
交尾中のヒョウモンモドキ♂♀ 2025年6月6日 広島県世羅町
6月5日〜6日広島県世羅町で同窓会を兼ねた自然観察会を行いました。世羅町の幾つもある自然保護団体の代表、副代表を努めている学生時代の友人(当時からは想像出来ない!)の案内で、世羅町のゆめ公園をはじめとする観察ポイントを巡りました。
まずは数年前から世羅町で子育てをする様になったコウノトリ。彼らのために立派な鉄塔を用意したのに、さっぱり利用してくれず、民家に接した電信柱に営巣するコウノトリ。タワーマンションに住めるのに路地裏の長屋を愛する粋人?、といった所でしょうか、誰もコウノトリ語を解せないので、その本音はわかりませんけどね。

ちょうど雛の誕生日の様でした。
湿地のあるせら夢公園、ヒョウモンモドキの繁殖飼育が行われていて、その努力には頭が下がります。さて、園内の湿地に案内されると、ちょうどハッチョウトンボの見頃、湿地のあちこちに一円玉ほどの赤い小さな小さなトンボがいます。野鳥用のカメラしか持参しなかったので、やっぱりトンボ撮りには苦労しました。

こちらはキイトトンボ。何と、更に小さなモートンイトトンボを食するそうな。

飛び交っていたハッチョウトンボにレンズを向けると交尾中の♂♀にあぶれ♂がちょっかい出している所でした。

園内で繁殖飼育が行われているヒョウモンモドキ。園内でも飛んでいる姿を目にできます。今日は気温が高いせいか、元気に飛び回って、中々、花に止まりません。やっとノアザミに止まってくれました。♂だそうです。


町内のいくつかのポイントを回って、夜は同窓会。素敵な居酒屋があって、感心しました。学生時代に戻って楽しい夜を過ごすことができました。
さて、翌日は新たな参加者のため、ポイントを再訪問とブッポウソウの観察。ここ世羅町でも多くのブッポウソウ用巣箱が架けられていて、保護活動が行われています。ちょうど産卵時期にあたるので、持参した遠隔カメラで巣箱内を確認すると、順調に4〜5個の卵が並んでいました。


ヒョウモンモドキのポイントで、♀の個体がいました。すると‥‥

♂がやって来て‥‥

交尾と相成りました(実は別の場所ですが💦)。


交尾シーンは珍しいそうなので、友人に写真データを渡しておきました。保護に使ってね。
こちらはハラビロトンボ♂。まだ青色になる前だそうです。

小さな小さなモートンイトトンボをやっと収めました。本当に小さいけれど、キレイですね。

ヒョウモンモドキに似ているけど、こちらはウラギンシジミ。

湿地の食虫植物モウセンゴケがあちこちにありました。小さな白い花がモウセンゴケの花だそうです。何とも可憐な花です。

という事で、世羅の自然を堪能することができました。友人に感謝感謝デス🙏
次回はコスタリカシリーズに戻って、マケンケ生物保護区のボカ タバーダからです。
ご覧いただき有り難う御座います。