い色合い!
カケスの仲間はやはり派手ですね。足にリングがありますが、標識調査しているのでしょうね。
同じカケスの仲間で、ボルネオシラガオナガ(Bornean Treepie)も。こちらはボルネオ固有種です。もうちょっとスッキリ撮りたかったですね。
見やすく、じっくり撮らせてくれたのは、カオグロオオサンショウクイ(Sunda Cuckooshrike)サンショウクイの仲間ですが、スラッとしたサンショウクイと違ってずんぐりして、動きもゆったりです。セミを捕まえた様で、しっかりと丸飲み。
図鑑構図で全身を見せてくれて、ありがたい事です。
という事で、お昼になったので、レストランで昼食の後、ホテルに戻って休憩です。残った方もいらしたのですが、色々出た様で、残れば良かった。

次回は昼の休憩後の同じロッジ周りでのボルネオ固有種キエリゴシキドリ等をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その2/ノドグロキヌバネドリ ハイノドモリチメドリ ズグロメジロ等

2023-10-23 | ボルネオ
ノドグロキヌバネドリ♂ 2023年9月5日 ボルネオ キナバル公園

9月5日キナバル公園初日(続き);公園内の道と言っても車も通る様な舗装された道を登って森の中を進んでいきます。木々が深くなって見にくくなりましたが、木々の隙間に待望のノドグロキヌバネドリ(Whitehead's Trogon)♀が出現。じっと枝に止まっているのが、隙間から見えます。ボルネオの固有種で、生息域も狭く希少なキヌバネドリで、ガイドの中野さんも4回目にして初見だそうです。
♀は地味と言っても赤色が無いだけで、やはり派手です。そうしているとペアなのか♂もいました!! その美しさに一同感激です。
しばらくいてくれましたが、飛び立ち。と言っても遠くには行かず、ちょっと遠くなりましたが、まだ十分見えます。逆光に浮かび上がる頭部を見ると柔らかな毛が見えますね。
またまた移動。でも、まだ見えます。
流石に見えなくなる所に飛んでいってしまいましたが、タップリとその美しい姿を見せてくれて感激しました。そして、余韻に浸っているとハイノドモリチメドリ(Grey-throated Babbler)が出てくれました。ちょっと逆光ですが。
今日の折り返し地点の東屋でしばし待ちましたが、特に出現がないところに、綺麗なチョウが。調べるとシロオビハレギチョウではないかと。
ここで引き返して、出発点の施設まで戻りましたが、開けている方が見やすいからか色々な種類が出てくれます。先ずはズグロメジロ(Black-capped White-eye)。メジロにそっくりですが、白目がちょっとキツイですね。
この角度だとすっかりメジロ。
この後も次々出てきましたが、それは次回に。

次回は、この続きで、昼食までに出たアカハシゴジュウカラ、タンビヘキサン、カオグロオオサンショウクイなどをアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 キナバル公園 その1/ミヤマ(ベニ)タイヨウチョウ チャガシラモリムシクイ ハジロマユヒタキ

2023-10-20 | ボルネオ
ハジロマユヒタキ 2023年9月5日 ボルネオ キナバル公園

9月5日午前、キナバル公園にて;9月4日の午前10時ごろにタビン野生動物保護区を後にして、ラハダトゥー空港に移動、未舗装のガタガタ道を揺られます。コタキナバル空港に到着して、キナバル公園まで移動しましたが、夕刻だったので、この日は近くのクンダサという町のホテルに投宿。翌朝、ホテルから雲のかかったキナバル山が望めました。
早速、世界自然遺産のキナバル公園に向かいます。公園内には宿泊施設やレストランなどが充実しており、世界中から人が押し寄せるところの様です。バスから降り立った施設からキナバル山が望めます。ここは標高1,500m程で、ここから登山する人もいる様です。
バスから降りて公園内の道を登るのですが、降り立った周りの木々に早くも小鳥達がお迎えです。お腹の黄色で可愛いチャガシラモリムシクイ(Yellow-breasted Warbler)です。日本の地味なムシクイと違ってカラフルですね。
側にはミヤマ(ベニ)タイヨウチョウ(Temminck's Sunbird)がいて、先ず♀が撮らせてくれました。
まだまだ、います。こちらはお腹の黄色いキバラサイホウチョウ(Mountain Tailorbird)
ミヤマタイヨウチョウの♂が見やすい所に出てくれました。赤色が鮮やかです。
花絡みが撮れないのですが、ミヤマタイヨウチョウ♀が朝顔の様な花に少し絡んでくれました。
まだまだ違うのがいます。ハジロマユヒタキ(Little Pied Flycatcher)でした。ヒタキにしては珍しく、黒白のツートンカラーで可愛いです。
少し大きいのがいました。ボルネオ固有種のボルネオチャガシラガビチョウ(Chestnut-hooded Laughingthrush)でした。ガビチョウと付くとどうもイメージ悪いですが、この子は綺麗、でも空抜けでちょっと残念。
こちらは新しい種かと思いましたが、ハジロマユヒタキの幼鳥との事。
という具合で、森の中に中々踏み出せません。見晴らしの良いところで待っていると次々現れる感じです。

次回は、公園の道を歩き出して出会った、美しい!とため息の出るノドグロキヌバネドリ、他にハイノドモリチメドリ、ズグロメジロ等をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ノビタキ カワセミ チョウ(キアゲハ、ホシホウジャクなど)/岡山県

2023-10-17 | 中国地方
ノビタキ 2023年10月10日 岡山県井原市

9月28日県北の蕎麦畑にて;何とかソバノビをと県北の蕎麦畑に出かけましたが、あえなく敗退。チョウを収めながら、渡りのコースではないのかな?とか思案しながらもう少し遅い時期でも咲いているところを来季は探そうと諦めました。ソバの花にやって来たのは、ツマグロヒョウモン♀。
キアゲハも。
午後の時間帯にカワセミを待ちました。♂の様ですね。
10月2日地元を巡りましたが、これといった成果がなく、昨年もたくさん咲いて、ホシホウジャクを収めた所に至ると今季もツリフネソウが咲き誇って、ホシホウジャクが飛んでいました。
10月10日県南の田圃にて;ソバノビはうまく行きませんでしたが、ノビタキには会いたいので、毎年やって来る田んぼのポイントに出向くと、やっぱりいました。夕刻の傾いた光の効果を狙って、車を進めると実ったイネの上で採餌中。イネノビでしょうか。
例によって、プリキャプチャーで飛び出しをゲット。
10月12日町内のキャンプ場公園にて;こちらではあまり見ないのですが、1羽だけ見つかりました。虫を捕らえたところでした。
飛び出しを狙ったのですが、中々飛び出さず、辛抱できずに断念。

次回は、ボルネオシリーズに戻って、タビン野生動物保護区から移動したキナバル公園での野鳥達をアップしたいと思います。ミヤマ(ベニ)タイヨウチョウ、チャガシラモリムシクイ、ハジロマユヒタキなどが登場します。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 タビン野生動物保護区 その9/マレーシアヒメアオヒタキ クロアカヒロハシ ムナフムシクイチメドリ キタカササギサイチョウ キゴシハナドリモドキ♀等

2023-10-14 | ボルネオ
マレーシアヒメアオヒタキ♂ 2023年9月4日 ボルネオ タビン野生動物保護区

9月4日午前、タビン野生動物保護区最終日;ここでの最終日となりキナバルへの移動のため、宿周辺のみの散策です。すぐに青色の綺麗なヒタキが登場。マレーシアヒメアオヒタキ(Malaysian Blue Flycatcher)♂です。オオルリによく似た色合いですが、少し可愛い感じと胸の橙色が異なります。背中の青色はオオルリより少し明るい青色ですね。
ペアなのか♀もいました。♂は喉が青色ですが、こちらは橙色でその範囲が広いですね。
続いて、クロアカヒロハシ(Black-and-Red Broadbill)のペアが出てくれましたが、光が強く、木陰で赤色がうまく出ませんでしたが、ヒロハシはなんか戯けた感じで、いいです。
朝早いとやはり色々出ます。ムナフムシクイチメドリ(Bold-striped Tit-babbler)のペアでしょうか。
キタカササギサイチョウ♂が目の前に!近すぎて画角からはみ出しました。
アップにするとまつ毛が見えてなんか可愛いく見えます。
近すぎたのか少し離れて、ペアで暫し、楽しませてくれました。
マレーシアヒメアオヒタキ♂が再び登場。
チョウもいるのですが、鳥に気を取られて、あまり注目しませんが、いない時には、綺麗なチョウを収めます。ホソバオオゴマダラでしょうか。
リゾート内の一風景で、ここに大型ショウビンのコウハシショウビンが以前はよく出ていたとの事。見たかったですね。
タビンでの最後はキゴシハナドリモドキ♀でした。見送ってくれたのでしょう。
4日間ジャングルの中で、様々な野鳥達がでてくれて楽しい思いをしました。それにしてもヤイロチョウは手強いです。

次回は、タビンが一区切りついたので、地元での季節もののノビタキなどをアップしたいと思います。その次にボルネオに復帰します。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 タビン野生動物保護区 その8/ズアオヤイロチョウ シラフサザイチメドリ コシアカモリチメドリ マレーウオミミズク等

2023-10-11 | ボルネオ
ズアオヤイロチョウ 2023年9月3日 ボルネオ タビン野生動物保護区

2023年9月3日午後;ヤイロチョウを探して森の中を巡りますが、中々に手強い。そんな時、シラフサザイチメドリ(Striped Wren-Babbler)が近距離、目線でしかも警戒心ゼロで囀りを続けてくれました。派手な色はありませんが、何といい子でしょう。
カザリショウビン(Banded Kingfisher)の♀が出てくれましたが、頭上、空抜け、遠いの三拍子。♂も見たかったです。ヒイロサンショウクイも同様でした。
一方、コシアカモリチメドリ(Chestnut-rumped Babbler)はチョロチョロ動き回りますが、何とか全身を撮らせてくれました。コシアカというより、ノドグロムナフの方がふさわしい。
森はどんどん暗くなってきますが、捜索を続けて、遂にボルネオ固有種のズアオヤイロチョウ(Blue-headed Pitta)が一瞬ですが、出てくれました。カメラを向けると暗すぎるせいか、オートフォーカスが効かない!慌ててマニュアルで合わせましたが、ちょっとピンボケ。それでも何とか収められたので、良しとします。暗い森に浮かび上がるその姿は本当に綺麗でした。ヤイロチョウだけを求めて飛び回るPitta Chaserの気持ちが少しだけわかる気がしました。
宿に戻って、夜8時に三度目のナイトツアーに。毎度、登場してくれるマレーウオミミズクですが、今回は狩りの様子を見せてくれました。しかも二度も。北海道のシマフクロウと同様に飛びついて、足で捕まえます。
熟睡しているミナミカンムリワシ。微動だにしませんでした。
オオムササビも必ず目にしました。飛ぶところは見えませんでしたが。
ジャコウネコがパームヤシの実を食べようとしているのでしょうか?どうでしょうね。
リゾート内の様子です。こちらは食堂で、その名もタイヨウチョウカフェ。バイキングでしたが、食べやすい味でした。
並んだロッジ。こちらに3泊お世話になりました。
最大の狙いだったズアオヤイロチョウを収められてハッピーでした。それにしても本当に難関です。

次回は、4日目の様子ですが、コタキナバルへ移動のため、ジャングルには向かわず、リゾート周りを散策。マレーヒメアオヒタキやクロアカヒロハシなどに新たに会えました。ご覧頂き有り難う御座います。

ボルネオ紀行 タビン野生動物保護区 その7/アズキヒロハシ クロエリヒタキ シラガシキチョウ等

2023-10-08 | ボルネオ
アズキヒロハシ 2023年9月3日 ボルネオ タビン野生動物保護区

9月3日午前、タビン野生動物保護区にて;シラガシキチョウ(White-crowned Shama)が比較的見やすい所に出てくれました。腹部の橙色と背中の黒色のコントラストが綺麗ですが、名前のシラガは頭冠の白色がアクセントだからでしょうね。でもすぐに引っ込んでしまいました。
クリチャゲラがまた出てくれましたが、スッキリと撮れません。4羽が一緒でしたが、幼鳥の様。
ケラ類として新しく、モリアオゲラ(Crimson-winged Woodpecker)が出てくれましたが、ケラ類はどうもすっきり撮れません。
新たなヒロハシであるアズキヒロハシ(Banded Broadbill)が出現。渋い小豆色ですが‥‥
雨覆は鮮やかな黄色の縞々。英名のBandedはこちらから来たんでしょうね。幅広い嘴の水色も綺麗です。何とか色が出ました。
続いてクリムネアカメヒタキ(Maroon-breasted Philentoma)。ちょっと遠かったですが、アカメの赤目が何とかわかります。ヒタキとついてますが、ヒタキ科ではないです。
ムナフコウライウグイスも2度目ですが、今回も腹打ち。背中の首筋の黄色がわずかに見えます。横から撮らせてよ〜。
クロエリヒタキ(Black-naped Monarch)は、チョロチョロ移動して大変でしたが、時々見やすい所に出てくれたので、必死に連写。頭部から背中の青色が綺麗です。こちらもヒタキとついていますが、ヒタキ科ではなくサンコウチョウに近いようです。
頭部のチョンマゲのような黒い羽がなんか面白いです。
ところで、ジャングルの移動にはトラックの荷台に設置された簡易椅子に座って移動ですが、結構揺れます。オープンなので、写真は撮りやすくていいですね。雨が降ったらずぶ濡れですが、幸いスコールにはここでは会わずに済みました。
昼食にリゾートに戻って、暫しの休憩時間。散策すると草地に再び、アオハウチワドリ。割と近くで撮らせてくれました。
3泊過ごしたタビンWLRです。ジャングルの中にロッジやレストラン等が設置されています。こんな感じですので、周りを歩くと多くの野鳥達に出会えます。
大人数は泊まれませんが、我々以外にも欧米からのお客さんも何組か見受けられました。

次回は同日(9月3日)午後のタビン野生動物保護区ですが、何度も挑戦しているズアオヤイロチョウを何とか収めることが出来ました。他にシラフサザイチメドリ、コシアカモリチメドリや3度目ナイトツアーのマレーウオミミズクの魚取りなどをアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。

ボルネオ紀行 タビン野生動物保護区 その6/アオヒゲショウビン アカエリキヌバネドリ キゴシハナドリモドキ ムナオビオウギヒタキ等

2023-10-05 | ボルネオ
アオヒゲショウビン 2023年9月3日 ボルネオ タビン野生動物保護区

9月3日(第4日目)タビン野生動物保護区にて;朝の5時半から朝食をとり、6時過ぎにはトラックに乗り込んで、ジャングルに向かいますが、昨日とは違うポイント。出発前にリゾート内でキゴシハナドリモドキ(Yellow-rumped Flowerpecker)♂が出てくれました。嘴が少し太く背中の青と腰部の黄色が綺麗で可愛いですが、なんで、和名にはモドキがつくのでしょうね。ハナドリ(Flowerpecker)の一種である事には違いありません。
少し進んで、川で小さな小鳥がチョロチョロしていました。ノドジロミツリンヒタキ(Grey-chested Jungle-flycatcher)と言われたと思うのですが。
ボルネオにアオバトと名前が付くのは5種類いますが、これはチビアオバト(Little Green-Pigeon)で、一番小型です。♂の胸に薄く橙色がついていますね。
こちらは大型のハト、ミカドバト(Green Imperial Pigeon)。大きいので、Imperialなんて付いたんでしょうか。
そしていい感じに後ろが、抜けた所に出てくれたのは、ムナオビオウギヒタキ(Pied Fantail)ヒタキと和名でついてますが、サンコウチョウに近い様です。長い尾羽をしっかり見せてくれて嬉しかったです。
密林の地面を動き回っては、止まって囀るボルネオ固有種のボルネオミノチメドリ(Bornean Ground-babbler)です。すっきりと撮れませんでしたが、胸の白斑が綺麗です。
こちらは随分と地味なその名もムジチメドリ(Brown Fulvetta)特徴のないのが特徴ってやつですかね。小さなたくさんついた垂れ下がった花を盛んに突いていました。
こちらも地味な種類の多いヒヨドリで、エリゲヒヨ(Hairy-backed Bulbul)。
地味な鳥が続いていましたが、やっと派手なのが出てくれました。アカエリキヌバネドリ(Red-naped Trogon)♂です。残念ながら葉っぱの陰から出てくれませんでした。
更に続いてアオヒゲショウビン(Rufous-collared Kingfisher)。背中の青とお腹の橙色が綺麗ですが、こちらも葉っぱの間で見にくい事この上なし。でも暫くじっとしてくれたので、隙間を探して右往左往でした。暗かったですが、何とか全身が撮れました。
そして、今日もクビワヒロハシが出てくれたのですが、全身が綺麗に見えず。移動して全身が見えるも、高い上にモロ逆光。手強いです。
と次々に現れてくれますが、ジャングルの中はスッキリと写真が撮れませんね。ジャングルの中を進むのはこんな感じです。
見上げるポジションが多く、苦労します。でも、時折、綺麗に取れると本当に嬉しいですね。

次回もこの続きで、更に、シラガシキチョウ、アズキヒロハシ、クロエリヒタキなど続々と出てくれました。ご覧いただきありがとうございます。

エゾビタキ/岡山県

2023-10-02 | 中国地方
エゾビタキ 2023年9月26日 岡山県高梁市

9月26日地元町内の弥高山公園にて;今季は福江島への遠征は諦めて、地元のお山でタカの渡りを観察する事としました。ところが、24日の高梁野鳥の会の宇治での観察では、午前中でハチクマがたったの22羽、25日、26日と町内の弥高山に登りましたが、午前中で、ゼロ。あまりにも飛ばないので、途中で、エゾビタキ探しに変更。こちらも多くなかったですが、何とか桜の木の梢で、フライキャッチしているのを見つけました。見上げる空抜けでしたが、例によって、プリキャプチャーで飛び出しを狙いました。

こちらも同様ですが、飛ぶ方向が悪く、後は幹の陰。
ここでは、見下ろすように撮れることがあります。
また、飛び出しを狙います。今回は、垂直下方向に。
キアゲハが飛び回っていましたが、縄張り争いなのか、3頭が縺れ合うように飛んでいたので、カメラを向けました。
それにしてもどうした事か、タカの渡りが地元で、さっぱりになってしまいました。一昨年あたりから数が減ってきているようで、渡りコースが、南にずれたのではないかと推測しています。

次回は、ボルネオ紀行に戻って、第4日目のタビン野生動物保護区での様子をアップしたいと思います。早朝から出動し、前日とは違う新たな鳥たちに遭遇しました。ご覧いただきありがとうございます。

*日本鳥類目録第8版が公表されました。亜種から種に昇格したうちの8種(外来種含む)を観察/確認していたので、ライフリストが8種増えました。