ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

マヒワ オオマシコ アトリ 埼玉県民の森

2019-01-26 | 関東地方

マヒワ♂

今シーズン5度目になるでしょうか。他であまり面白いところが少ないせいか埼玉県民の森によく来ています。でも、来るたびに嬉しいオオマシコ+αがあります。今回は、マヒワがタップリ撮れました。そして主役のオオマシコでも枝止まりで、くつろいで、伸びをしているシーンを収めることができました。
さて、森に到着後ポイントに向かって歩いていると少し離れたケヤマハンノキに小鳥が群れています。おっ!マヒワではないかと、そっと近づき順光側に回って待っていると来ました来ました。20羽足らずの群れでしたが、一生懸命ハンノキの実をつついていました。
先ずは、♀から。

左が♂、右が♀です。♂は顔からお腹の黄緑色が綺麗ですね。

全身がよく見える位置に来たオスを狙います。すると偶然、飛び立ってすぐそばの枝に移り、運よく飛翔を撮ることができました。





しばらく近くで実を食していましたので、タップリ、やっぱり♂中心に撮らせてもらいました。


オオマシコのポイントに着くと、カメラマンはさすがに少なくなっていました。それというのもなかなか主役が登場してこないせいでしょうか、あるいは、みなさんタップリ撮られて満足されたんでしょうか。この日は登場時間が最も遅い11時半近くでした。カラ類もなかなかやって来ず、やきもきしましたが、最初にカラ類が現れ、アトリが続いて登場すると安心して出てきました。まずは、アトリです。



そして主役のオオマシコ登場です。


今回は、しっかり枝止まりが撮れて良かったです。



枝で静かにくつろいでいるようで、見ていると伸びを始めたので、慌ててシャッターを切りました。図鑑のように、初列風切、次列風切、初列雨覆、大雨覆などがよくわかります。


そして、近くでくつろいでいた♀も伸びをしてくれ、両方撮れるという嬉しい特典付きでした。


♂♀すぐそばに並んでくれると大きく写るんですが、少し離れてツーショット!

午後は、人も少なく、鳥も落ち着いて、ゆっくり撮ることができます。


次回は、またまた県民の森のオオマシコですが、1月31日に降った雪は、麓ではほとんどなかったものの、山の上では、しっかり積もってました。そこで、翌々日の2月2日の雪とオオマシコです。誰かが、雪マシコなんて、すてきな言い方をしていました。来週道東に遠征してきますので、アップは少し遅れると思います。

ルリビタキ トモエガモ キクイタダキ ニシオジロビタキ 東京都/埼玉県 狭山丘陵

2019-01-20 | 関東地方

ルリビタキ♂成鳥

今回は、我がフィールド狭山丘陵で昨年の12月から1月の間に撮り収めた野鳥たちをアップします。
先ずは、今シーズン狭山丘陵のあちこちで会うことができたルリビタキの♂です。最初の個体は、羽に茶色味がなく、白い眉斑がまあまあ長めなので、4歳より上ではないかと思います。番号では、そっけないので、富士鷹なずびさんの命名法をお借りして、るり太郎くんと呼ばせていただきます。明るいところに出てくれるので、太陽光線が良く当たり、瑠璃色が輝きます。




次は、まだ綺麗に撮れていないので、一枚だけのアップです。少し逆光気味ですが、色は比較的綺麗です。るり太郎より少し若いような気がするので、るり次郎と呼ぶことにします。

3番目の個体は、ニシオジロビタキと一緒に出てきますが、少し茶色味があるので、一番若いと思われ、るり三郎と呼ぶことにします。


鶲続きで、先週のニシオジロビタキのポイントに翌週も出かけて、収めました。可愛いので、ついつい‥‥。







次は、小鳥続きで、今シーズン冬鳥が少ない割にあちこちで出ているキクイタダキが、狭山丘陵にも来ていました。手強い相手で、なかなかこれというのが撮れませんが、なんとかおさまってくれたものです。どうやら2羽いるようで、そのうち1羽は、黄色の冠の中に赤い羽根が見えるので、♂のようです。







最後は、狭山湖にやって来たトモエガモ9羽です。近年、狭山湖のカモは飛来数が少なくなってきているようですが、時に変わったのが入ってくれます。



次回は、今シーズン良く出かける歳玉県民の森でのマヒワとオオマシコ、アトリをアップする予定です。

ニシオジロビタキ ルリビタキ クマタカ 東京都/埼玉県

2019-01-14 | 関東地方

ニシオジロビタキ

1月12日〜14日の三連休、初日のヤマドリで気分良く、次の日もいけるかとクマタカのポイントに出かけました。なかなか出てくれませんでしたが、お昼頃やっと登場。遠かったですが‥‥‥。
成人式の14日、出かけたフィールドで会った知り合いのKさんからニシオジロビタキの情報をいただき、即日駆けつけました。幸い出ずっぱりで、久しぶりにニシオジロビタキに会うことができました。Kさんありがとうございます。
先ずは、13日のクマタカです。寒い中辛抱強く待った甲斐があり、遥か彼方でしたが、お昼頃なんとか出てくれました。


そのうち、もう1羽、多分相方が現れ、ランデブー飛行。営巣の準備でしょうか。今シーズンの繁殖を期待します。


比べると大きさが全然違うのですが、ハシブトガラスは果敢にクマタカに挑みます。

そして14日のニシオジロビタキ。上尾筒が灰色、下嘴がオレンジ、地鳴きが、ヒッ、ヒッ、ジリリリと聞こえるので、ニシオジロビタキの図鑑通りの特徴が揃っていました。さらに大雨覆の先端が白いので、幼鳥のようです。今シーズン冬鳥は少ないけれど、ニシオジロビタキはあちこちで出ているようですね。

飛び立つ寸前が写せました。風切羽がよく見えます。

よく出てくれたので、たっぷり写させてもらいました。





着地前の瞬間です。腿(すね)が白い毛に覆われて、跗しょが黒いのが良くわかります。

尾羽を上げて、特徴的なポーズを見せてくれます。

ルリビタキも現れます。まだ、羽に茶色味があり、完全な成長羽になってないので、第3回冬羽でしょうか。





次回は狭山丘陵で出会ったルリビタキやトモエガモ、なんとか写真に収まってくれたキクイタダキと追加のニシオジロビタキなどをアップする予定です。

ヤマドリ オオマシコ アトリ コガラ ヤマガラ 埼玉県

2019-01-12 | 関東地方

ヤマドリ♂

オオマシコのポイント埼玉県民の森に2019年の年が明けて、初めて登ってきました。今シーズンは相変わらず2羽と少ないけれども、散々撮ったのでもういいところですが、新たに入っていないかとか、ヤマドリに会えないかと期待して、つい足が向いてしまいます。その甲斐あって、ついに途中の林道でヤマドリに遭遇しました! おまけに飛び立っても、近くの木に止まってくれ、その上尾の長い♂でした。枝被りですがなんとか写真に収めることができました。これまで、何度か見たりホロ打ちを聞いたことはあるのですが、写真は皆無でした。ヤマドリの初撮りで、うれしい限りです。今シーズンは鳥が少ないものの幸先の良いスタートです。

枝の上は苦手なのかバランスを崩した時に羽の裏側が見えました。

さて、ポイントに着くと鳥友Kさん達のみ。どうも出現時刻が遅いのを見越して、みなさんゆっくり来るようです。しばらく、3人でやってくるカラ類や、やっと慣れてきたアトリを撮りまくっていました。
先ずはヤマガラです。

続いてアトリですが、♂の頭部も少し黒みが増してきている個体もいるようです。



コガラもよくやってきます。

ポイント近くで待機しているアトリを上から撮ると腰の白さが目立ちます。

アトリの♀を枝止まりしているところを狙います。

アトリ♂も枝止まりを。


向き合っていますが、場所争いでしょう。睨み合っている、のほうが正確でしょうか。

地面に降りたところです。角度によっては、頭部が随分黒く見えます。

ピントはドンピシャではないですが、飛び立ちです。

そんなことをしているとやっと主役の登場です。今回の登場時間は10時過ぎでした。相変わらずのオオマシコ♂♀ですが、ペアなんでしょうかね。






2羽が一枚に収まったところですが、♂にフォーカスは合わせました。




次回は、ある場所でのニシオジロビタキとルリビタキ、クマタカをアップする予定です。



ホシムクドリ/ミヤマホオジロ カシラダカ 岡山県笠岡干拓地/高梁市 

2019-01-06 | 中国地方

ミヤマホオジロ

お正月休みを7日迄取り、実家のある岡山県高梁市で過ごしました。といっても、雑用が多く、鳥見に専念はできませんでしたが、時間を作って、出かけてきました。今年は、どこも鳥が少ないとの嘆き節が聞こえてきますが、御多分に洩れず、岡山県でも少なかったです。しかし、西日本では、どちらかといえば普通種のミヤマホオジロ、カシラダカ、ベニマシコ、ルリビタキ、ジョウビタキ、オシドリなどの冬鳥に会うことができました。しかし、数が少ないせいか実家から歩いて行ける場所では、鳥影が薄く、ミヤマホオジロは見つかりませんでした。そして、半日ですが、実家から車で1時間足らずの笠岡干拓地にも出かけてきました。今年は、昨年のようなクロヅル、カナダヅルといった目玉はなかったので、ホシムクドリを専ら探してみたところ、驚いたことに、50羽以上の群れがいました。年々数が増えているようで、以前は、ムクドリやツグミの群れに混じっていたのが、単独で50羽以上もいるとは正直びっくりしました。
先ずは、実家から車で15分足らずの山の中の小さなダム湖での成果です。カメラマンはもちろん、人っ子一人いない静かな環境のせいか、鳥との距離が遠かったです。鳥たちは人馴れしてないせいか、恥ずかしがり屋が多かったですね。また、人には会いませんでしたが、今年の干支のイノシシには会いました。
最初のミヤマホオジロは驚いて飛び立ったものの、こちらの様子をうかがっている♂です。ちょっと遠いです。

今回はほとんど驚いて飛び出したものばかりですが、唯一地面でお食事中のミヤマホオジロです。


次は、驚いて飛び出したのですが、すぐ目の前で、しばらくいてくれたミヤマホオジロの♀です。

驚いて飛び出したのですが、湖側で見下ろすように湖面をバックにしてくれたミヤマホオジロ♂です。


同じく緑を映した湖面をバックにしてくれたミヤマホオジロ♀です。


ミヤマホオジロによく似ているカシラダカですが、こちらの方が少し臆病なようで、驚いて飛び立つとすぐに遠くに飛んで行ってしまい、なかなか被写体になってくれません。が、中には、近くでしばらく止まって様子を見ているカシラダカもいます。


1月6日午前は、笠岡干拓地に出かけて来ました。広大な干拓地は、畑や、牛舎が並んでいますが、その間を車で巡回します。今年は、なぜかタゲリの姿が見えず、猛禽類もチョウゲンボウを見たのみでした。
ツグミやムクドリとは、独立して、どうやらホシムクドリのみの単独群で行動していたようで、黒い小鳥の群れが飛び交っていたので、近づき、畑から飛び立つところを写真に収めました。写真に写ったその数49羽がカウントできました。

少しトリミングしたホシムクドリの群飛です。




畑から飛んで電線に止まって並んだところです。写真に写ったその数は39羽でした。

ちょっとトリミングしてみました。

近くの電線に止まっていた2羽のホシムクドリです。曇りで白抜けですが。

電線から飛び出したところです。

次回は、1月12日に出かけた県民の森でのオオマシコ、アトリなどと思いがけず初めて写真に収めることができたヤマドリ♂をアップする予定です。

2018年総集編 〜初めて出会った鳥たち・ライファー編〜

2019-01-01 | まとめ編等
明けましておめでとうございます。本年も本ブログをご贔屓にお願いいたします。さて、新年早々は、昨年初めて出会った鳥たち(ライファー)をお送りします。外来種を含めて29種類ありました。それは40年ぶりに沖縄地方に出かけたためですが、鳥見のために行くのは初めてでしたので、15種もライファーをゲットしました。おかげで、ライフリストは350種を超えることができました。2021年には、なんとか国内種400を超えたいと思っています。ということで、写真に収めることができないものもありますので、26種のMyライファーをご覧ください。
まずは、初春らしく、おめでたいツルが2種岡山県の笠岡干拓地に飛来していたので、実家に正月で戻っていた時に収めました。クロヅルとカナダヅルです。

渡良瀬に出かけた際のコウノトリです。野田市からやってくる「ヒカルくん」のようです。

3月に石垣島と西表島に遠征し、11種ものライファーをゲットしました。まずは、石垣島のムネアカタヒバリです。

そして、八重山3点セットと言われる石垣島のズグロミゾゴイです。

西表島では、ナイトツアーで森のあちらこちらで鳴いているリュウキュウコノハズクをゲット。

ツバメもいますが、少し色が濃い西表島のリュウキュウツバメです。石垣島でもたくさんいます。

西表島では、上空を帆翔するオオノスリを見ました。高いところを飛んでいますが、なんとかカメラに収まってくれました。

同じく西表島の芝生の上には、マミジロタヒバリが5、6羽いました。

八重山3点セットの一つムラサキサギ、結構警戒心が強いのですが、西表島でツアーのバスの中から間近に撮らせてくれました。

3点セットのトップでしょうか、カンムリワシです。3月は、ハイシーズンのようで、西表島でも石垣島でもそこらじゅうで見かけました。

暗くなりかけた西表島の宿のすぐそばの田んぼにリュウキュウヨシゴイがいました。

10年ほど前から、石垣島に分布を広げてきたカタグロトビです。運良く間近を飛翔してくれました。

お腹が全部緑色の八重山のズアカアオバトです。電線どまりばっかりでしたが、石垣島で、唯一枝止まりで撮らせてくれました。

3月には、本当にそこらじゅうで見かけたシロハラクイナです。石垣島の御嶽の石垣の上をお散歩中でした。

外来種といっても、台湾から自然分布でやってきたのではないかと思われるインドハッカです。その名の通りインド原産です。

そして、5月下旬、比較的身近にいるのに、結構会えないオオコノハズクに会いに群馬県まで行ってきました。ヒナは無事巣立ったとのことです。

初の茨城県の大洗からフェリーで苫小牧に行く大洗航路で6月初旬の太平洋の鳥たちを堪能し、見事オオトウゾクカモメに何回も会うことができました。

八丈島航路では、会えなかったコアホウドリにたっぷり会えました。結構な数でした。クロアシアホウドリとのランデブー飛行もなかなかでした。

9月に今年猛威を振るった台風で飛ばされて来たのか、千葉県の片貝漁港に長い間居着いていたオオグンカンドリの勇姿を堪能させてもらいました。

10月与那国島に初めてツアーで秋の珍鳥を求めて出かけてきました。その甲斐あり5種のライファーをゲット。まずは最初の石垣島で出会ったジャワアカガシラサギです。

与那国島に渡ると鳥相が違います。ベニバトは♂♀で並んでくれました。

幼鳥ですが、マダラチュウヒがその美しい姿を存分に楽しませてくれました。

9月ならもっといたのでしょうが、アカハラダカ幼鳥を1羽だけ見ることができました。

そして今回の目玉ともいうべきハイイロオウチュウがなんども現れてくれましたが、写真は超難関でした。

与那国島の2週間後、一転北の地に出かけ、やってくる冬鳥を待ち受けました。2017年に伊豆沼に出かけた時には、会えなかったシジュウカラガンと十勝平野でご対面できました。

次回はお正月に岡山の実家で収めたミヤマホオジロと50羽近くはいたであろうホシムクドリをアップする予定です。